≪ 2012年7月 | トップ | 2012年9月 ≫

2012年8月26日

【一般】

東京外国語大学のオープンアカデミーの枠組みで多言語・多文化教育研究センターが開講している「多言語・多文化社会専門人材養成講座」のなかで、8月26日(日)に「多文化社会における宗教」というテーマを担当して講義をおこないます。

■多言語・多文化社会専門人材養成講座
■担当:共通必修科目(言語と文化3)「多文化社会における宗教」
■日時:2012年8月26日(日)9:00-10:40
■場所:東京外国語大学府中キャンパス

イスラームが多数派を占めるインドネシアを例にとって、多文化社会における宗教のあり方の理解を深めます。

多言語・多文化社会専門人材養成講座の詳細は多言語・多文化教育研究センターのウェブサイトをご覧ください(2012年度受講生の募集は締め切られています)。



受講生のみなさまへ

宗教について、学問的にはどのようなアプローチがなされているのか、どのような問題が議論されているのか、を知るためにはいくつもの本が出ています。

講義でも紹介した本のほかに、以下の本も入門書としてよいと思います。誰もがいだく日常的な疑問を取り上げ、それらの問題を宗教学的な議論へと結びつけていく構成になっています。各章ごとに日本語で読める入門書と基本書が多数あげられているので、さらに深く理解をすすめたい人にも便利です。

・島薗進・葛西賢太・福嶋信吉・藤原聖子・編『宗教学キーワード』(有斐閣双書)有斐閣,2006年.(Amazon

宗教とは離れますが、多言語・多文化教育研究センターの元同僚で現在は慶應義塾大学の教員である塩原良和さんが書いた以下の本は、日本における多文化社会のあり方を考えるうえでよくまとまった入門書であると思います。

・塩原良和『共に生きる―多民族・多文化社会における対話』 (現代社会学ライブラリー3)弘文堂,2012年.(Amazon

2012年8月 4日

【一般】

夏期世界史セミナー―世界史の最前線IV―

東京外国語大学で高校・予備校の世界史担当教員を対象にした「夏期世界史セミナー―世界史の最前線IV―」が下記のように開催されます。青山は2日め8月4日の9:30-10:50に講義をおこないます。題目は「東南アジアを中心として見た7~9 世紀の仏教世界」です。

■夏期世界史セミナー―世界史の最前線IV―
■日時:2012年8月3日(金)~4日(土)
■場所:東京外国語大学府中キャンパス 研究講義棟 227(115から変更)
■主催:海外事情研究所・高大連携事業
■詳細:募集要項とプログラム(PDF)(募集は7月13日で終了しました。)

8月3日(金)14:00-17:20
・青山弘之「アラブの春」のその後:絡み合う紛争がもたらす「民主化」の阻害
・吉田ゆり子 近世日本における差別と地域社会

8月4日(土)9:30-15:50
・青山亨 東南アジアを中心として見た7~9世紀の仏教世界
・相馬保夫 ホロコーストとマイノリティ:両大戦期中欧の世界史的変動
・坂井真紀子 フランス植民地における農村の変容と「文明化」~チャド共和国の事例から~
昼休みに意見交換会・懇親会があります。




セミナー参加者の皆様へ

講義は無事に終了しました。ご質問をいただき、ありがとうございました。

講義「東南アジアを中心として見た7~9世紀の仏教世界」の補足資料を用意しました。下のリンクからPDFファイルをダウンロードすることができます。

地図「東南アジア初期国家」修正版 (101KB)
講義で使用したスライド (1.29MB)


閲覧するためには、会場でお知らせしたパスワードを入力する必要があります。

          

カテゴリー

過去のお知らせの記録

新規エントリーの投稿
[権限をもつユーザのみ]