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東南アジア古典文化論

2014年2月13日

今週は、今学期最後の授業です。配付資料とスライドを用いて、ジャータカに基づいて作られた14世紀の古ジャワ語叙事詩『スタソーマ』について検討し、仏教思想に基づいた仏教の物語とヒンドゥー教の物語の融合という視点から説明を行いました。

期末課題レポートを提出してもらいました。

1年間の受講ありがとうございました。この講義がみなさんの東南アジアの文化の理解に役だったことを願っています。

■配付資料(PDF)
・準備中

2014年2月 6日

今週は、先々週の配布物とスライドに基づいてブッダの前世物語(ジャータカ)に関する物語(仏伝)について検討をおこないました。

そのあと、映像資料Learning from Borobudur(1989、35分)を使って、ボロブドゥール寺院の浮彫に描かれた仏伝とジャータカについて見てもらいました。

最後に、冬休み課題レポートを返却し、ポイントについて説明をしました。

次回は、ジャータカに基づいて作られた14世紀の古ジャワ語叙事詩『スタソーマ』について検討する予定です。あわせて、期末課題レポートの提出をお願いしているので、準備を進めておいてください。

2014年1月30日

今週は、先週と今週の配布物とスライドに基づいてブッダの生涯に関する物語(仏伝)について検討をおこないました。

次回は、ブッダの前世物語(ジャータカ)について検討する予定です。

期末レポート課題を発表しました。提出期日は2月13日の授業時間内です。

■今週の配付資料(PDF)
ブッダの生涯
期末レポート課題

2014年1月23日

今週は、映画版『マハーバーラタ』の残りを最後まで鑑賞しました。時間の都合で、一部は早送りにせざるを得ませんでした。

このあと、ワヤンクリによる「アルジュナの結婚」のエピソードを紹介する映像資料を見てもらいました。映画版とは形が違いますが、ここでも現代に生きる形でマハーバーラタが演じられていることが理解できたと思います。

最後に、映画版『マハーバーラタ』のコメントシートを提出してもらいました。

次回からは仏教の物語について触れる予定です。関連する資料を配付しました。また、期末課題について発表するので注意しておいてください。

■今週の配付資料(PDF)
仏教物語の進化・ジャータカ

2014年1月16日

今年最初の東南アジア古典文化論ではWillem van der Molen先生をお招きしてゲスト講演The tale of Rama and Sinta in the comic version of Kosasih(コサシ版コミックにおけるラマとシンタの物語)をしていただきます。ウィレムさんには2011年11月15日の授業でもお話をしていただきましたが、今回は違う材料と観点からのお話になります。どなたでも参加できるので、関心のある方はぜひご参加ください。

Kosasih surrounded by his works

コサシ氏と彼の作品(Tempo.coウェブページより)

■ゲスト講演
・講演者:ウィレム・ファン・デル・モーレン(Willem van der Molen)
・題目:The tale of Rama and Sinta in the comic version of Kosasih(コサシ版コミックにおけるラマとシンタの物語)
・日時:2014年1月16日(木)4限(14:20-15:50)
・場所:東京外国語大学研究講義棟115教室
・言語:英語(適宜、日本語への通訳を行います)
・補記:どなたでも参加できます。予約不要。
・連絡先:青山亨研究室(研究講義棟633)

R.A.コサシは「インドネシア漫画の父」(1919-2012年)と呼ばれている人で、日本では福岡まどかさんの一連の研究で取り上げられています。
・「インドネシアにおけるラーマーヤナ物語の再解釈:R.A.コサシのコミックを事例として」(2009年)
・「インドネシアにおける伝統芸術と大衆文化の相互関係:西ジャワの人形劇とコミックのマハーバーラタ」(2011年)
・「インドネシアにおける伝統芸術と大衆文化の相互関係 : 西ジャワの人形劇とコミックのマハーバーラタ」(2013年)

■履修者のみなさんへ
今週は、冬休みの課題「日本のラーマーヤナ」のレポートを提出してもらいました。今日、事情で出席できなかった人は、今週土曜日までに青山までメールの添付ファイルで送信してください。

次回は、前回に引き続き映画版『マハーバーラタ』を鑑賞する予定です。

2013年12月19日

今週は、前回に引き続き、映画版『マハーバーラタ』(The Mahabharata、ピーター・ブルック監督、英語、170分、1989年)を見てもらいました。今日は、ヴィヤーサがガネーシャに出会う場面から アルジャナがシヴァ神に出会う場面までを見ました。

次回は来年1月16日です。

今週は、冬休みのレポート課題を出しました。次回1月16日の授業時間にレポートを提出してください。

■今週の配布物
冬休みレポート課題
課題テキスト

2013年12月12日

今週は、まず受講生の一人にマハーバーラタの登場人物の相関図をホワイトボードに書いてもらい、相関図とスライドをもとにして物語の概要を説明をしました。最後に、映画版『マハーバーラタ』(The Mahabharata、ピーター・ブルック監督、英語、170分、1989年)の冒頭の部分を見てもらいました。今日は、ヴィヤーサがガネーシャに出会う場面まで見ました。次回はこの続きからです。

映画の詳細についてはInternet Movie Databaseの映画情報とMira Costa Collegeの作品解説を参照してください。

■今週の配付資料(PDF)
映画版『マハーバーラタ』、レスポンスシート

2013年12月 5日

今週は、映画『オペラ・ジャワ』の後半を最後まで見てもらいました。観賞後、レスポンスシートを提出してもらいました。その後、先週配付した資料をもとに、マハーバーラタに関わる参考文献について説明しました。

次回は、まずマハーバーラタの登場人物の説明をしてから、数回に分けて、映画『マハーバーラタ』を見てもらう予定です。

2013年11月28日

今週は、マハーバーラタに関する配布資料の説明を簡単にしたあと、映画『オペラ・ジャワ』の前半を鑑賞しました。次回は、後半を最後まで鑑賞する予定です。映画終了後にレスポンスシートを提出してもらいます。

最後に、前回の課題レポートを提出してもらいました。

今週は宿題があります。次回の授業中に、マハーバーラタの主要登場人物の関係を検討する予定なので、調べておいてください。代表の人にホワイトボードに書き込んでもらいます。

■今週の配布資料(PDF)
マハーバーラタの概要・人物名対照表(サンスクリットとジャワ語)

2013年11月14日

今週は、東南アジアのラーマーヤナの芸能の事例として、バリ島のケチャ(『音と映像による世界民族音楽大系』日本ビクター、1988年)とジャワ島中部のスンドラタリ(個人撮影、2006年)の映像資料を見てもらいました。ケチャは、スグリーヴァとヴァーリンの戦いの場面、スンドラタリはシーターの誘拐とスグリーヴァとヴァーリンの戦いの場面です。

儀礼性の強いケチャに対して、物語性の強いスンドラタリという違いはありますが、いずれも死者のモクサの描写が含まれており、東南アジアにおけるラーマーヤナの受容の背景には現地社会の精霊信仰が強く影響していたことをうかがわせます。

最後に、映画『オペラ・ジャワ』について簡単な説明をしました。次回は、次週11月21日は外語祭のため休講となるので、11月28日になります。映画『オペラ・ジャワ』を2週にわたって見ていく予定です。

■今週の配付資料
・今週は配付資料はありません。

2013年10月31日

今週は、最初に受講生の代表にラーマーヤナの登場人物の相関図をホワイトボードに書いてもらいました。それを踏まえて、先週に続いて、スライドと配付資料に基づいて、ラーマーヤナの内容について最後まで説明を行いました。

次に、ジャワ、バリ、タイにおけるラーマーヤナの伝承について説明し、最後にタイの仮面舞踊劇コーンによるラーマキエンからの戦闘場面をビデオ資料で見てもらいました。

今週はレポート課題を出しました。11月28日の授業時に提出してください。

次週11月7日(木)は月曜日の授業振替日なので、次回は11月14日(木)になります。ケチャ、ワヤン・クリ、スンドラタリの映像資料を見てもらう予定です。

■今週の配付資料(PDF)
ケチャとラーマキエン
映画『オペラ・ジャワ』

■今週の宿題(PDF)
レポート課題(11月28日の授業時に提出)

2013年10月24日

今週は、最初にスライドと配付資料に基づいて、テクストとストーリー(物語)との関係をナラティブ(語り)に触れつつ検討しました。

続いて、スライドと配付資料に基づいて、ラーマーヤナの内容について説明を行いました。今日はラーマの追放の場面まで進みましたので、次回はバラタがラーマと出会う場面から説明を続けます。参考資料として、ラーマーヤナの登場人物名のサンスクリットとジャワ語とタイ語の比較表も配付しました。

宿題として、ラーマーヤナの登場人物たちの相関図を作成してくるように指示しました。人物たちの親子・兄弟関係を中心に味方と敵が区別できるようにしてください。

■今週の配付資料(PDF)
テクストと物語
ラーマーヤナの登場人物とあらすじ
ラーマーヤナの登場人物名比較表

2013年10月17日

今週は、最初に「熊野観心十界曼荼羅」を見て、前回見たチベットの事例と比較して日本における六道思想の受容のされ方を確認しました。

そのあと、スライドと配布資料を使って、インド的な歴史観を概観し、ヴィシュヌ神の10のアヴァターラとの関係を検討しました。

次回は、ラーマーヤナ物語について見て行く予定です。


■今週の配付資料(PDF)
インド的な歴史観

2013年10月10日

今週から、東南アジア古典文化の物語の背景にある世界観と歴史観を見て行きます。

今週は、スライドと配布資料を使って、インド的な世界観(仏教とヒンドゥー教)を検討し、最後に仏教の六道輪廻との関連を見ました。

インド的な世界観は、カンボジアのアンコール・ワット寺院の構成の基本になっているばかり、江戸時代まで日本の民衆の世界観を形作っていました。

次回は、インド的な歴史観について見て行く予定です。

■今週の配布資料(PDF)
インド的な世界観

2013年10月 3日

秋学期が今日から始まりました。今学期から新しく東京外国語大学学務情報システム(https://gakumu-web1.tufs.ac.jp/portal/)が稼働しました。今後は、授業に関する連絡の一部にはこの新しいシステムを使う場合があるので、注意を払っておいてください。

今週は、この講義全体のガイダンスを配付資料を使っておこないました。そのあと、東南アジアの歴史の概要と、その中でのこの講義で扱う時代の位置づけについて説明をしました。歴史年表の用紙(東南アジア史の超構造化)も配付したので、資料を参考にして来週までに自分なりに作り上げておいてください(宿題ではありません)。

次週からは、インド的な世界観について見ていく予定です。

■今週の配付資料(PDF)
ガイダンス、東南アジアの歴史概説(年表付き)

2013年7月25日

今週は、春学期最後の授業です。最初に、スライドを使って東南アジアのインド化を示す代表的な建築物や彫像・浮彫の写真を紹介しました。そのあと、配付資料を使って春学期の講義全体のまとめをおこないました。

最後に、春学期の期末課題レポートを提出してもらいました。課題の提出期限は8月2日ですので、今日提出できなかった人は、期限までに633研究室ドアボックスに入れるか、青山までメール添付ファイルで送信してください。

今学期の授業は今週で終わりです。充実した夏休みを過ごしてください。

2013年7月18日

今週は、スライドを使いながら、イスラーム化した現代の東南アジア社会において、イスラーム到来以前の「東南アジア古典文化期」の文化がどのように維持されているかを検討しました。

■配付資料(PDF)
・参考資料:青山亨「南海の女王ラトゥ・キドゥル:19世紀ジャワにおけるイスラームをめぐる文化的表象のせめぎあい」(『総合文化研究』2005, vol.8, pp. 35-58)(東京外国語大学学術成果コレクションで読む

2013年7月11日

今週は、先週に引き続いて、配布資料に基づいて5-9世紀の東南アジア古代史における仏教(大乗と非大乗の両方を含む)の展開について講義をおこないました。この時期の東南アジアが南インドから東インドに広がる仏教世界の中にあって重要な位置を占めていたことを理解してもらえれば、この講義の目標は達せられたことになります。

次回は、インドネシアの事例を取り上げて、イスラーム化した東南アジア社会に見ることができる「インド化」の影響を検討します。資料を配布しました。

■配付資料(PDF)
イスラーム社会にみる土着要素

2013年7月 3日

今週は、映像資料「世界遺産 カンボジア編」(TBS、2002年)を使って、アンコール・ワットおよびアンコール・トムの理解を深めました。

そのあと、配付した資料にもとづいて東南アジア古代史における仏教(大乗と非大乗の両方を含む)の展開について講義をおこないました。今週は、7世紀の東南アジアにおける仏僧の交流について検討をおこないました。次回は、この前後の時代について検討します。

■配付資料(PDF)
東南アジア古代史における仏教の展開

2013年6月27日

今週は、前回不具合があった映像資料「世界遺産 プランバナン寺院遺跡群」を別のDVDで最後まで見てもらいました。今回は無事に最後まで見ることができました。

続いて、これも前回途中までだったアンコール・ワットの説明を最後までおこなったあと、映像資料「密林の至宝 アンコール・ワット」(Discovery Channel)を見てもらいました。

アンコール朝の建造物の建設主体がインドから来た人々であったという説明やタイのアンコール侵略はモンゴルの攻撃が直接的な原因であったという説明には問題がありますが、貴重な映像を交えた興味深い内容だったと思います。

映像を見ながらコメントシートに記入してもらい、授業のあとで提出してもらいました。

次回は、別の映像資料でアンコール朝についての理解を深めてもらいます。

期末レポートの課題を以下のとおりに発表しました。期日内に提出してください。

東南アジア古典文化論 1学期期末レポート課題
担当教員:青山 亨(taoyama@tufs.ac.jp)
提出期限:
 2013年8月2日(金)18:00
提出方法:
 ①7月25日講義最終日に教室で提出。講義終了後は②633研究室ドアボックスに提出、または、③教員あてのメールにワードファイルを添付して送信(件名「東南アジア古典文化論期末レポート・本人の氏名」)
レポート作成の条件:
 ①A4判で2-3ページにまとめ、左上でホッチキス止めする。
 ②1枚めの上部に氏名・専攻語・学生番号・題目「東南アジア古典文化論1学期期末レポート」を明記する。
 ③パラグラフ単位に文章を作成し、必要に応じて小見出しをつける。各パラグラフの1行目は字下げをする。パラグラフ単位に書く方法が分からない人は倉島保美『論理が伝わる世界標準の「書く技術」:「パラグラフ・ライティング」入門』(ブルーバックス、講談社、2012年)などを参考にしてください。
 ④レポート作成にあたって参考にした文献は、レポート末尾の参考文献リストに必ず記載してください。
問題:
 東南アジアの「インド化」とは、インドのグプタ朝において完成した古典的文化の影響を受けて、4~7世紀の東南アジアにおいて、土着の権力者によって形成された初期国家がインド的王権概念に基づいた王国へと再編成され、その中で、インド系文字の使用、サンスクリット語彙の借用、ヒンドゥー教および大乗仏教の定着、インド叙事詩の文学的伝統の受容、といった文化的変化が生じた過程を指します。
 このように、外部の高度な文化の影響を受けて、土着の社会の文化が大きく再編成されていく過程は、歴史上、世界の各地でおこったことです。ある時代・地域における同様な事例を一つ選んで、その過程を具体的に記述し、「インド化」との相違点を論じてください。

2013年6月20日

今週は、プランバナン寺院の映像資料「世界遺産 プランバナン寺院遺跡群」(TBS、2000年7月2日放送)を見てもらいましたが、DVDの不具合で途中までしか見ることができませんでした。

そこで、DVDの後半は次回に見てもらうこととし、このあとは、配付資料を使って、アンコール朝の説明をおこないました。アンコール・ワットの説明まで進まなかったので、続きは次回におこなう予定です。

■配付資料
アンコール朝
アンコール・ワット

2013年6月13日

今週は、ボロブドゥールを理解してもらうために、映像資料『世界遺産 ボロブドゥール寺院遺跡群』(TBS, 2009年9月13日放送, 24分)を見てもらいました。

続いて、スライドと配付資料に基づいて、中部ジャワの代表的なヒンドゥー遺跡であるプランバナン寺院について説明をおこないました。次回は、プランバナン寺院の映像資料を見てもらう予定です。

■配付資料(PDF)
プランバナン寺院

2013年6月 6日

今週は、先週に引き続き、インドにおけるヒンドゥー教と仏教の発達について、初期仏教の発展から説明をしました。

そのあと、新しい配付資料とスライドに基づいてボロブドゥール仏教遺跡について説明をしました。

次回は、ボロブドゥールに関する映像資料を見てもらう予定です。

■配付資料(PDF)
ボロブドゥール
ボロブドゥールの仏教

2013年5月30日

今週は、配付資料をもとにインドにおけるヒンドゥー教と仏教の発達について検討しました。今週はヒンドゥー教の出現まで説明しました。次回は初期仏教の発展から説明を始める予定です。

■配付資料(PDF)
インドにおけるヒンドゥー教と仏教の発達

2013年5月23日

今週は、配付資料とスライドに基づいて「インド化」の理論について整理しました。「インド化」そのものをどう考えるべきかをセデスの理論を踏まえつつ検討し、インド化が進展した南アジア・東南アジアの状況をクルケの初期国家形成論およびポロックの「サンスクリット・コスモポリス」の概念を使って検討しました。

次回はインドの宗教についてワークシートを使いながら検討します。

今週は宿題を出しました。以下の指示にしたがってください。

・大学のパソコンから附属図書館オンライン・サービスのページにアクセス:
http://www.tufs.ac.jp/common/library/guide/list/online.html
・Gale Virtual Reference Libraryに接続
・基本検索の枠に「Indianization」と入力し検索。ヒットしたリストから以下のリンクをクリック:Hinduism in Southeast Asia. Vasudha Narayanan. Encyclopedia of Religion. Ed. Lindsay Jones. Vol. 6. 2nd ed. Detroit: Macmillan Reference USA, 2005. p4009-4014.
(必要ならView PDF pagesをクリックしてPDFページを表示し、プリントアウト)
・この論文をよく読み、Indianizationについての議論を、現代東南アジアへの影響に注意をはらいつつ、日本語で600字以内にまとめなさい。6月6日(木)4限授業時に提出。A4判、最初に氏名・学生番号を明記。

なお、下記の配付資料では提出日が6月7日となっていますが、これは誤りで、正しくは6月6日です。

■配布資料(PDF)
インド化
参考論文「ベンガル湾を渡った古典インド文明―東南アジアの視点」

2013年5月16日

今週は、配付資料にしたがって、東南アジアの初期王権の成立の状況を知るために、東南アジアおよび日本における初期王権成立に関わる考古学的史料・刻文史料・漢籍史料について検討しました。

次回は、東南アジアの「インド化」についての検討をおこないます。

■配付資料(PDF)
東南アジアの初期王権の成立

2013年5月 9日

今週は、配付資料とスライドにしたがって、東南アジアの「インド化」以前の文化的状況を知るために、東南アジアおよび日本の精霊信仰の状況について検討しました。

次回は、配付資料に示した『古事記』の内容について検討しますので、あらかじめ読んでおいてください。そのあと、東南アジアの初期国家についての検討をおこないます。

■今週の配付資料(PDF)
東南アジアの精霊信仰
『古事記』(大物主大神のたたり)

2013年4月25日

今週は、最初に映像資料のレスポンスシートを返却しました。

そのあと、スライドと配付資料に基づいて東南アジアの歴史の構造と、東南アジア古典文化論が扱う時代の位置づけについて確認しました。

次回は、東南アジアの基層文化における精霊信仰について探っていきます。

■今週の配布物(PDF)
東南アジア史の構造化年表(白紙)
東南アジア史の構造化

2013年4月18日

今週から初めて出席した人も多かったので、あらためて授業の進め方についてガイダンスをしました。

今週は、イスラーム、仏教、キリスト教といった世界宗教の視点からだけでは、東南アジアの文化を理解することができないことを理解してもらうため、ワークシートに記入しながら映像資料「ジョグジャカルタ:王と民が支える平和の都」(NHKスペシャル・アジア古都物語、2002年3月24日、49分)を見てもらいました。インドネシアの中部ジャワの宮廷を例として、イスラーム(スルタン)、インド文化(王権の象徴としての傘)、精霊信仰(ムラピ山への供物)が重層的に織り込まれた文化の様相を理解してもらえたと思います。

先週出席した人には課題「国名の由来」のレポートを提出してもらいました。今週初めて出席した人はレポートを次週の授業時間に提出してください。課題は先週のページからダウンロードすることができます。

次週は東南アジア史の枠組みについて、古代史に焦点を置いて説明する予定です。

■今週の配布物(PDF)
映像資料ワークシート

2013年4月11日

2013年度最初の今週は授業のガイダンスをおこないました。市民聴講生3名を含む8名の受講がありました。今週は予想以上に出席者が少なかったので、次週、出席者が増えた場合にはあらためてガイダンスをおこなう予定です。

ガイダンスのあと、スライドを見ながら東南アジアの宗教の多様性を理解してもらいました。

宿題を出しました。配付した用紙を使って、東南アジア11か国の国名の意味と由来を調べてください。国名に込められたその国の文化と歴史の背景を考える機会としてください。今週出席した人は次週4月19日の授業時間中に回答を提出してください。

次週は、東南アジアの文化的多様性の歴史的背景を検討します。

■今週の配布物(PDF)
授業概要
資料:東南アジア11か国概要
宿題

          

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