【古典文化論】 4月30日
【東南アジア古典文化論】
今週は、スライドと配付資料を使って、東南アジアの基層文化の特徴的な要素として精霊信仰(アニミズム)とシャーマニズムについて講義をおこないました。
東南アジアの国名の意味と由来を調べる宿題を返却し、解答例を配付しました。
次回は、「長い助走期間」と初期政権の成立について講義します。
■今週の配付資料
ファイルをダウンロード (221KB, PDF)
【東南アジア古典文化論】
今週は、スライドと配付資料を使って、東南アジアの基層文化の特徴的な要素として精霊信仰(アニミズム)とシャーマニズムについて講義をおこないました。
東南アジアの国名の意味と由来を調べる宿題を返却し、解答例を配付しました。
次回は、「長い助走期間」と初期政権の成立について講義します。
■今週の配付資料
ファイルをダウンロード (221KB, PDF)
【4年次対象ゼミ】
今週のゼミには5人の参加があり、参加者にそれぞれの研究の進捗状況の報告をしてもらいました。
ジョグジャカルタのPasar Kembangの研究をテーマにしているSYさんには『ノーマネー・ノーハニー』を読んでみることをすすめました。
次回は、パソコンを使ってFirefoxの使い方を説明したいと思います。
【3年次対象ゼミ】
今週は、関本照夫「東南アジア的王権の構造」『現代の社会人類学3 国家と文明への過程』(東京大学出版会、1987)の第2章を読みました。
一般的なカテゴリーとしての伝統的政治統合と、特殊なカテゴリーとしての王権の関係を読み解く部分が興味深かったように思います。
次週は休日なので、次回は再来週になります。今週に続いて、第3章から読みます。担当になっている人はレジュメを作ってきてください。
今週は宿題があります。配付した「文献リストの作り方」(その1~3)を読んで、自分の関心のあるテーマに関する文献のリストを作って、次回の授業時に提出してください。
【インドネシア語読解】
今日は2班にBBC Indonesia.comのニュースTuntut pemerintah lebih aktifについて報告してもらいました。
このニュースでは音声もあるので、ぜひ聞いてみてください。テキストを読んでから音声を聞くと内容の理解が深まると思います。
Juru bicaraは「スポークスマン」「広報担当者」のことです。Kaporiはkepala Polisi Republik Indonesiaの略で「警察庁長官」のことです。固有名詞と続いていると人名と混同しがちなので注意してください。
dalam hal iniは「この件に関して」、sejumlah+名詞は「何人もの~」と訳すとよいでしょう。この場合のsejumlahは英語のa number ofに似た表現です。
4班には、テキストに出てくるオランダ語のカタカナ表記一覧を作ってきてもらいました。第3章までだけでももっとあるので、より完全なリストを下にあげておきました。
テキストは、第1章の第8パラグラフの最後まで進みました。次回は第9パラグラフからです。
第7パラグラフのmemberolehはmemperolehのミスプリです。訂正しておいてください。
それから、辞書を引くときは、3秒で目的の単語が載っているページが開けるようにしましょう。慣れてくると電子辞書よりも早くなります。
次週5月4日は休日なので、次回は再来週になります。3班はBBCニュースを用意してきてください。
今週は宿題があります。2009年のインドネシアの祝日のリスト(インドネシア語、日本語、意味を示すこと)を作ってきて、次回の授業時に提出してください。
■今週の配付資料(テキスト第1~3章に出てくるオランダ語のカタカナ表記)
ファイルをダウンロード (82KB, PDF)
【一般】
三鷹市芸術文化センターでジャワ更紗(バティック)の展覧会が開催されます。伝統的染め物であるジャワ更紗の研究会クンプルの主催です。関心のある方はぜひご来場ください。
ジャワ更紗(Batik)展
《 伝統のかたち 》
期間:2009年4月22日(水) ~4月26日(日)
時間:10時~17時
場所:三鷹市芸術文化センター 第3展示室(地下1階) TEL 0422-47-9100
入場料:無料
主催:クンプル(ジャワ更紗研究会)
問い合わせ:TEL 042-382-6577(城田)
詳細はクンプルのウェブページおよび三鷹市芸術文化センターの行事予定表(PDF)をごらんください。
【東南アジア古典文化論】
今週は、東南アジアの概要を紹介し、東南アジア史の枠組みを説明したあと、伝統的な文化が現在も色濃く残っている例としてインドネシアのジョグジャカルタの宮廷儀礼を描いたビデオを見てもらいました(NHK アジア古都物語)。
東南アジアの国名の意味と由来を調べる宿題を回収しました。
次回からは、東南アジアの基層文化について学んでいきます。
■今週の配付資料
ファイルをダウンロード (146KB, PDF)
【4年次対象ゼミ】
今週は6名の参加がありました。各自の卒論・卒研の進捗状況を報告してもらい、アドバイスをしました。
ネットでKompasなどの新聞記事を収集している人は、FirefoxのアドオンScrapbookを導入してみるとよいでしょう。ネットの情報を自分のパソコンにそのままダウンロードして整理し、あとから簡単に検索することができます。Scrapbookのウェブページを参照してください。
日本の外国人労働者政策について関心のある人は、明石書店から出ている書籍を読むとヒントが得られるでしょう。
就職活動で忙しい時期ですが、夏休みに備えて、資料収集をインドネシア留学中の友達に頼んでおく、入手した文献を少しずつ読み進めていく、といったことはできるので、時間の使い方を工夫してください。
【地域基礎】
今日の最初は、ザたっち班による最近のインドネシア・ニュースとして、総選挙、地熱発電所支援、ダム決壊事故の3件の報告をしてもらいました。次回は、連休明けの5月13日になりますが、じゃらわささ班に報告をお願いします。
授業では、大判のインドネシア全土の地図を見ながら、インドネシアの地理の基本(面積、人口、島と海)と行政単位(33州)の説明をおこないました。次回は、植物相・動物相の説明から始めます。
連休中の宿題を出しました。東南アジアの白地図を完成させて、次回の授業時間に提出してください。国名・都市名は当然として、島嶼部では島と海、大陸部では川をしっかりと記入して下さい。正確で詳しい地図ほど高評価します。それから、論文ワークブックの方も購入が済み次第、課題をおこなって提出してください。
連休明けにはインドネシアの地理に関する小テストをおこなう予定です。
■今週の宿題
ファイルをダウンロード (95KB, PDF)
【追記】
授業ではPeriplus社のインドネシア地図を使いました。2枚の紙を貼り付けてようやくインドネシア全土が収まっています。これだけでもインドネシアがいかに東西に長いかがわかると思います。
【3年次対象ゼミ】
今週から、しばらくのあいだテキストとして、関本照夫「東南アジア的王権の構造」『現代の社会人類学3 国家と文明への過程』(東京大学出版会、1987)を読んでいきます。今日は、第1章「はじめに」を読みました。共時的な研究をおこなう文化人類学から通時的な研究をおこなう歴史学に越境した研究をおこなうという試みです。
次回は、第2章から読みます。担当になっている人はレジュメを作ってきてください。
【インドネシア語読解】
今日は1班にBBC Indonesia.comのニュースNTT ulang pemungutan suaraについて報告してもらいました。
報道記事では話題の切り替えを示す接続詞としてsementaraがよく使われます。訳すときには「一方」「他方」とするとよいでしょう。
文章のなかで使われているnamanyaというのは、ある事柄を一言で要約して言えばこうなる、という意味で使われています。Untuk surat suara tertukar itu namanya pemilu lanjutanという文には、「投票用紙が取り違えられた今回のケースには継続投票となる。」といった訳が適当でしょう。
第3班には、An Indonesian-English Dictionaryの略語凡例の日本語訳を作ってきてもらいました。ぜひ活用してください。次回は、第4班にオランダ語固有名詞のカタカナ表記一覧を作ってきてもらいます。
テキストは、第1章の第3パラグラフの最後まで進みました。次回は、この続きから進みますので、しっかりと予習をしておいてください。
【リレー講義】
今日は、リレー講義の分担者として、東南アジア地域基礎II「東南アジア研究入門 歴史 その1 古代」の授業をおこないました。授業の詳細と配付資料については岡野賢二研究室のページをご覧ください。
コメントシートによる出席点と授業中に提出してもらった小テストの点数でこの授業の評価をおこないます。
【追記】
みなさんのコメントを読ませてもらいました。
東南アジア史を構造化することで高校でならった知識が整理できたという声が多かったのはうれしかったです。東南アジアは同じようなものだと思っていたが、地域による違いがあることが分かったという声も目立ちました。
また、その中で、大陸部が上座仏教化したのに対して島嶼部がイスラーム化した理由や、それぞれの変化に時代差があることの理由を知りたいという疑問も出されていました。
簡単に言えば、上座仏教は仏教としてイスラーム以前から東南アジアに知られていたこと、イスラームは海上交易ルートによる伝播が重要であり、島嶼部の港市から広がっていったこと、が理由になると思います。
写真の紹介では、建造物に人気がありました。マレーシア、ラオス、ビルマの写真を今回用意することができませんでした。各専攻語のみなさん、ごめんなさい。来年は、枚数を増やしてすべての専攻語をカバーしたいと思います。
フィリピンのバランガイ社会やインド系文字については、初めて聞いて興味をもった人が多かったようです。バランガイ社会に限りませんが、東南アジアの社会では女性の地位が比較的高いという共通性があります。フィリピンのインド系文字はすでにユニコードに収録されています。(Unicode公式サイトでPDF形式で見ることができます。Philippine Scriptsのところをクリックしてください。)
今回は、本当に超構造化でしたから、それぞれの地域の中のさらに細かな地域の特徴とか、社会の構造や人びとの生活といったことは、この講義の他の先生方の授業や、各専攻語の地域基礎で学んでください。
【4年次対象ゼミ】
2009年度最初のゼミには8人出席しました。今日は、受講生から卒論作成の状況について報告してもらいました。すでにテーマが決まって作業を始めている人ばかりでなく、テーマ設定にまだ迷っている人もいましたが、今日のゼミでほとんどの人の方向性がおおよそ決まったようです。
これから就職活動で忙しい時期となりますが、夏休みに入るまでに、テーマと方法論をきっちりと確定しておくようにしてください。
【東南アジア古典文化論】
2009年度最初の今週は授業のガイダンスをおこないました。市民聴講生5名を含む62名の受講がありました。ガイダンスのあと、スライドを見ながら東南アジアの宗教の多様性を理解してもらいました。
今日は宿題があります。東南アジア11か国の国名の意味と由来を調べて来週の授業時に提出してください。
■今週の配付資料(授業概要)
ファイルをダウンロード (180KB, PDF)
■今週の配付資料(宿題)
ファイルをダウンロード (65KB, PDF)
【追記】
この週に配った配付資料(授業概要)を改定しました。古いバージョンを持っている人はお手数ですが改定バージョンをダウンロードしてください。末尾がa2となっているseaclacul-20090416a2,pdfが改定版のファイルです。
【地域基礎】
新入生のみなさん19名が受講する最初の日なので、ガイダンスをおこないました。最初に自己紹介、留学生のタリさんの紹介に続いてグループ分けをおこない、最後にこれから4年間の大学での勉強の仕方について要点を説明しました。
グループ名は1)「ザたっち」、2)「じゃらわささ」、3)「まさかのランブータン」、4)「まんだら」に決まりました。1学期の授業では、授業の最初の10分を使って各グループ交代で「最近のインドネシアのニュース」について報告してもらいます。次週はザたっちからお願いします。
『論文ワークブック』(くろしお出版)は各自入手し、A4判レポート用紙(上に名前と学籍番号、複数ページの場合は左上ホッチキス止め)に「練習」と「タスク」をして授業時に提出してください。進度は自分のペースでかまいません(評価の対象にはしません)。
最後になりましたが、大学の授業に「正解」なし、「コピペ」は厳禁、引用はOK。授業に出た人には意味はわかりますね。
来週から授業に入ります。
【2009年度の記録】
青山が開講する2009年度大学院の授業に参加を希望する学生は4月14日(火)5限にインドネシア語共同研究室(641)においてガイダンスをおこないますから、必ず出席してください。
【追記】
当初、2限とお知らせしていましたが、都合により5限に変更させていただきました。場所は641です。
【3年次対象ゼミ】
今年度の最初のゼミです。8名の3年生が出席しました。卒論を書くことの意味と流れを説明しました。
卒論(卒研を含む。以下同じ)を書くことは、テーマの設定、テーマにあった調査の実施とデータの収集(大きくわけて文献資料とフィールドワークによるデータに分かれます)、データの分析、分析結果の説得力のある表現というステップを体験することです。これは、社会に出てからも有益な「リサーチ力」と呼ぶことができます。
出席者一人一人に現時点で頭にある研究テーマについて述べてもらいました。4月の段階ではまだ、ぼんやりしている人が多いのは当然でもあり、仕方ありませんが、今年の夏休みにはいるときには(仮でもよいので)テーマを決めておくことが大切です。卒論のスムースな完成のためには、卒論を提出する4年生の1月から現在まで逆算してみることが大切です。
2009年4年~7月 テーマの決定
2009年8年~9月 夏休みの活用(先行文献の調査→参考文献目録の作成→主要文献のレジュメ作成
2009年10年~12月 テーマの絞り込み、再調整
2009年1月~7月 就職活動
2009年8月~9月 夏休みの活用(フィールドワーク、文献調査)
2009年10月~12月 卒論の作成
ゼミ長を選出し、メーリングリストの立ち上げを依頼しました。また、次週に読むテキストのオリジナルを明日渡してコピーしてもらうことにしました。次週までにこのテキストを読んできてください。また、指名された人はレジュメを作ってきてください。
テキストは関本照夫「東南アジア的王権の構造」『現代の社会人類学3 国家と文明への過程』(東京大学出版会、1987)です。
【インドネシア語読解】
2009年度最初の授業が始まりました。2年生+アルファで29名が出席しました。
授業の進め方を説明したあと、テキスト(Jakarta Tempo Doeloeの第1~3章)のコピーを配付しました。コピーの数が不足して申し訳ありません。受け取れなかった人は、追加コピーを今日の午後3時以降に633のドアのボックスに入れておきますので、取りに来てください。
全体を6班に分けました。次週から1班から順番にBBC Indonesia.comのニュースを翻訳してきてください。ほかに、3班は来週4月20日にKmus Indonesia-Inggrisの略語凡例の翻訳、4班は再来週4月27日にテキストに出てくるオランダ語の人名・地名のカタカナ表記のリストを作ってきてください。
今週は、ジャカルタのオランダ時代の地図と現代の地図を比較して、バタビアからジャカルタへの変化の様子を簡単に説明しました。来週からはテキストを読み始めるので、最低でも6パラグラフは予習してきてください。
第3章終了後のテキスト用の章はこれから決めるので、リクエストがあれば今月中に青山まで知らせてください。可能な範囲で考慮します。
【リレー講義】
2009年度は以下のリレー講義の分担を予定しています。担当授業日が確定しましたら、順次案内していきます。最後の数字は教室番号と授業科目コードです。
【1学期】
■月曜日1限 4月20日 地域基礎II:東南アジア研究入門 歴史:古代 227 (2515)
■月曜日1限 6月29日 地域基礎II:東南アジア研究入門 宗教:イスラーム 227 (2515)
■木曜日1限 5月21日 多言語・多文化社会(歴史):多民族国家インドネシア 226 (6435)
■木曜日2限 6月18日・25日 表象としての映画:インドネシアに関連する映画 226 (9405)
【2学期】
■火曜日1限 10月27日 世界に現れる「神」:インドネシアの神・神々・カミ 101 (6026)
■水曜日4限 11月4日・11日・25日 民族と民族問題の諸相:インドネシア 101 (9413)
【追記】
月曜日1限「地域基礎II」の日時を変更しました(2009年4月13日)。
木曜日1限「多言語・多文化社会(歴史):多民族国家インドネシア」の日時を5月14日から5月21日に訂正しました(2009年5月12日)。
2学期水曜日4限「民族と民族問題の諸相:インドネシア」の日時が確定しました(2009年7月24日)。
2学期火曜日1限「世界に現れる《神》:インドネシアの神・神々・カミ」の日時が確定しました(2009年10月6日)。
【2009年度の記録】
2009年4月1日をもって東京外国語大学外国語学部の教員は原則として大学院総合国際学研究院に所属することになりました。外国語学部は教育組織として存続するので、開講する授業科目など教育に関する体制はこれまでと変更はありません。ただし、2009年度から大学院に進学する院生は、これまでの地域文化研究科にかわって総合国際学研究科に所属することになるのでご注意ください。
青山のウェブサイトでも当面は外国語学部の名称を残していますが、順次、必要に応じて大学院総合国際学研究院に変更していく予定です。