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2011年6月30日

【4年次対象ゼミ】

今週は、DSさんにムスリム女性のかぶりものについての卒論の研究計画を発表してもらいました。活発な質疑応答がありました。

来週は、レジュメの報告、再来週は夏休み直前の中間報告をしてもらう予定です。

【東南アジア古典文化論】

今週は、アンコールに関連する映像資料を2点見てもらいました。最初は、TBS世界遺産「アンコールII」(2000年、24分)、二つめはディスカバリー・チャンネル「密林の至宝 アンコール」(2002年、53分)です。後者についてはコメントシートに記入し、提出してもらいました。

来週は、東南アジアへの上座仏教とイスラームの到来について触れる予定です。

2011年6月29日

【地域基礎】

今週は、ボブルドゥール班がインドネシアの環境破壊とその対策について報告をしてくれました。

配付資料にしたがって、インドネシアのイスラーム(6月27日にした地域基礎IIの授業の補足)について説明したあと、インドネシアの近代文学について説明をおこないました。

来週と再来週は、インドネシア映画Ada Apa dengan Cintaを鑑賞する予定です。

夏休みの課題レポートのテーマ一覧を配付しました。みなさんで相談して担当者を決め、再来週の授業時間時にリストを提出してください。

1学期の評価は、通常は期末試験をおこなっていますが、今年は期末レポートでおこないます。課題は来週発表します。

2011年6月28日

【3年次対象ゼミ】

今週は、最初に、クロンチョン、ダンドゥット、ポップ・インドネシアの曲を数曲聴いてもらいました。

そのあと、永渕康之「観光=植民地主義のたくらみ」山下晋司編『観光人類学』(新曜社, 1996, 35-44)のレジュメを発表してもらいました。

来週は、この論文のレジュメの残りと、山下晋司「『楽園』の創造―バリにおける観光と伝統の再構築」山下晋司編『観光人類学』(新曜社, 1996, 104-112)のレジュメを報告してもらいます。

再来週は、夏休みまえの中間報告会として、卒論のテーマに関係する文献リストを提出し、夏休みの計画を報告してもらいます。

それぞれの論文の最後についている練習問題に対する回答を提出してもらいました。

2011年6月27日

【インドネシア語読解】

今週のBBCニュースは、間に合わなかったので、来週にお願いします。

テキストは、第36章Bangkitnya Orang Jawaを終了し、第37章Trem Kudaの最後(p.87)まで進みました。最後のパラグラフの説明は来週おこないます。

次週は第38章Kereta Apiに進みます。

期末試験は7月11日ではなく、7月18日におこないます。1学期に読んだテキストのすべてが範囲になります。

7月11日にはミナン舞踊の公演に参加することで、出席とします。出席者はかならずコメントシートを7月11日に提出してください。

【リレー講義】

今週は地域基礎IIで「宗教と社会(その1)全体とイスラーム」を担当しました。

東南アジア全体の宗教の多様性を説明してから、映像資料「イスラム潮流 第1回すべてはメッカに始まる ~世界に広がる13億人~」(NHK, 1999年)の一部を見て、世界に広がるイスラーム共同体の中にある東南アジアを理解してもらいました。そのあと、東南アジアへのイスラームへの伝播、東南アジア諸国におけるイスラームの位置づけの違い、最近のイスラームの傾向を概観しました。

来週は、今週の講義内容についてのテストをおこなうので、配付資料をしっかりと復習しておいてください。

【追記 2011-07-13】
7月4日はこちらの不手際でテストができず、7月11日に実施しました。120名の提出があり、平均点は7.8点でした。8割以上の人が7点以上の成績でした。7点未満の人は配付資料をもういちどよく復習しておいてください。

2011年6月25日

【一般】

2006年6月25日(土)に開される東南アジア学会関東例会の6月例会の第2報告で、青山が以下のような報告をおこないます。コメンテーターには坂田貞二先生にお願いしています。

東南アジア学会関東例会 2010年度6月例会
日時: 2010年6月25日(土)13:30~17:45
会場: 東京外国語大学・本郷サテライト5階セミナースペース
アクセス:http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html

第2報告(15時45分~17時45分)
報告者: 青山亨(東京外国語大学・大学院総合国際学研究院)
コメンテーター: 坂田貞二先生
報告題:「インドネシア映画『オペラ・ジャワ』に見る「インド」のインドネシア化:ラーマーヤナ物語をイスラーム社会で語ること」

<報告要旨>
ガリン・ヌグロホ監督のインドネシア映画『オペラ・ジャワ』(2006年)は、ヒンドゥー叙事詩ラーマーヤナを題材に現代のジャワの農村を舞台にした作品である。インド文化はジャワ文化に深い影響を与えてきたが、本作品はラーマーヤナの単なる語り直しにとどまらず、伝統的であると同時に現代的なスタイルによる、斬新な解釈を示している。作品の中で、ラーマーヤナの語りは三つの層において進行する。第1層は観客によって共有された伝統的なラーマーヤナ、第2層は登場人物の演じてきたラーマーヤナ、第3層は登場人物の相互の関わりが作り上げる、スクリーンの前で展開する新しいラーマーヤナである。本報告では、この作品において、イスラーム社会の文脈の中で他者であるインド世界がどのようにインドネシア化されているかを検討するとともに、この作品が提示するジェンダー解釈が、ラーマーヤナの伝統なかできわめて独創的なものであることを明らかにする。

<参考文献> 青山亨「映画『オペラ・ジャワ』に見るラーマーヤナの変容」『総合文化研究』13: 37-60, 2010.(東京外国語大学学術成果コレクションのPDFファイルにリンク)

東南アジア学会関東例会の詳細はウェブサイトをご覧ください。
http://kantoreikai.blog.fc2.com/

2011年6月23日

【4年次対象ゼミ】

今週は、小瀬木えりの「フィリピン産織物ニピスの文化的意味変容をめぐって」の第4節のレジュメを報告してもらいました。フィリピン・ナショナリズムの高揚にともなうバロン・タガログの公式衣装化は興味深い現象でした。

来週は、DSさんに卒論の研究計画を報告してもらいます。

再来週以降は、ラファエラ・デワンタリ・ドゥイアント「分節化と多層性の中のインフォーマルセクター」『アジア遊学90号:ジャカルタのいまを読む』(勉誠出版、2006、pp.77-87)のレジュメを報告してもらいます。

【東南アジア古典文化論】

今週からは、アンコール・ワットを中心にアンコール朝の宗教遺跡を見ていきます。今週は配付資料をもとに説明をしたあと、映像資料「アンコール1」(TBS世界遺産、2000年放送、24分)を見てもらいました。

■配付資料
アンコール (ファイルをダウンロード 228KB, PDF)

2011年6月22日

【地域基礎】

今週は、映画『青空がぼくの家』を最後まで鑑賞しました。作品のテーマなどについてはワークシートに記入した内容をもとにクラス内で意見をだしてもらいました。ワークシートは提出してもらいました。

映画の舞台となったスハルト政権の功罪については、先週提出してもらったレポートをもとに、少し検討をしましたが、時間が足らなかったので、来週続きをしたいと思います。レポートは返却しました。

2011年6月20日

【3年次対象ゼミ】

今週は、323教室でパソコンを使い、Wordの注の入れ方、セクションの使い方を練習しました。

論文2点を配付したので、来週は分担してレジュメを作成し、報告してもらいます。

【インドネシア語読解】

今週のBBCは、第4班が先週提出してくれていたトヨタの大幅減益のニュースをあらためて報告してもらいました。

テキストは第35章を終えて第36章に入り、p.85のKebangkitan kesadaran politik bangsa Indonesia.まで進みました。来週は、この続きから始めます。

本文で、ブディ・ウトモが1908年5月20日に結成され、「その3か月後」の10月にジョグジャカルタで第1回大会が開かれたと書かれているのは矛盾ではないか、という質問がありました。たしかにこの部分は矛盾しています。5月と10月の部分は間違っていませんから、「その5か月後」が正しい記述ということになります。

先週の小テストの採点が終わったので、答案を返却しました。復習が十分でない人が多いようなので、予習と復習をしっかりとしてください。

2011年6月18日

【一般】

6月18日(土)に青山アイビーホールで東京外国語大学インドネシア語専攻とマレーシア語専攻の同窓会である南友会の初夏の集い(総会)が開催されます。

総会講演として、災害に対する東京外国語大学の対応について青山が報告する予定です。2005年のアチェの地震・津波で被害を受けた文字文化財の復興プロジェクトと2011年の東日本大震災における多言語災害情報提供活動の二つの経験について報告します。

2011年6月16日

【4年次対象ゼミ】

今週は、小瀬木えりの「フィリピン産織物ニピスの文化的意味変容をめぐって」の第1節~第3節までのレジュメを報告してもらいました。来週は第4節のレジュメをお願いします。

【東南アジア古典文化論】

今週は、スライドを使ってプランバナン・ヒンドゥー遺跡群について講義をおこないました。そのあと映像資料『プランバナン寺院遺跡群』(TBS世界遺産、2000年7月2日放送、24分)を見てもらいました。

来週からは、アンコール・ワットを中心にカンボジアのヒンドゥー教および仏教遺跡を見ていきます。

1学期の期末レポートの課題を発表しました。

提出日:2011年7月14日(木)4限授業時まで
問題:下記の2つの設問に答えなさい。A4判レポート用紙2-3枚にまとめる。1枚めの上部に氏名・専攻語・学生番号を明記し、「東南アジア古典文化論1学期期末レポート」と表記すること。
1. 東南アジアの「インド化」について、日本の「中国化」と比較しながら説明しなさい。
2. 東南アジアの古典文化を考えるうえで、なぜ現代の精霊信仰のあり方を検討することが重要なのかを説明しなさい。

2011年6月15日

【地域基礎】

今週は、チームナシゴレンがEPAによる看護師・介護福祉士来日についての報告をしてくれました。

先週に引き続いて映画『青空がぼくの家』を見ました。今週はアンドリとグンポルの二人がスラバヤで最初の夜を迎えるところまでです。来週、最後の30分を見ることにします。

映画を見ながら書いてもらうワークシートを配付しました。来週の授業時間中に提出してください。

■今週の配付資料(来週提出の宿題)
映画『青空がぼくの家』用ワークシート (80KB, PDF)

2011年6月13日

【3年次対象ゼミ】

今週は、先週に引き続いて山下論文の残りのレジュメを報告してもらいました。

来週は、パソコン教室323を使って、Wordの注の入れ方、セクションの使い方などを練習する予定です。323教室に集合してください。

【インドネシア語読解】

今週は、小テストをおこない既習部分のテキストを翻訳してもらいました。

テキストは35章Mas Asmaun Dokter Pertamaに入り、p.83, ...menulis dan berhitung.まで進みました。次回はこのパラグラフの説明から始めます。36章に入る予定なので、予習をしてきておいてください。

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2011年6月 9日

【4年次対象ゼミ】

今週は、SMさんに瀬川「独立後における景観の変容」宮本謙介編『アジアの大都市(2) ジャカルタ』(日本評論社, 1999年, 第2章)のレジュメを報告してもらいました。

次週からは、小瀬木えりの「フィリピン産織物ニピスの文化的意味変容をめぐって」加藤剛編『変容する東南アジア:民族・宗教・文化の動態』(めこん, 2004年, 第8章)のレジュメを分担して報告してもらいます。

【東南アジア古典文化論】

今週は、先週に引き続きボロブドゥールについてです。最初に映像資料Learning from Borobudurの前半を紹介し、そのあと先週の配付資料にもとづいて「8世紀の仏教世界」について説明をおこないました。

次週は、プランバナン・ヒンドゥー教寺院遺跡についてです。

国名の由来・意味の宿題と「インド化」の要約レポートを返却しました。国名の由来・意味については解答編も配付しました。

参考資料として青山亨「ボロブドゥールとプランバナン」『季刊 文化遺産』(第5号, 1998年, pp.14-21)を配付しました。

2011年6月 8日

【地域基礎】

今週は、タランブーン班にインドネシアの経済成長と外食産業の発展について報告をしてもらいました。日本の外食チェーンやコンビニなども進出を始めました。外食産業の発展は中間層の増加を示していると言えるでしょう。

そのあと、配付資料にもとづいてスハルト政権の特徴をまとめたあと、この時代の状況を知る材料としてインドネシア映画『青空がぼくの家』(スラムット・ラハルジョ・ジャロット監督、1989年、102分)の最初の30分を鑑賞しました。次回は、残りを鑑賞します。配付資料をきちんと読んできておいてください。

宿題になっていたスハルト政権の経済政策の功罪のレポートを提出してもらいました。今日出せなかった人は今週中に633のドアボックスに提出してください。

2011年6月 6日

【3年次対象ゼミ】

今週は、山下晋司「都市の語りとしての大衆音楽:インドネシアにおける音楽・社会・国家」(関本照夫・船曳建夫編『国民文化が生まれる時:アジア・太平洋の現代とその伝統』リブロポート.1994.pp.33-66)をテキストにレジュメを提出してもらい、3人の学生に発表をしてもらいました。

「近代化の儀礼」という概念を考えるために、文化人類学での通過儀礼の説明を使いました。地域研究の場合、文化人類学や社会学などの分析道具を使うことが多いので、関連する分野の基礎知識も勉強しておいてください。

来週は引き続き残りの学生に発表をしてもらいます。

【インドネシア語読解】

今週のBBC Indonesiaでは、3班にスシロ・バンバン・ユドヨノ大統領が党会計不正の非難を「中傷」として否定した記事を報告してもらいました。

・mereka yang mengeluarkan fitnah harus bisa membuktikan ucapannya.という文は、「中傷する側こそが自分たちの発言(の正しさ)が証明できることを示さなければならない。」という意味です。関係詞yangの使い方や、harus bisaの使い方に注意してください。
・kaderは英語のcadreと同語源です。ここでは党の中枢にいる「幹部」を指しています。

テキストは34章の最後まで進みました。34章ではオランダ植民地時代の学校制度について述べられています。とくに難しい文はなかったようです。次回は、35章から読み進みます。

2011年6月 2日

【4年次対象ゼミ】

今週はMAさんに、オランダ領東インド期におけるジャワの糖業と煙草産業の歴史に関する論文のレジュメを報告してもらいました。

次回はSMさんに、現代インドネシアの水事情についての報告をお願いします。

【東南アジア古典文化論】

今週から、ボロブドゥール仏教遺跡について講義をおこないます。配付資料とスライドにもとづいてボロブドゥールの概要と意味を説明しました。

説明のあと、ボロブドゥール寺院遺跡群についての映像資料(THE世界遺産.TBS.2002年9月15日放送.24分)を見てもらいました。前回の映像資料とは別のもので、浮き彫りも比較的詳しく紹介されています。

次週は、引き続きボロブドゥール仏教遺跡に触れたあと、ヒンドゥー教遺跡であるプランバナン遺跡について講義をおこないます。

■配付資料
ボロブドゥール (ファイルをダウンロード, 284KB, PDF)

          

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