≪ 2019年3月 | トップ | 2019年5月 ≫

2019年4月26日

【4年次対象ゼミ】

今週は、Wさんに以下の文献の書評レジュメを報告してもらいました。

  • 北村由美.『インドネシア 創られゆく華人文化:民主化以降の表象をめぐって』(明石書店、2014)(リンク

本書では、民主化以降の表象として、儒教の宗教化、タマン・ミニ・インドネシア・インダに新設された印華文化公園、プラナカン概念を取り上げています。卒論に利用するうえで、プラナカン概念についてより深く理解する必要があることが指摘されました。

次週、5月2日は休日なので、次回は5月9日です。Kさんに報告してもらう予定なので、準備をしておいてください。

WB-S__111075330.jpg

2019年4月25日

【3年次対象ゼミ】

今週は、ベネディクト・アンダーソン著、白石隆・白石さや訳『定本 想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行』(2007年、書籍工房早山)の序章の書評レジュメを提出してもらい、Tさんの報告を受けて議論を行いました。ナショナリズム、インターナショナリズム、グローバリゼーション/グローバリズムのそれぞれの特徴と違いについて整理することができました。原書が刊行された1983年に先立つ1978年~79年に起きたベトナムのカンボジア侵攻、中国のベトナム攻撃の衝撃が理解できたと思います。

次週、5月2日は休日なので、次回は5月9日です。引き続き、序章のp.20に書かれている「旧国民」や「サブ・ナショナリズム」の意味について検討する予定です。

WB-2019-04-25 16.00.40.jpg

2019年4月24日

【リレー講義】

今週は、オセアニア地域基礎の授業にゲスト講師としてお招きいただき、「インドネシアとオーストラリア」というテーマで講義を行います。

2019年4月20日

【4年次対象ゼミ】

今週から、原則として週毎に一人ずつ各自の卒論のテーマに関わる文献の書評レジュメを報告してもらいます。今週はOさんに以下の文献の書評レジュメを報告してもらいました。

  • 北村恵子「インドネシアにおけるシャリーア金融機関普及の背景―ジョクジャカルタ特別州の事例―」『国際開発研究フォーラム』27 (2004): 17-35.(リンク

イスラーム金融の基本をまず理解することの必要性が指摘されました。最近はイスラーム金融の入門書・概説書が増えているので、まず読み込んでおくことが大切だと思います。

また、先行研究として、大学のオンラインデータベースを利用してJSTORなどのデータベースから英語の文献を探してみることも有益だと思います。

次回はWさんの報告を予定しています。

【3年次対象ゼミ】

今週は、先週課題に出した「キャッシュレスについて調べる」をテーマに、各自でレポートを作成し、報告してもらい、議論を行いました。

議論の中から見えてきたことは、日本のキャッシュレス化の進展を考えるうえでの多くの論点は、キャッシュレスが便利だと感じる要因(プルの要因)と、現金が不便だと感じる要因(プッシュの要因)の二つの側面に分けて整理すると、理解しやすいということでした。また、今日の議論では十分に話し合えませんでしたが、災害による停電時にはキャッシュレスは使えないが現金は使えるという点も留意すべきだと感じました。

このほか、同じキャッシュレスと言っても、欧米で以前から普及しているクレジットカードによる決済と、中国などで伸びているQRコード・アプリによる決済同列に論じてもよいのか、という点も指摘されました。ゼミの履修生の間ではQRコード・アプリを利用する人とそうでない人が二つに分かれたのが興味深かったです。

キャッシュレス化が進まない要因(規格の乱立など)やそのための対策(政府の政策など)についてはさまざま意見が出されており、その多くはゼミの議論でも言及されましたが、ゼミの後で読んだ以下の論文が「ウォレットの分断」という視点から議論しており、個人的にとても参考になったので、共有のため紹介しておきます。

次回は、『共同の想像体』の書評レジュメを報告してもらう予定です。準備をしておいてください。なお、レポートやレジュメには、提出日の日付を付けることと、2ページ以上になる場合にはページ数を付けることを忘れないでください。細かなことですが、あとで整理するときの効率がちがいます。

新規ドキュメント 2019-04-18 16.01.35_1.jpg

2019年4月15日

【リレー講義】

4月15日(月)5限に226教室において、博士前期課程1年生を対象にした総合国際学研究基礎の講義のなかで「研究倫理」について講義をします。

2019年4月11日

【インドネシア語専攻で勉強する人のために】

インドネシア語を聞き取る力を向上させる方法の一つとしてNHK WORLD JAPAN Indonesianがお勧めです。日本やアジアのニュースを中心に標準的で自然なインドネシア語に耳を慣らすことができます。主な内容がテキストで表示されるので、内容をまず読んで理解したあと、耳だけで何度も聞くといった使い方ができます。

パソコンで聞く場合はウェブサイトにアクセスしてください:
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/id/

スマホで聞く場合はアプリ「NHKワールド JAPAN ラジオ」をApp StoreまたはGoogle Playからインストールしてください。なお、Android用のアプリは日経トレンディネットで紹介されています。

【4年次対象ゼミ】

今週は6名出席しました。

最初に、アクティブラーニングとして以下の課題の出しました。東京国立博物館で3月26日~6月2日に開催されている特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」を鑑賞し、レポートを提出してください。テーマは「空海および曼荼羅とインドネシアとのつながりを明らかにする」です。A4判1枚にまとめ、6月末までに提出してください。

次に、先週お願いしていた卒論の作成計画について報告してもらい、議論を行いました。

来週はOさん、再来週はWさんに、それぞれ卒論のテーマに関わる参考文献を読んできてレジュメを報告してもらいます。

【3年次対象ゼミ】

最初にアクティブラーニングのお知らせを3件しました。第1に、ブラタオヤマの日程は6月21日(金)に決まりました。今回のお題は「渋谷川を下る」です。具体的な課題は6月以降に告知します。

第2に、今年の3大学合同ゼミの日程は10月19日(土)・20日(日)に決まりました。今後は、各大学の連絡役の間で連絡をとりあって、テーマやプログラムを決めてもらうことになります。

第3に、東京国立博物館で3月26日~6月2日に開催されている特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」を鑑賞し、レポートを提出してください。テーマは「空海および曼荼羅とインドネシアとのつながりを明らかにする」です。A4判1枚にまとめ、6月末までに提出してください。

続いて、先週提出してもらった春学期課題レポートを全員に報告をしてもらい、それをもとに議論をおこないました。卒論を作成するには、問いを立て仮説を立てるプロセスと、仮説の根拠となるデータを集めるプロセスから成り立っていることが明らかになりました。議論をまとめたホワイトボードの記録を掲載しておきます。

3年次ゼミ-20190411.png

最後に、来週以降の課題を出しました。次週は、今週の「調べる」の議論をもとに、仮説と根拠に留意して、最近話題の「キャッシュレス」について、各自の関心に応じてテーマを設定し、レポート(A4判1枚程度)を提出し、報告してください。

再来週以降は、各自で以下の文献を読んで書評レジュメを提出し、報告してもらいます。書評レジュメの書き方は「レジュメの基本」を参考にしてください。詳しい段取りは来週のゼミで説明します。

  • ベネディクト・アンダーソン著、白石隆・白石さや訳『定本 想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行』(2007年、書籍工房早山)序章および第3章

それでは、来週ゼミで会いましょう。

2019年4月 8日

【大学院】

今週は今年度最初の大学院生対象のゼミです。

大学院ゼミは月曜日2限、3限、4限に開講します。2限では博士前期課程の院生と研究生を対象にした修論指導、3限では博士前期課程と博士後期課程の院生と研究生を交えての文献講読、4限では博士後期課程の院生を対象にした個別の博論指導をそれぞれ主に行う予定です。

なお、今学期の3限では、以下の文献を輪読する予定です。

2019年4月 4日

【4年次対象ゼミ】

今週は今年度最初の4年次卒論ゼミです。出席者は7名でした(うち副ゼミとしての履修者が1名)。卒論や就活の進捗状況を説明してもらいました。

その中で、なぜ卒論を書かなければならないのか、という疑問に答える議論を行いました。結論から言うと、卒論作成の前提となる、調べる力、分析する力、説明する力が十分に備わっているということを総合的に評価するための成果物が卒論ということになります。これらの力は、社会人になってからも必ず必要とされる力です。したがって、卒論を提出し合格したということは、自立した社会人として活動できる力を大学から認められたということを意味します。

次回は、あらためて卒論の研究計画をA4判1枚にまとめて提出してください。研究計画には、研究テーマ、データを集めるための方法、卒論完成までのスケジュールを含めてください。これをもとに、今年度のゼミの授業計画について相談をすることにします。

2019-04-04-S__109879299.jpg

【3年次対象ゼミ】

新年度最初の3年次ゼミでは春学期の授業予定について説明を行いました。

最初に、受講生1人1人に自己紹介をしてもらったあと、各自の関心テーマや留学の経験・予定などについて話をしてもらいました。

ゼミ内のLINEグループの立ち上げ、アクティブラーニング(ブラタオヤマ)の幹事役、阪大・南山大学と行っている恒例の3大学合同ゼミの連絡役を決めました。

最後に、春休みの課題レポートを提出してもらいました。

次回は、課題レポートを報告をしてもらう予定です。また、書評レジュメのためのテクストや資料を準備しておく予定です。

2019年4月 1日

【リレー講義】

2019年度に担当するリレー講義あるいはゲスト参加する講義を掲示します。(2019年05月01日更新)

【春学期】

【秋学期】

  • 秋学期 月曜5限 226ほか 異分野交流ゼミ 
          

カテゴリー

過去のお知らせの記録

新規エントリーの投稿
[権限をもつユーザのみ]