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3年次対象ゼミ

2016年1月26日

2016年1月26日にアクティブラーニングの一環として第1回ブラタオヤマを実施しました。今回のお題は「江戸の水」でした。

最初に、集合地点の東京水道歴史博物館を観覧しました。ここから、江戸時代の神田上水の流れを上流に向かって辿りました。まず、神田川上水が神田川を越えていた木樋の跡を探し、そこから小石川後楽園を訪問しました。小石川後楽園は江戸時代の水戸徳川家の屋敷があったところで、この中を神田川上水が流れていました。さらに、今は道路になっている神田上水の跡を辿り、白堀跡が展示されているのを発見しました。最後に、神田川から上水が引き込まれていた大洗堰跡に到着しました。松尾芭蕉が役人としてこの近くに住み込んで神田上水の改修工事に従事していたと知って驚きました。ここから、メトロで江東区の横川に移動し、たばこと塩の博物館を見学しました。

このあと両国に移動し、ちゃんこ鍋を囲んで懇親会を開きました。

2016年1月18日

今週は、Kさんに冬休みの宿題に基づく報告をしてもらいました。その後、Oさんに卒論のテーマにそった中間報告をしてもらう予定でしたが、都合で出席できなかったので、送ってもらった資料にもとづいて簡単な議論を行いました。

今学期のゼミは今週で終わりです。進級するする人も留学する人も、それぞれ充実した冬学期を過ごしてください。

2016年1月 7日

今週は、月曜日の授業振替日として、今年最初の授業でした。

冬休みの宿題に題した書評レジュメを提出してもらい、HさんとIさんに内容について報告してもらいました。

続いて、Kさんに卒論のテーマにそった中間報告をしてもらいました。

次回は、11月11日が休日なので、11月18日になります。Kさんに報告の続き、Oさんに卒論のテーマにそった中間報告をしてもらう予定です。

2015年12月21日

今週は、始めに映像資料『プラネット・べービーズ インドネシア・バリ島 母となる日』(NHK、2011年2月24日放送、29分)を見て、バリの慣習についての理解を深めました。

続いて、Aさんに、インドネシアの言語政策(とくに言語教育政策)についての報告をしてもらい、議論をおこないました。

今年のゼミは今週が最後です。次回、冬休み後の最初のゼミは2016年1月7日(木)にあります。木曜日ですが月曜日の授業振替日になるので注意してください。

冬休みの宿題を出します。メーリングリストでお知らせする論文について書評レジュメを作成してください。あわせて、その論文に見られる、論文の4要素「問い」「答え」「理由」「根拠」を整理してください。次回のゼミの時間に提出してください。

2015年12月14日

今週はパソコン教室で、レポート作成に必要なMicrosoft Wordの使い方を学びました。卒論作成に必要な技能については来年学ぶ予定です。

次回は、通常通り425教室でゼミを行います。

今週の配付資料は以下の2点です:
ワード使いこなし-#01レポート
ワード使いこなし-#02論文

パソコン教室では以下の練習用ファイルを使いました:
ワード使いこなし-#03練習

2015年12月 7日

今週は、Iさんに、バタック人の伝統家屋について報告をしてもらいました。とくに、犬山市の野外民族博物館リトルワールドに展示されているトバ・バタック族の家屋を実際に訪問して調査した様子を話してもらいました。

次回は、261パソコン教室を使って、卒論に必要なWordの使い方についての研修をおこないます。みなさんが普段から抱いているWordについての悩み、あるいは、Wordでこんなことができないのかといった疑問も受け付けますから、自分の経験をふり返っておいてください。

2015年11月30日

今週は、Hさんに、バリ人の名前の研究に関連して、インド人の名前の構成およびテクノニミーについての報告をしてもらい、議論をしてもらいました。いろいろな観点からのコメントがあり、有益だったと思います。

次回は、Iさんに、リトル・ワールドでの調査を踏まえて、バタックの伝統家屋についての報告をしてもらう予定です。

2015年11月16日

今週は、Oさんに『概説インドネシア経済史』の第3部と第4部の書評レジュメを報告してもらい、内容についてゼミ内で議論を行いました。

今後は、繊維産業についてさらに深く調べてもらうことにしました。

次週11月23日は祝日で外語祭のため休講となりますから、次回のゼミは11月30日です。

2015年11月 9日

今週は、最初に、アジア・アフリカ言語文化研究所で現在開催されている「アジア諸文字のタイプライター展」をゼミとして観覧しました。先週のゼミでインド系文字が話題になったところなので、興味深かったです。

そのあと、教室に戻って、Kさんにインドネシア人のセクシュアリティについて、東南アジアの性産業に関するILOの報告書に基づいた報告をしてもらいました。

次回は、Oさんに報告をしてもらう予定です。

2015年11月 2日

今週は、Aさんにジャワ語について報告してもらい、議論を行いました。

ジャワ語の文字、発音の特徴、インドネシア語と似て異なる文法など興味深い論点が出ました。

ジャワ語がインド系文字であることから、次回のゼミでは、最初に、アジア・アフリカ言語文化研究所で現在開催されている「アジア諸文字のタイプライター展」をゼミとして観覧することにしました。11月9日は16時に展示室の前に集合してください。そのあと、教室に戻って、Kさんにインドネシア人のセクシュアリティについての報告をしてもらう予定です。

2015年10月26日

今週は、Iさんにトバ・バタックのカトリック教会GKIPに見られる宗教的シンボルについて報告してもらいました。

使用した文献は以下のとおりです。
・Ronald H I Sitindjak. 2011. "Relasi Tanda pada Fasad Gereja Katolik Inkulturatif Pangururan".

この論文はパースの記号論を使っており、理解が難しかったようです。報告のあと参加者から多くの質問やコメントが出ました。

来週は、Aさんにジャワ語について報告してもらう予定です。

2015年10月19日

今週は、Hさんにバリ人の名付けのルールについての具体的な報告をしてもらいました。ゼミの参加者から多くの質問やコメントがあり有意義な議論ができました。卒論作成のための心構えから、トランスジェンダーの人名の問題、カースト制度のなかで人名がもつ機能、本名と通称まで、さまざなトピックが出ました。このあとは、インドの人名との比較および先行研究の読み込みを進めることになりました。

来週は、Iさんにバタック人のキリスト教教会のモチーフについて報告をしてもらいます。

2015年10月12日

今日は祝日ですが、通常通り月曜日の授業がありました。

今週は、先週の議論を踏まえて、今後の卒論の計画をA4用紙1枚にまとめてきたものを3人の出席者に報告してもらいました。

Aさんは若者によるジャワ語の使用、Hさんはバリ人の名前の付け方、Iさんはトバ・バタックのカトリック教会における土着文化の受容を研究テーマにした報告でした。

これをもとに、次週10月19日はHさんにバリ人の名付けのルールについての具体的な報告、再来週10月26日にはIさんに関連論文のレジュメの報告をしてもらうことにしました。

10月26日のレジュメ報告のもとになる論文は以下のとおりです。レジュメ報告は担当者のみですが、他の参加者も論文を読んできておいてください。

Sitinjak, Ronald Hasudungan Irianto (2011) RELASI TANDA PADA FASAD GEREJA KATOLIK INKULTURATIF PANGURURAN. In: Akulturasi dalam Pelestarian Budaya Indonesia, 17-02-2011-19-02-2011, Bandung - Indonesia.

この論文はPetra Christian Universityのサイトからダウンロードすることができます。

2015年10月 5日

今週は最初に合同ゼミに参加した3人に合同ゼミの振り返りをしてもらいました。まだ振り返りの結果を来年度の参加者のためにメモとして記録することを依頼しました。

続いて、留学から戻った学生も交えて、夏学期を中心に卒論に向けての進捗状況を報告してもらい、他のゼミ生からコメントや質問を受けて議論をおこないました。複数の学生がテーマの変更を希望していることが明らかになりました。

来週は今日の議論を踏まえて、今後の卒論の計画をA4一枚にまとめてくるようお願いしました。また、その中に、今読む必要のある文献をあげてもらうことにしました。来週以降は、この報告に基づいてゼミで共同で読む文献を決める予定です。

2015年10月 3日

10月3日(土)に南山大学で、東京外国語大学、大阪大学、南山大学でインドネシア語を学ぶ学生の有志で合同ゼミを以下のように開催しました。東京外国語大学からは3年生のゼミから3名が参加し、インドネシアの若者ことばとメディアについて発表し、議論をおこないました。ゼミのあとの懇親会では学生間の親睦を深めました。三人のみなさん、準備から発表までしっかりとやってくれて、お疲れ様でした。

・日時:2015年10月3日(土)13:00 - 18:00:合同ゼミ
・場所:南山大学名古屋キャンパスR棟R44教室
・テーマ:「インドネシアの若者ことば」


東京外国語大学グループ発表の一コマ

2015年7月 6日

今週は春学期最後の授業となります。卒業論文・卒業研究の作成にむけて4000字のレポートで中間報告をしてもらいました。

夏学期には卒論のテーマに関わる参考文献のリスト(最低でも20点を目標にしてください)を作成し、その中の文献を少なくとも1つを読んで書評レジュメを作成し、秋学期の最初の授業時間に提出してください。

それでは、充実した夏学期を過ごしてください。

2015年6月29日

今週は、インドネシアの若者言葉に関する以下の論文を読んで、書評レジュメを報告してもらいました。

次回は、卒業論文・卒業研究の作成にむけて4000字のレポートで中間報告をしてもらう予定です。

文献
Smith-Hefner, Nancy. "Youth Language, Gaul Sociability, and the New Indonesian Middle Class." Journal of linguistic anthropology, 17 (2): 184-203, 2007.

2015年6月22日

今週は、図書館でクラスガイダンスを行いました。みなさんから出してもらった卒論の予定テーマをもとに、図書館のスタッフの方から、文献検索の方法について講習を受けました。

次回は、インドネシアの若者言葉に関する以下の論文を読んで、書評レジュメを報告してもらいます。

文献
Smith-Hefner, Nancy. "Youth Language, Gaul Sociability, and the New Indonesian Middle Class." Journal of linguistic anthropology, 17 (2): 184-203, 2007.

2015年6月15日

今週は、論文を書くときの引用の仕方および参考文献リストの作り方について、野中葉(2006)の論文と配付資料に基づいて検討しました。

■配付資料(PDF)
正しい引用の方法(改訂版2016-06-15)

来週6月22日は、図書館でクラスガイダンスを行います。図書館4階@ラボのPCゾーンに集合してください。みなさんから出してもらった卒論の予定テーマをもとに、図書館のスタッフの方から、文献検索の方法について講習を受けます。

再来週6月29日は、インドネシアの若者言葉に関する以下の論文を読んで、書評レジュメを報告してもらいます。若者言葉についての興味深い論考です。bahasa Indonesia yang baku dan benarに対する若者の印象、bahasa gaulとbahasa prokemの違い、bahasa gauの外来語からの借用とアメリカ大学生のスラングの外来語からの借用との違いなど、興味深い論点がたくさんあります。当日は議論ができるよう、しっかりと読んできて、レジュメを作っておいてください。

文献
Smith-Hefner, Nancy. "Youth Language, Gaul Sociability, and the New Indonesian Middle Class." Journal of linguistic anthropology, 17 (2): 184-203, 2007.

2015年6月 8日

今週は、以下の論文についての書評レジュメを報告してもらい、議論をおこないました。ホブズボウムの論文では「伝統」と「慣習」と「因習」の区別が必ずしも明確ではなかったようですが。自分たちなりの議論ができたことはよかったと思います。

次回は、インドネシアの若者ことばに関する論文を読んでみることになりました。また、図書館での文献検索についてのクラス・ガイダンスの開催を予定しています。いずれも、詳細が決まったらお知らせします。

・ホブズボウム「序論―伝統は創り出される」『創られた伝統』(紀伊國屋書店、1992年)pp.9-28.
・青木 保「「伝統」と「文化」」および前川啓治「訳者あとがき」『創られた伝統』(紀伊國屋書店、1992年)pp.471-488.

2015年6月 1日

今週は、1935年に公開された映画『レゴン』(Legong: Dance of the Virgins)を鑑賞して、映画の内容について議論をおこないました。この映画はバリにおいてバリ人を使って撮影されたものなので、ゼミで読んだ論文「観光=植民地主義のたくらみ」の参考資料として有益だと思います。

次回は、以下の論文についての書評レジュメを作成して報告してください。

・ホブズボウム「序論―伝統は創り出される」『創られた伝統』(紀伊國屋書店、1992年)pp.9-28.
・青木 保「「伝統」と「文化」」および前川啓治「訳者あとがき」『創られた伝統』(紀伊國屋書店、1992年)pp.471-488.

2015年5月25日

今週は、残っていた書評レジュメを報告してもらい、そこでの問題提起を受けて議論を行いました。問題提起は、ここで行われたように、必ずしも元の論文の中心的なテーマに基づく必要はありません。元の論文を議論を展開するきっかけとして扱ってもらってかまいません。

その後、現時点で予定している研究テーマについて報告してもらいました。ここで報告してもらった研究テーマに基づいて6月に図書館でクラスガイダンスを行う予定です。

次回は、1930年代にバリで撮影された映画『レゴン』を見てもらいます。次々回は、以下の論文についての書評レジュメを作成して報告してください。

・ホブズボウム「序論―伝統は創り出される」『創られた伝統』(紀伊國屋書店、1992年)pp.9-28.
・青木 保「「伝統」と「文化」」および前川啓治「訳者あとがき」『創られた伝統』(紀伊國屋書店、1992年)pp.471-488.

2015年5月18日

今週は、提出してもらった書評レジュメの論点に基づいて検討を行いました。

次回は、残った書評レジュメに基づいて検討を行います。また、現時点で予定している研究テーマについて報告してもらう予定です。ここで報告してもらった研究テーマに基づいて6月に図書館でクラスガイダンスを行います。

書評レジュメの対象にする次の論文については次回案内する予定です。

野中葉. 2014.「イスラーム短編小説の広がりとインドネシアの女性たちのイスラーム覚醒」『アジア・アフリカ言語文化研究』87: 83-101.(PDFで閲覧)

2015年5月11日

今週は、最初に、宿題となっていた認識論の説明をお願いしました。現象(事実そのもの)は認識の枠組みを通じて理解され、コミュニティで共有されることで知識となる、という説明の流れだったと思います。このことは、認識の枠組みが異なれば、あるいは、変化すれば、現象についての理解も知識も異なったり、変化したりすることを意味します。私たちの知識がこのように作り上げられたものであるとする立場を構築主義と呼びます。

このあと、課題となっていた論文の書評レジュメを提出してもらいました。今日は、論文そのものの要約を報告してもらい、事実関係に関わる疑問点について議論しました。来週から、みなさんの議論に基づいて検討を行う予定です。

また、6月に図書館でクラスガイダンスを行うことを決めました。期末には4000字のレポートを出してもらうことも確認しました。

野中葉. 2014.「イスラーム短編小説の広がりとインドネシアの女性たちのイスラーム覚醒」『アジア・アフリカ言語文化研究』87: 83-101.(PDFで閲覧

2015年4月20日

今週は最初に昨年度の提出物を返却しました。続いて、10月に予定されている阪大・南山大学との合同ゼミについての最初の打ち合わせを行い、代表を決めました。

その後、以下の論文の書評レジュメについて報告してもらい、ゼミで議論を行いました。正統性、民族主義、伝統の創造、エージェンシーといった概念についても触れることができました。次回は引き続きこの論文について議論を行う予定です。この論文についての検討が終わったあとは、現代のインドネシアのイスラームに関する論文を読む予定です。

永渕康之「観光=植民地主義のたくらみ―1920年代のバリから」山下晋司・編『観光人類学』新曜社、1996年、pp.35-44.

2015年4月13日

今週は、残っていた春休み事前課題の報告をしてもらいました。フィールドワークと文献調査の区別、定性的研究と定量的研究の違いなどが明らかになりました。

次回からは、書評レジュメ作成のガイドラインにしたがって書評レジュメを作成し、次週のゼミで報告してもらいます。最初の対象となる論文は以下のものです:

永渕康之「観光=植民地主義のたくらみ―1920年代のバリから」山下晋司・編『観光人類学』新曜社、1996年、pp.35-44.

2015年4月 6日

新年度最初の3年次ゼミの授業です。7名の参加者がありました。

ゼミ用のメーリングリストの立ち上げを参加者の一人にお願いしました。このメーリングリストは来年度の卒論ゼミで卒論・卒研を完成させるまで使うことになります。

「授業概要」「レジュメの基本」「ゼミ生の卒業論文・卒業研究」の3点の資料を配付し、このゼミの進め方について説明したあと、春休み事前課題の報告を2名の受講生にしてもらい、ゼミにおける「調べる」ことの意味をゼミ全体で検討しました。今日の報告では、データを得るための調べる方法として、大きく文献調査とフィールドワークがあり、それぞれ細分化されることを確認しました。

次回は、残った春休み事前課題の報告をしてもらいます。

さらに、春学期では、基本的に、インドネシアに関連する論文の書評レジュメを報告して議論を進めていくことにします。最初の課題は以下のとおりです。書評レジュメ作成のガイドラインにしたがって書評レジュメを作成し、次週のゼミで報告してもらいます。

永渕康之「観光=植民地主義のたくらみ―1920年代のバリから」山下晋司・編『観光人類学』新曜社、1996年、pp.35-44.

          

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