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2016年10月31日

【3年次対象ゼミ】

今週は、先週に続いて以下の論文の書評レジュメを報告してもらい、議論をおこないました。

貞好康志「ジャワで華人をどう識るか―同化政策30年の後で」加藤剛(編)『変容する東南アジア社会―民族・宗教・文化の動態』(めこん、2004年)pp.61-92.

インドネシアのほかに日本やヨーロッパの同化政策・統合政策にも議論が広がりました。国際的な人の移動は20世紀以来の大きな潮流です。この課題について考えるきっかけにしてほしく思います。インドネシアの華人については、青山の「インドネシアの華人:同化から統合へ」も参考にしてください(『多文化社会読本―多様なる世界、多様なる日本』第7章)。

次週は、以下の論文の書評レジュメを報告してもらいます。

Toru Aoyama, "Politics of Dancing: Cultural and Social Negotiation among the Islands of Ulithi Atoll and Yap Proper." Kagoshima University Research Center for the Pacifics Islands Occasional Paper, No.39, pp.11-15, 2003.

【インドネシア語読解】

今週は、まず先週時間切れで担当できなかった五輪ドームに第9パラ、豊丸水産に第10パラを読んでもらいました。

続いて、新しい担当は、豊丸水産が第1パラと第2パラ、バリの犬が第3パラ、仙川が第4パラ、五輪ドームが第5パラとなりました。

第3パラの説明に入る前で時間切れとなりました。次週は第3パラの説明から始めます。いつものように先まで予習しておいてください。

TUFS Moodleの自己登録が済んでいない人は急いで登録をお願いします。

ゼミ・ガイダンスの日程が11月7日(月)2限(641室)に決まりました。詳細は「2017年度のための個別ゼミ・ガイダンス」のページを見てください。

2016年10月27日

【東南アジアの古典文化基礎】

今週は、配付資料「インド的歴史観」とスライドに基づいて、インド的歴史観について概観しました。

インド的歴史観においては、4つのユガに応じてヴィシュヌ神のアヴァターラが地上に現れダルマを回復をすることが重要なモチーフになっていることに触れました。

次回は、11月3日が休日なので、11月10日になります。今週の授業では触れることができなかったガネーシャの誕生の物語について触れたあと、「テクストと物語」の関係について説明する予定です。

今週は宿題を出しました。配付資料「ラーマーヤナの主要登場人物の紹介とあらすじ」を読んで、ラーマーヤナの登場人物の相関図を作っておいてください。次回の授業時間内に出席者の中から一人を指名してホワイトボードに書きこんでもらう予定です。

今週の配付資料および宿題はTUFS Moodleから入手することができます。

2016年10月26日

【地域基礎】

最初に、映像資料「発掘 幻の国策映画 日本軍政下のジャワ」(NHK総合、1989年、44分)の後半を最後まで見てから、ワークシートの内容を発表してもらいました。ワークシートは授業のあとで提出してもらいました。

次に、第1章「17世紀から20世紀までのオランダの東インドへの関わりについて」の報告と質疑応答、第3章「スカルノ時代のインドネシア」の報告をしてもらいました。時間切れになったので、第3章の報告についての質疑応答は来週行います。そのあと、第4章と第5章の報告をしてもらう予定です。

アクティブラーニング第1回「クリス」のレポートの紙版の提出を受け付けました。Moodleでの受け付けの不具合は修正したので、現在は提出可能なはずです。期日は10月31日深夜24時まで延長しました。

2016年10月25日

【4年次対象ゼミ】

今週は、Yさんの「日本とインドネシアの異文化コラボレーションによる現代舞台芸術」をテーマにした卒論の構想について発表してもらい、参加者に質問やコメントをしてもらいました。

基本的に、内容のある卒論になると感じました。参加者の質問やコメントをもとにより具体的になったと思います。

ゼミの最後に、Hさんの「バリ人の名前」をテーマにした卒論のために実施するアンケートの質問項目について検討をしました。

次週はOさんの卒論の構想について発表してもらう予定です。

【一般】

10月25日から11月3日まで開催される第29回東京国際映画祭(TIFF)では、「国際交流基金アジアセンターpresents CROSSCUT ASIA」部門において「カラフル!インドネシア」と題してインドネシア映画を特集します。上映作品11本の詳細は東京国際映画祭の公式サイトでご覧ください。詳細は国際交流基金アジアセンターのサイトをご覧ください。

カラフル!インドネシア

【一般】

めこんから『上座仏教事典』が刊行されました。

日本で初めての上座仏教に特化した本格的な事典です。大項目の総説編、小項目の項目編、資料編の3部構成になっています。青山も総説編第6章上座仏教と国家の「東南アジアのインド化」(pp.168-169)を担当しました。

パーリ学仏教文化学会・上座仏教事典編集委員会編『上座仏教事典』めこん、2016年、686pp.、ISBN978-4-8396-0299-4.

上座仏教事典

・めこんへのリンク
・Amazonへのリンク

2016年10月24日

【3年次対象ゼミ】

今週は、先週に続いて以下の論文の書評レジュメを報告してもらい、議論をおこないました。

間瀬朋子「現代的な消費と「インフォーマル・セクター」―ジョグジャカルタ特別州スレマン県の学生街の事例」『消費するインドネシア』第3章(慶應義塾大学出版会、2013年)

論文の構成とアンケートによるデータの集め方に参考になる点があったと思います。また、内容については、消費社会化するという点では日本と共通する面がある一方で、少子高齢化する日本社会に対して若者が活発に消費活動をおこなっている点では日本社会とは異なっているように思われることが明らかになりました。インドネシアでは若者が消費活動のトレンドを引っ張っていることが、SNSが消費活動と結びついて活発に使われていることとも関連があるという結論にいたりました。

次週は、以下の論文の書評レジュメを報告してもらいます。

貞好康志「ジャワで華人をどう識るか―同化政策30年の後で」加藤剛(編)『変容する東南アジア社会―民族・宗教・文化の動態』(めこん、2004年)pp.61-92.

【インドネシア語読解】

今週は、まず先週時間切れで担当できなかったバリの犬に第6パラを読んでもらいました。

続いて、新しい担当は、仙川が第7パラ、バリの犬が第8パラ、五輪ドームが第9パラ、豊丸水産が第10パラとなりました。

第8パラまで読んだところで時間切れとなりました。次週は五輪ドームに第9パラから読んでもらいます。第2章に入る予定なので、先まで予習しておいてください。

TUFS Moodleの自己登録が済んでいない人は急いで登録をお願いします。

2016年10月20日

【東南アジアの古典文化基礎】

先週は都合で休講しました。今週から通常通りの授業となります。

今週は、配付資料「インド的世界観」とスライドに基づいて、インド的世界観について概観しました。

インド的世界観が東アジアや東南アジアの人々の伝統的な世界観に影響を強く及ぼしていることにも触れました。

次回は、「インド的歴史観」について概観する予定です。

今週の配付資料はTUFS Moodleから入手することができます。

2016年10月19日

【地域基礎】

先週は都合で休講しました。今週から通常通りの授業となります。

最初に、製本した夏学期レポートを全員に配布しました。続いて、第2章「民族意識の形成と展開(20世紀初頭から日本軍政期まで)」を報告してもらい、質疑応答をおこないました。ブディ・ウトモからサレカット・イスラムを経てインドネシア独立運動に至る展開を追いました。

そのあと、映像資料「発掘 幻の国策映画 日本軍政下のジャワ」(NHK総合、1989年、44分)を見てもらいました。今日は時間切れのため「労務者」の場面までしか見れなかったので、来週、続きを最後まで見ることにします。映像資料を見ながら配布したワークシートに記入してもらいました。このワークシートは来週も持参して、続きを記入してください。

最後に、宿題にしていた、『インドネシアの歴史』第6章「日本占領とインドネシア独立準備」の要旨を提出してもらいました。

来週は、第1章、第3章の報告をしてもらう予定です。

なお、11月30日にはJICAボランティアの方にゲストスピーカーとして来ていただく予定です。また、それに備えて、11月16日には第13章「日本の対インドネシアODA援助」、第14a章「インドネシアにおける日本のNGOの取り組み」、第14b章「インドネシアのNGO」の報告をしてもらう予定です。

2016年10月18日

【4年次対象ゼミ】

先週は都合で休講しました。今週から通常通りの授業となります。

今週は、Hさんの「バリ人の名前」について、Iさんの「ジョグジャカルタ特別州におけるインフォーマル・セクター」についての卒論の構想について発表してもらい、参加者に質問やコメントをしてもらいました。

次週はYさんの卒論の構想について発表してもらう予定です。

2016年10月17日

【3年次対象ゼミ】

先週は都合で休講しました。今週から通常通りの授業となります。

今週は以下の論文の書評レジュメを報告してもらい、議論をおこないました。

間瀬朋子「現代的な消費と「インフォーマル・セクター」―ジョグジャカルタ特別州スレマン県の学生街の事例」『消費するインドネシア』第3章(慶應義塾大学出版会、2013年)

受講生にもなじみのある地区だったので、具体的に論文の趣旨をイメージすることができたようです。

【インドネシア語読解】

先週は都合で休講しました。今週から通常通りの授業となります。

クラスを4グループに分け、グループごとに発表してもらいました。4グループは以下のとおりです。

  • 1. 豊丸水産
  • 2. 五輪ドーム
  • 3. バリの犬
  • 4. 仙川

今週は第1章Orang dan Bambu Jepangを読み始めました。今週の担当は、五輪ドームが第1パラと第2パラ、仙川が第3パラと第4パラ、豊丸水産が第5パラ、バリの犬が第6パラとなりました。

第5パラまで読み進めたところで時間切れとなりました。次週はバリの犬に第6パラから読んでもらいます。

アクティブラーニング第1回のレポートを提出してもらいました。今日出せなかった人は至急、633のドアボックスに提出してください。

2016年10月 6日

【東南アジアの古典文化基礎】

特別研修を終えて秋学学期から授業に戻りました。

木曜4限に開講している「東南アジアの古典文化基礎」は、今年度から「東南アジア古典文化論」から名称が変更になりました。春学期には開講せず、秋学期に通常どおり開講します。

なお、秋学期の「東南アジアの古典文化基礎」は、例年どおり秋学期におこなっている内容で授業をおこないます。したがって、2016年度の春学期に受講を予定していた人は、2017年度の春学期に履修していただくようお願いします。2016年度の秋学期と2017年度の春学期を履修するという組み合わせも可能です。

今日の出席者は15人でした。授業に関するガイダンスをおこない、資料とスライドを使って、東南アジアの歴史の特徴と、その中におけるインド化の時代の位置づけを検討しました。今週の配付資料はTUFS Moodleから入手することができます。履修者はTUFS Moodleへの自己登録をお願いします。

授業に関係する情報として、東京国立博物館で開催されている「クリス―神秘なるインドネシアの武器―」を紹介しました。

2016年10月 5日

【地域基礎】

特別研修を終えて秋学学期から授業に戻りました。

最初に、夏学期リポートを回収し、秋学期のプレゼンテーションの順番と段取りを確認しました。あわせてMoodleへの登録をお願いしました。最後に、残った時間で自己紹介をしてもらいました。

基本的に目次の順番にしたがって進みますが、来週10月12日は例外的に第2章「民族意識の形成と展開」についてプレゼンをしてもらいます。

来週の宿題の資料として、『インドネシアの歴史』第6章と第7章を配布しました。このうち第6章「日本占領とインドネシア独立準備」を読み、その内容をA4判1ページにまとめて、来週10月12日の授業時間に提出してください。

アクティブラーニングとして「クリス」について課題を出しました。以下の1-A(どうしても無理な場合は1-B)のレポート(A4判2ページ以内)を作成し、10月26日までにMoodleで提出してください。
1-A. 東京国立博物館で行われている「クリス―神秘なるインドネシアの武器―」展を訪問し、インドネシアのクリスについて、日本の刀と比較したときの共通点・相違点に着目してレポートをまとめてください。
1-B. 日本に存在する最古のクリスについて、どこに所蔵されているのか、なぜそこにあるのかを調べて、レポートにまとめてください。

2016年10月 4日

【4年次対象ゼミ】

特別研修を終えて秋学学期から授業に戻りました。

ゼミのみなさんには、留学で得られたことと、それを踏まえた卒論の進捗状況を説明してもらいました。

そのあと、このゼミの今後の方針として、卒論中間報告を数回してもらい、12月20日に最終発表をしてもらうことを確認しました。

また、卒論提出日は2017年1月5日・6日であること、1月10日には卒論発表会の打ち合わせをおこなうことを確認しました。

2016年10月 3日

【インドネシア語読解】

特別研修を終えて秋学学期から授業に戻りました。

今週は、グループ分けをして以下のようにグループ名を決めました。
1. 豊丸水産
2. 五輪ドーム
3. バリの犬
4. 仙川

テキスト(Ajip Rosidi, Orang dan Bambu Jepang)を配付しました。テキストの読解は来週から始めます。第1章をしっかりと予習しておいてください。

今週の授業に欠席した人は、633のドアボックスからテキストを入手してください。

アクティブラーニング第1回の課題を出しました。以下の展覧会を訪問し、インドネシアのクリスと日本の刀の共通点と相違点についてレポート(A4判1ページ以上)をまとめ、10月17日(月)の授業時間に提出してください。

クリス―神秘なるインドネシアの武器―(10月10日月曜日まで東京国立博物館にて)

【3年次対象ゼミ】

特別研修を終えて秋学学期から授業に戻りました。

ゼミのみなさんには、春学期・夏学期の学習状況を説明してもらいました。さらに、それを踏まえて卒論のテーマの可能性について、考えを述べてもらいました。

そのあと、このゼミの今後の方針として、インドネシア関連の論文を読んで書評レジュメを報告してもらうこと、卒論作成にあたってのワードの使い方にも習熟してもらうことを確認しました。

最後に、大阪大学・南山大学との3大学合同ゼミを2017年1月7日・1月8日に南山大学で行うことを確認しました。

          

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