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2012年12月25日

【3年次対象ゼミ】

今週は12月25日(火)に月曜日の振替授業をおこないました。

最初に、卒論の論理構造を構想することの重要性を田中幸夫『卒論執筆のためのWord活用術』(講談社、2012年)のpp.58-64の部分を使って説明しました。

続いて、卒業論文制作に向けての中間報告として、テーマ、テーマに向けての研究計画、これまでの進捗、冬休みの予定をまとめて、10分以内で報告してもらいました。あわせて内容をレポート用紙1枚にまとめて提出してもらいました。次回、年明けの1月21日のゼミでは、今日述べてもらった冬休みの予定の成果を提出し、報告してもらいます。充実した冬休みをおくり、よい新年を迎えてください。

【インドネシア語読解】

最初に、KOMPAS紙の記事の翻訳を各班ごとに発表してもらいました。以下の点に気を付けてください。
・sosialisasi 直訳すると「社会化」ですが、これでは日本語になっていません。「社会啓蒙」「社会啓発」「普及活動」などの訳語を考慮してください。
・dikoordinasikan 直訳すると「調整する」ですが、これではよく伝わりません。「関係省庁との調整をおこなう」と言った訳を考慮してください。
翻訳したテキストは添付ファイルで送ってもらいました。年明けにコメントをつけて返却します。

テキストは第3章の第2パラグラフの最後(... masalah dengan anaknya.)まで進みました。年明けの次回はこの続きから始めます。予習をしっかりとしておいてください。

今週は冬休みの宿題を出しました。テキスト'Kota Hantu' Bataviaの日本語訳を年明け最初の1月21日の授業時間に一人ずつ提出してください。

それでは充実した冬休みとよい新年を迎えてください。

2012年12月20日

【4年次対象ゼミ】

今週は今年最後のゼミです。SAさん、MYさん、SHMさんへの卒論指導をおこないました。SAさんには構成をはっきりさせることと、フィールドワークのデータをしっかりと生かすことを助言しました。MYさんは内容はほとんど書けているので、構成について改善を助言しました。SHMさんはまだ時間をかける余裕があるので、不足している部分のデータを集めるよう助言しました。

卒論の提出は来年1月7日と8日です。間に合うように執筆をすすめてください。草稿ができたら青山に送ってください。できる限りコメントを返したいと思います。

新年最初の1月17日のゼミでは、卒論提出後の予定について説明をするので全員必ず出席してください。

それでは体調管理に気をつけて、卒論の執筆に全力を傾けてください。そして気持ちよく新年を迎えてください。

【東南アジア古典文化論】

今週は、前回に引き続いて映画版『マハーバーラタ』を鑑賞しました。カルナがパラシュラーマからパシュパタに対抗する呪文を授かる(が失敗する)場面から始めて、ビーマがドゥシャッサナを殺して誓いを果たす場面までを見ました。次回は、続きのアルジュナとカルナの一騎打ちの場面から見ることにします。

冬休みの課題を発表しました。問題と別紙資料の2部構成です。2013年1月17日の授業時間に提出してください。

今年の授業は今日が最後です。楽しく充実した冬休みとよい新年を迎えてください。

■今週の配布物(PDF)
冬休みの課題(問題) (118KB)
冬休みの課題(別紙資料) (797KB)

2012年12月19日

【地域基礎】

今週は、今年最後の授業となりました。映像資料として映画『危険な年』(1982年)を鑑賞しました。1965年9月30日事件直前のジャカルタを舞台にした作品です。時間が足りなかったので、今回はビリー・クワンの物語を中心に見ていきました。

冬休みの宿題を出しました。今年一年間の「私が選ぶインドネシアの10大ニュース」を選んでください。各自A4判1枚に「ランク、ニュース、ニュースを選んだ理由を一言」の順番に10のニュースをまとめて、来年1月16日の最初の授業時間に提出してください。

授業時間では各グループ毎に、グループで選ぶ10大ニュースを決めて、発表してもらいます。

夏休みの課題レポート報告も再開します。第16章からです。報告の準備をしておいてください。

それでは、楽しく充実した冬休みと良い新年を迎えてください。

2012年12月17日

【3年次対象ゼミ】

今週は、AMさんにヴァネッサ・ベアード『性的マイノリティの基礎知識』(作品社、2005)のレジュメの報告をしてもらい、グローバル化や国家と性的マイノリティの関係について議論することができました。

次回は12月25日(火)に月曜日の振替授業をおこないます。ゼミでは卒業論文制作に向けての中間報告をしてもらいます。テーマ、テーマに向けての研究計画、これまでの進捗、冬休みの予定をまとめて、10分以内で報告をしてください。あわせて内容をレポート用紙1枚にまとめて提出してください。

【インドネシア語読解】

今週は、最初に前回提出してもらったニュース記事の各班の翻訳へのコメントを配付しました。

テキストは第2章の終わりまで進みました。kelas(「クラス」ではなく「学年」)やorang banyak(「大勢の人」ではなく「大衆」)のようにうっかりと見過ごしそうな単語の意味にも注意をはらってください。ある程度インドネシア語ができるようになった段階でひっかかる落とし穴です。

次回は第3章から始めます。しっかりと予習をしてきてください。

インドネシア語の新聞記事を宿題に出しました。来週、各班ごとに訳を発表してもらいます。Kompas誌のRedenominasi, Sen Menjadi Satuan Rupiah Terkecilという記事です。翻訳したテキストは青山にメールで提出してください。

なお、次回は12日25日(火)に月曜日の振替授業をおこないます。

2012年12月14日

【出前授業・模擬授業】

今日は東京学芸大学附属国際中等教育学校で4-5年生(高校1-2年生に相当)計26名を対象に出前授業をおこないました。

日時:2012年12月14日(金)第1回 13:20-14:10、第2回 14:20-15:10(各50分、質疑応答を含む)
場所:東京学芸大学附属国際中等教育学校(東京都練馬区東大泉)
題目:多民族国家に生きる:世界最大のイスラーム教国インドネシア

50分でしたので残念ながら質疑応答に時間を取ることはできませんでしたが、インドネシアに関心をもっていただけたようです。

2012年12月13日

【4年次対象ゼミ】

今週は、MYさんとSAさんに卒論指導を行いました。MYさんは市ヶ谷のJICA図書館で入手した資料をもとに高速鉄道と地熱発電の2つのトピックを卒論に盛り込むことを決めました。私からは、もし可能であればもう1つトピックを追加して3つにすることを助言しました。SAさんに対しては、日本文化の海外での受容はどうなっているのか、という大きな問題設定に対して、日本のロックバンドのインドネシアにおけるファン・クラブの活動を分析することで答える、という大きな枠組みを明らかにするとよいと助言しました。

【東南アジア古典文化論】

今週から映画版『マハーバーラタ』(The Mahabharata、ピーター・ブルック監督、英語、170分、1989年)を鑑賞します。今日は、パーンダヴァ5人兄弟とドラウパティーが森に追放され、その間、アルジュナがシヴァ神から究極の破壊兵器パシュパタを授かる場面までを見ました。次回はこの続きからです。

映画の詳細についてはInternet Movie Databaseの映画情報Mira Costa Collegeの作品解説を参照してください。

2012年12月12日

【リレー講義】

この日は227教室で総合文化研究入門A「さまざまな文化の理解のために」の第10回として「伝統芸能に見るジャワの文化伝承」を担当しました。

配付資料とスライドを使って講義をおこないました。また、ブドヨ・クタワンとスンドラタリの映像資料の一部を紹介しました。

レスポンスシートには以下の設問1つについて答えてもらいました。配付した資料の設問とは異なっているので注意してください。

ジャワの文化はどのような意味で「重層的な文化の伝統」 をもつと言えるのか、ジャワの芸能や儀礼を例として説明してください。

授業で使った映像資料はYoutubeで見ることができます。
1) Bedoyo Ketawan (3分27秒)
2) Sendratari Ramayana (15分)
1)はススフナン(スラカルタの王の称号)であるパクブウォノ12世の即位記念式で行われたブドヨ・クタワンの映像、2)はプランバナンの屋外劇場で行われたラーマーヤナのスンドラタリ劇の映像です。

配付資料は以下のリンクからダウンロードすることができます。

■配付資料
概要(PDF, 202KB)
スライド抜粋(PDF, 224KB)
レスポンス・シート(WORD, 19KB)


教職課程研修参加のため本日の授業を欠席した受講生の方へ

「レスポンス・シート」を12月18日(火)まで受け付けます。以下の指示に従ってください。

1) 配付資料の概要とスライド抜粋をダウンロードして授業の内容を理解してください。映像資料も視聴してください。授業に出席した受講生のノートなどを参考にしてもかまいません。
2)レスポンス・シートをダウンロードして上記の設問に対する回答を書き込み、12月18日(火)18:00までに、青山亨のメールアドレスに添付ファイルとして送信するか、あるいは、633研究室のドアボックスに提出してください。
3)メールアドレスはtaoyama@tufs.ac.jpです。件名には「レスポンス・シート」と記入してください。

【地域基礎】

今週は、最初に前回途中で終わった第15章パプアの報告の続きをしてもらいました。そのあと、宿題だったアチェの舞踊についての説明をしてもらいました。

続いて、これまでの報告に関係した映像資料2点をみてもらいました。
1) 「地球でイチバンのツリーハウス:インドネシア・ニューギニア島」(NHK、2011-11-17放送、48分)
2) 「プラネット・ベービーズ:インドネシア・バリ 母となる日」(NHK、2011-02-27放送、29分)
1)はパプアのコロワイ族の樹上家屋での生活、2)はバリの生後105日めのニャンブタン儀礼の様子を描いたドキュメンタリーです。1)については公式サイトイチバン百科に詳しい情報があります。

2012年12月10日

【3年次対象ゼミ】

今週は、UAさんにインドネシアにおける原子力発電導入に関する論文2本のレジュメを報告してもらい、議論をおこないました。技術、経済、エネルギー政策など幅広い議論ができてよかったと思います。

次回は、AMさんに性的マイノリティーに関する文献のレジュメを報告してもらいます。また、今年の最後のゼミでは卒論に向けての中間報告を一人10分間の目安でしてもらうので、準備をしておいてください。

【インドネシア語読解】

今週は、前回配付した「新聞記事の構造」の説明を簡単にしたあと、テキストの読解を第2章第6パラグラフの最後(... berlainan dengan orang Jepang)までしました。

次回は、第7パラグラフから、オレンジ・アリス班とパワー丼で班の担当で始めます。

2012年12月 6日

【4年次対象ゼミ】

今週は、MYさんに卒論指導をおこないました。日本のインドネシアに対するODA案件の具体的な資料を集める必要があるようなので、市ヶ谷のJICA図書館で資料を探すよう助言しました。

【東南アジア古典文化論】

今週は、最初に学生にマハーバーラタの登場人物の相関図を描いてもらって、物語の背景説明の続きをおこない、最後に参考文献の解説と映画『マハーバーラタ』の説明をおこないました。

次回からいよいよ映画『マハーバーラタ』を見ることにします。

2012年12月 5日

【地域基礎】

今週は、残っていた宿題の答えを発表してもらったあと、前回から残っていた第12章の質疑応答をしたあと、第13章~第15章の報告をしてもらいました。

第13章 ミナンカバウの社会と文化
第14章 アチェの社会と文化
第15章 パプアの社会と文化―それでもここはインドネシア―

第15章の途中で時間が来たので、次週続きの2-4から発表してもらいます。また、アチェについての質問の一つも宿題とし、次週答えてもらいます。

次週と再来週は、レポートの発表は一休みし、映像資料を見てもらいます。予定している資料は次のとおりです(抜粋する場合もあります)。

・「プラネット・ベービーズ:インドネシア・バリ 母となる日」(NHK、2011-02-27放送、29分)
・「地球でイチバンのツリーハウス:インドネシア・ニューギニア島」(NHK、2011-11-17放送、48分)
・映画「危険な年」(The Year of Livingly Dangerously、1982年、117分)

2012年12月 3日

【3年次対象ゼミ】

今週は特別に323教室を使って、卒業論文を書くためのパソコンの活用方法、とりわけマイクロソフト社のワードの使い方について説明をしました。パソコンおよびワードの基本的な操作方法は習得していることを前提とします。

今回はポイントの2まで進みました。3以降は日を改めて別の機会におこなうことにします。

次回は、夏休みの課題のレジュメをまだ報告していない人に報告をお願いします。


卒業論文を書くためのパソコン活用法

卒業論文を書くためのワードの使い方は、レポートを書くときの使い方には、共通点もありますが、異なるところもあります。最大の違いは、卒業論文は、論文特有の約束事があることに加えて、構造的に複数のパーツ(本文の章や目次や参考文献一覧など)に分かれており、量的に数十頁におよぶことです。

ここでは、ワードを使うことでいかに効率的に論文を作成するかという観点で説明をします。以下、ポイントをあげておきます。

より詳しく学びたい人には、次の本をお薦めします。
・田中 幸夫『卒論執筆のためのWord活用術』(ブルーバックス) 講談社,2012.

■1. ワードを使い始める前にしておくこと
ワードを活用するためには次の点に気を付けてください。
・編集記号を常に表示させる。
・オートコレクトを無効にする。
・禁則文字のレベルを高くする。
・余白を変更する。
詳細は以下のページを参考にしてください。
MS Word (ワード)を飼いならそう
わがままWord 文章の体裁を整える No.1

■2. 区切り、タブとインデント
タブとインデントは基本なので押させておきましょう。
・区切りを使いこなす。
・タブを使いこなす。
・インデントを使いこなす。
詳細は以下のページを参考にしてください。
わがままWord 文章の体裁を整える No.2

■3. 画像ファイルの挿入
画像ファイルの取り扱いになれてください。
詳細は以下のページを参考にしてください。
PCサポート・エイム 画像ファイルやテキストボックスの挿入・操作

■4. 表の挿入
表の取り扱いにもなれてください。
詳細は以下のページを参考にしてください。
WORD 表の編集

■5. ノンブル(ページ番号)の挿入
卒論のようにページ数が多く、かつ章に分かれている場合にはノンブル(ページ番号)の挿入にも工夫が必要です。
詳細は以下のページを参考にしてください。
MS Wordで本文の最初のページを第1ページにしたい

■6. 注をつける
卒論では注は不可欠です。注の付け方を習得しておくて便利です。
詳細は以下のページを参考にしてください。
卒論の注の付け方:脚注と後注
MS Wordで注をつけるときのコツ 【その1】
MS Wordで注をつけるときのコツ 【その2】
MS Wordで注の位置を参考文献リストの前に配置したい

■7. コメント機能の使い方
コメント機能は教員に卒論の原稿を見てもらうときに使います。基本を知っておくと便利です。
詳細は以下のページを参考にしてください。
MSWordのチェック・コメント機能の使い方

■参考
パソコン教室での実習に使っているファイルです。
Wordの使いこなし レポート・卒論の作成

【インドネシア語読解】

今週は、宿題にしていたBBCニュースの翻訳をグループ毎にしてもらいました。そのあと、新聞記事の構造についての資料を配付しました。内容についての説明は次回におこないます。

次回は、通常の授業にもどってBambu dan Orang Jepangを第2章から読み始めます。

          

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