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3年次対象ゼミ

2014年2月10日

今週は、今年度最後のゼミになります。HMさんに「ジャカルタの洪水」というテーマで報告してもらい、議論を行いました。

今後、このような小論文をいくつか書き上げ、最終的に卒業論文の作成にまで持って行きたいと思います。論文の書き方については『大学生と留学生のための論文ワークブック』(くろしお出版、1997)の論文編I「論文ってどんなもの?」(pp.23-50)を改めて読み直しておいてください。

春休みの宿題は、卒業論文のテーマに関わる参考文献リストを作成、新学期最初のゼミの時間に提出することです。リストのフォーマットは、参考文献一覧の書き方を参考にしてください。

それでは、新学期に再会しましょう。

2014年2月 3日

今週は、IcYさんに「「移動する子どもたち」のアイデンティティについての考察」というテーマで報告してもらい、議論をおこないました。

次回は、今学期最後のゼミとなります。

2014年1月27日

来週はIkYさんに「インドネシア・イスラームの今後の展望:インドネシアはイスラーム国家へ向かうのか」というテーマで報告してもらい、議論をおこないました。

次回はIcYさんに「「移動する子どもたち」のアイデンティティについての考察」というテーマで報告してもらう予定です。

2014年1月20日

今週は今年最初のゼミとなります。今週からは、冬休み課題の小論文をもとに毎週1名に発表をしてもらい、内容と形式の両面から議論をします。

今週はNTさんに「日本のインドネシアに対する政府援助(ODA)にとって、なぜインドネシア政府のガバナンスが重要とされるのか」というテーマで報告してもらい、議論を行いました。

来週はIYさんに「インドネシア・イスラームの今後の展望:インドネシアはイスラーム国家へ向かうのか」というテーマで報告してもらう予定です。

2013年12月16日

今週は、先週に引き続き、以下の文献の後半の書評レジュメを報告してもらいました。

Anthony H. Jones. Islamization in Southeast Asia: Reflections and Reconsideration with Special Reference to the Role of Sufism. Southeast Asian Studies 31, no.1 (June 1993): 43-61.

内容的に理解が難しい部分があったと思いますが、東南アジアのイスラームを特別扱いしないという著者の主張は読み取ってもらえたと思います。

来週12月24日(火)は月曜日振替授業日に予定されていますが、出張のため休講とします。したがって、次回は来年1月20日(月)になります。

来週の休講の代わりに5000字小論文の課題を出します。A4判片面3-4枚で5,000字(図表・参考文献一覧は含めない)の小論文を作成し、次回1月20日(月)に提出してください。

テーマは卒論に関連のあるものを自分で1つ選んでください。もしテーマが思いつかない場合は、次のいずれか1つを選んでもかまいません。

1) インドネシアの首都ジャカルタで(今年も含めて)洪水がなぜ頻発するのかを、自然条件と社会条件の二面から説明する。
2) 日本のインドネシアに対する政府援助(ODA)にとってなぜインドネシア政府の「ガバナンス」が重要とされるのかを説明する。
3) 日本のAKB48の姉妹グループとしてインドネシアでJKT48が結成された、インドネシアではどのように受け入れられているのかを明らかにし、今後の成功の可能性を考察する。

論文を作成するにあたっては、以下の配布物「論文チェックリスト」と「(剽窃をしないための)正しい引用/参照の方法」と「参考にすべきブログ記事」をよく読んで、参考にしてください。ただし、「論文チェックリスト」に挙げられている「前要素」は不要ですが、本体の序論・本論・結論の3部構成にしてください。

■今週の配布物(PDF)
論文チェックリスト
正しい引用の方法

■参考にすべきブログ記事(リンク)
3年次ゼミで学ぶこと (とくに、2.論文の作成にかかわる技法と3.論理的な日本語を書く技法)
引用の方法
卒論の本文の中で参照する方法
卒論の参考文献一覧の書き方
新・ウェブページの引用方法 (作成中)

2013年12月 9日

今週は、インドネシアへのイスラームの伝来に関する以下の論文について前半(p.48まで)の書評レジュメを報告してもらいました。

Anthony H. Jones. Islamization in Southeast Asia: Reflections and Reconsideration with Special Reference to the Role of Sufism. Southeast Asian Studies 31, no.1 (June 1993): 43-61.

次回は、後半の書評レジュメを報告してもらいます。参加者はレジュメを提出できるように準備しておいてください。

2013年12月 4日

今週は、インドネシアのイスラームの現状について以下の論文の書評レジュメを報告してもらいました。

Martin van Bruinessen. Indonesian Muslims and their Place in the Larger World of Islam. In Indonesia Rising: The Repositioning of Asia's Third Giant. Anthony Reid ed. Singapore: The Institute of Southeast Asian Studies. 2012.

次回は、インドネシアへのイスラームの伝来に関する論文について書評レジュメを報告してもらいます。

2013年11月18日

今週は、イスラーム神秘主義についての論文の講読を始める前にイスラームの基本的な概念について全員で検討しました。使用したテキストは『岩波イスラーム辞典』の「スーフィズム」「聖者」「イスラーム主義」「ウラマー」の4項目です。

次週11月25日は外語祭の片づけ日なので、次回のゼミは12月2日です。指定した論文2本の書評レジュメを用意してきてください。

2013年11月11日

今週は、HMさんに「インドネシア人観光客を呼び寄せる日本のツーリズムの動向」についての報告、IYさんに東京学芸大学海外子女教育センター・帰国子女教育問題研究プロジェクト「序章 歴史的展望による帰国子女教育問題」『国際化時代の教育―帰国子女教育の課題と展望』(創友社、1986、pp.12-31)の書評レジュメの報告をしてもらい、ゼミ内で議論を行いました。

HMさんはムスリム観光客を受け入れる日本側の体制について、IYさんは今回の1986年の報告に基づいて現在の状況についてさらに研究を進めることになりました。

次回からはイスラーム神秘主義についての論文の講読を進めます。テキストについてはメーリングリストでお知らせする予定です。

2013年11月 7日

今週の読解は、11月7日(木)が月曜日授業振替日になったので、木曜日に行いました。

今週は、OAさんにフランキ・ラデン・スリヨダルマ・ノトスディルジョ「(ポスト)モダンの世界に生きるガムラン」(『言語文化』25号, 明治学院大学言語文化研究所紀要, 2007年, pp.146-159)の書評報告、IYさんに卒論のテーマについての報告をしてもらい、ゼミで議論を行いました。

次回は、HMさんとIYさん(書評レジュメ)の報告を予定しています。

2013年10月28日

今週は、NTさんに臼井隆一郎『コーヒーが廻り世界史が廻る―近代市民社会の黒い血液―』(中公新書、1992年)の書評レジュメと卒論テーマについて報告してもらい、議論を行いました。続いて、IYさんに西野節男編『東南アジア・マレー世界のイスラーム教育―マレーシアとインドネシアの比較―』(東洋大学アジア文化研究所・アジア地域研究センター、2010年)の書評レジュメについて報告してもらいました。

次回はKRさん、OAさん、IYさんに報告してもらう予定です。

2013年10月21日

今週は、SRさんに『インドネシア社寺建築史』第1章のレジュメを報告してもらいました。また、テーマは、チャンディの浮彫などに現れるガルダやマカラなどの動物イメージについてに絞り込みたいという説明をもらいました。

次回は、NTさんとKRさんに報告をしてもらう予定です。

2013年10月16日

今日10月16日(水)は月曜日授業振替日でしたが、台風26号の影響で全学休講となりました。次回は10月21日(月)になります。

2013年10月 7日

秋学期最初の授業です。夏季休暇中には研究テーマに沿った文献のリストを作成し、その中の文献の一点以上を読んでレジュメを作成することを課題としていました。今週は全員に簡単な状況報告をしてもらいました。次回から、順番に個別に報告をしてもらいます。

なお、次回は月曜日授業振替日である10月16日(水)になりますから、注意してください。

2013年7月22日

今週は春学期最後の授業です。5人の出席者に各自に夏休みの研究計画を報告してもらいました。

それでは、充実した夏休みを過ごしてください。

2013年7月16日

今週は、火曜日に月曜日の振替授業が行われました。イスラームと観光についての論文として橋本和也『観光人類学の戦略:文化の売り方・売られ方』(世界思想社、1999)第3章「「聖なる旅」と観光」の書評レジュメについて報告してもらい、議論をおこないました。

第3章で著者は巡礼をファン・ヘネップの通過儀礼の一種と位置づけ、その中の「移行」過程におけるターナーのコミュニタスに着目して、このような巡礼の集団性こそが個別性を基礎にする観光を巡礼と区別する要因であると論じています。

次回は、夏休みの研究計画について発表してもらいます。夏季休暇中には研究テーマに沿った文献のリストを作成し、その中の文献の一点以上を読んでレジュメを作成することを課題としますので、そのための準備として研究計画をまとめて来てください。

2013年7月 8日

今週は、川端隆史「グローバル・ハラール・マーケットへの挑戦―多民族社会マレーシアの国家戦略」(床呂郁哉ほか編『東南アジアのイスラーム』第15章)の書評レジュメを報告してもらい、議論をおこないました。

マレーシア政府のハラール政策が、マレーシア国内の民族「内」関係および民族「間」関係にとって有効に働く(少なくとも否定的には働いていない)こと、ハラール政策の形成には国内の要因とともに国外の要因も考慮すべきことなどが確認できました。

次回は、イスラームと観光についての論文を読む予定です。論文が決まり次第、お知らせします。

2013年7月 1日

今週は、富沢寿勇「連携と競合―ハラール産業のグローバル基準をめぐる現状と課題」(床呂郁哉ほか編『東南アジアのイスラーム』第14章)の書評レジュメを報告してもらい、議論をおこないました。

民間の基準と政府の基準を比べた場合、政府の基準の方が比較的緩やか(最小必要条件)となる傾向があることが予想されました。このことから、グローバルな基準の策定にあたっては、参加する諸政府が合意できるもっとも緩やかな条件が選ばれることが予想されます。したがって、グローバルな基準の策定にあたって、早い段階から日本政府が参加することが望ましいという結論になりました。

なお、同書の第16章(福島康博「拡大するマレーシアとインドネシアのイスラーム金融」)は、議論でも取り上げたイスラーム金融について扱っているので、参考にしてください。

次回は、川端隆史「グローバル・ハラール・マーケットへの挑戦―多民族社会マレーシアの国家戦略」(床呂郁哉ほか編『東南アジアのイスラーム』第15章)の書評レジュメを報告してもらい、議論をおこないます。

2013年6月24日

今週は、小林寧子『インドネシア:展開するイスラーム』の第1章の書評レジュメを報告してもらい、議論をおこないました。アラビア語から語彙の借用、タレカットの役割、ジャウィ文字の使用といったトピックが出されました。

このあとは、ハラール産業に関する論文を読んでいきます。次回は、富沢寿勇「連携と競合―ハラール産業のグローバル基準をめぐる現状と課題」(床呂郁哉ほか編『東南アジアのイスラーム』第14章, 東京外国語大学出版会、2012年)の書評レジュメを報告してもらい、議論をおこないます。

2013年6月17日

今週は、小林寧子『インドネシア:展開するイスラーム』(名古屋大学出版会,2008年)の序章の書評レジュメを報告してもらい、議論をおこないました。

インドネシアにおける「改革派(近代派)」と「伝統派」についての基本的な理解を前提として、アダット(慣習)とイスラームの関係について議論をおこないました。

次回は、小林寧子『インドネシア:展開するイスラーム』の第1章の書評レジュメを報告してもらい、議論をおこなう予定です。

2013年6月10日

今週は、青山亨「東南アジアにおけるイスラームへの視点」(南太平洋海域調査研究報告No.43、2006年)の書評レジュメを報告してもらい、議論をしました。

次回は、小林寧子『インドネシア:展開するイスラーム』(名古屋大学出版会,2008年)の序章の書評レジュメを報告し、議論をする予定です。

2013年6月 3日

今週は、YMさんとYTさんに関本論文の書評レジュメを報告してもらい、議論をおこないました。

次回からは、イスラーム関連の論文として、青山亨「東南アジアにおけるイスラームへの視点」(南太平洋海域調査研究報告No.43、2006年)、小林寧子『インドネシア:展開するイスラーム』(名古屋大学出版会,2008年)の序章と第1章の書評レジュメを作成し、報告および議論をすることにしました。各自、準備をしてきてください。

なお、今日のゼミに欠席した人は、テキストについて相談があるので633研究室に来てください。

2013年5月27日

今週は、最初に先週の講演会のレポートを提出してもらいました。

その後、先々週に引き続き、関本照夫「東南アジア的王権の構造」についての書評レジュメの報告の検討をおこないました。

次回は、関本論文の書評レジュメの報告の続きと、新しい論文の書評レジュメの報告をお願いします。新しい論文のテキストについては、決まり次第メーリングリストを通じてお知らせします。

2013年5月20日

今週の3年次ゼミは、ディック・ファン・デル・メイ先生による講演「インドネシアのイスラー・ミウラージュ物語」への参加をもってゼミ出席に代えます。講演に参加した人は、A4判1枚のレポートを提出してください。提出をもって出席と認定します。

2013年5月13日

今週は関本照夫「東南アジア的王権の構造」の書評レジュメを提出してもらい、議論をおこないました。銀河系的政体、パトロン-クライアント関係などについて、より深い理解ができたことと思います。

なお、来週のゼミは、ディック・ファン・デル・メイ教授(ライデン大学)による講演「インドネシアのイスラー・ミウラージュ」への参加をもってゼミ出席に代えます。講演に参加した人は、A4判1枚のレポートを提出してください。提出をもって出席と認定します。詳細は別ページに掲載する予定です。

再来週の5月27日は、引き続き、関本照夫「東南アジア的王権の構造」についての書評レジュメの報告の検討をおこないます。今週休んだ人は書評レジュメを用意して参加してください。

2013年5月 2日

今週は木曜日に月曜日振替授業をおこないました。

連休の中日のせいか、出席者は4名でした。アンダーソン『想像の共同体』第3章の書評レジュメを報告してもらい、議論をおこないました。ナショナリズムについてのかなり深い議論ができたので良かったと思います。現代の日本の状況を考えるうえでも参考になったようです。

次回は5月13日です。少し趣を変えて、インドネシアの社会のありようを歴史的に遡って考えようとする関本照夫「東南アジア的王権の構造」を読みます。テキストの入手方法についてはメーリングリストでお知らせしました。

いつものように書評レジュメを作成して、ゼミに準備してきてください。

それでは良い連休を過ごしてください。

2013年4月22日

今週は、ベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』の序章について書評レジュメを報告してもらい、議論をおこないました。

議論の中で、nation(国民)という集団レベルでの意識と、identity(自己同一性)という個人レベルでの意識とは区別する必要があること、nationとは別にstate(国家)という概念を導入することが有意義なことが明らかになり、とても有益でした。

次週5月2日(月曜日の振替日)には第3章の書評レジュメを報告してもらう予定です。

2013年4月15日

今週は、「観光=植民地主義のたくらみ」の書評レジュメの報告に基づいて、ゼミの中で議論をおこないました。バリの事例を通して、「伝統文化」がけっして本質的に(永劫の過去から不変の伝承という意味での)伝統的ではないこと、しかし、そのことをもって「文化」の価値を減ずるものではなく、そもそも「文化」とは外来要素の導入や新規な改変のなかから作り上げられてきたものであることが明らかになりました。一方、文化が観光の対象となることの功罪についても議論がでました。「文化」のとらえ難さを感じてもらえれば幸いです。

次回の課題は以下のとおりです。

ベネディクト・アンダーソン『増補版 想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行』(NTT出版社、1997年)の序章と第3章「国民意識の起源」

今週の議論でも取り上げられた「国民」について議論する材料になるはずです。テキストは633のドアボックスに用意しておきます。序章は4月22日、第3章は5月2日(振替日)のゼミでそれぞれ報告してください。

2013年4月 8日

新年度最初のゼミでは、卒論制作にいたるまでの流れを説明したあと、受講生の希望している研究テーマについて語ってもらいました。現時点ではまだ広いテーマでもかまいませんが、夏休みに入る時までにはある程度絞り込んでおくようにしてください。

春学期では、基本的に、インドネシアに関連する論文の書評レジュメを報告して議論を進めていくことにします。最初の課題は以下のとおりです。書評レジュメ作成のガイドラインにしたがってレジュメを作成し、次週のゼミで報告してください。

永渕康之「観光=植民地主義のたくらみ―1920年代のバリから」山下晋司・編『観光人類学』新曜社、1996年、pp.35-44.

          

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