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2016年4月13日

【お知らせ】

2017年度のための個別ゼミ・ガイダンスの日程が決まりました。(2016-10-31更新)

2017年度に3年生になってゼミに所属する学生のために、青山亨のゼミでは以下の要領でゼミ・ガイダンスを行います。履修を希望する現2年生は参加してください。

授業等止むを得ない理由で参加できない人は、月曜2限のオフィス・アワーに633研究室を訪問するか、メールでアポを取って633研究室を訪問してください。

日時 2016年11月7日(月)2限(10:10~11:40)
場所 インドネシア語共同研究室(研究講義棟641号室)


【あらかじめ読んでおいてください】

青山のゼミについては、総合文化コースのページにゼミの案内が出ています。必ず読んでおいてください。

以下、個別ゼミ・ガイダンスでお話をするポイントを記していますので、あらかじめ読んでおいてください。

1. 大学の卒業論文と卒業研究(以下「卒論」)の作成には教育的な意義があります。卒論作成を指導する4年次の卒論ゼミとその前段階となる3年次ゼミはそのための中心的な役割をになっています。

青山ゼミでは、インドネシアという地域を多角的(歴史、社会、文化)に考えていくための方法を学びます。インドネシアを対象としてどのような問題を設定することができるのか、それを分析し意味のある結論を導くためにはどのようなデータを収集したらよいのか、分析のためにはどのような理論的枠組みを使ったらよいのか、そのための手引きを学んでいきます。データを得る手段としてはフィールド調査と文献資料の両方を想定しています。

3年次の春学期には、インドネシアについての認識の枠組みを作るための基本的な研究論文を輪読します。論文の使用言語は日本語、英語、インドネシア語です。基本文献の輪読、レジュメの発表、討論、レポートの作成を通じて卒論・卒研のテーマを考えてもらいます。また、卒論作成を念頭において、文献目録の作り方、レポート・論文の書き方、ロジカル・シンキングの基本、プレゼンテーションの仕方などのスキルも学びます。

夏休みに入る前におおよそのテーマを決めることを目標にします。夏休み中にテーマに関連する文献(書籍と論文)のリストの作成をしてもらい、さらに、その中から最低1点を選んでレジュメを作ってもらい、秋学期に順次発表してもらいます。この段階でのテーマの変更は可能ですが、冬休み前にはテーマを確定することが望ましいです。

冬休み中に卒論・卒研の全体構成案および研究計画を立て、冬休み明けに発表してもらい、全員で検討をおこないます。4年次には各自の卒論・卒研のテーマにしたがって個別に指導をおこないます。フィールド調査をする学生の多くは4年次の夏休みにインドネシアで調査をしています。

過去の青山ゼミ修了生の卒論テーマ
3年次ゼミで学ぶこと

2. 青山ゼミでは履修学生の数にとくに制限は設けていませんが、履修希望者の数が、10人を越える場合には選抜を行う場合があります(ちなみにこれまでに選抜を行ったことはありません)。卒論のテーマの選択は学生に任せています。青山ゼミの取り方として、いわゆる「主ゼミ」としての他に「副ゼミ(サブ・ゼミ)」として取ることも認めています。

3. 卒論の作成にあたっては、現在から卒論提出までにすべきことを時間軸に添って理解しておくことが大切です。とくに3年次の冬から4年次の夏休み前までは就職活動に時間が取られるので、3年次の春学期までにはテーマを絞り込み、先行研究や必要な資料の収集と読み込みを始めておき、就職活動が一段落したらただちに卒論の制作に取りかかれるようにしておくことが理想的です。

4. 学問の分野が分化しているのは、対象となる分野によって使われる資料(データ)の種類と性格が異なり、資料の分析の方法論も変わってくるからです。具体的には、歴史学は書かれた資料(文献史料)が中心になるのに対して、文化人類学ではフィールドワークによる参与観察と聞き取りによって得られた資料が中心になります(無論、どちらかだけで済むことはまずありませんが)。フィールドワークを必要とする卒論のテーマの場合は、夏休みの時間を有効利用することが必要です。

5. 一般的に、論文の必要条件としては、まず問いを立てた上でそれに対して根拠(資料)を提示して、説得的かつ論理的に文章を記述していること、加えて、新奇性があることが求められています。卒論においても、「新奇性」以外の条件は必要です。

6. 今から来年の春までは、テーマの絞り込み・掘り下げが必要ですが、そのためには先行研究(書籍・論文など)を広むことが求められます。先行研究のリサーチのためには図書館を利用したり、下記に示したオンライン・データベースを活用するとよいでしょう。日本語だけではなく、英語や現地語(外大生の強み)の文献も使いこなしてください。

日本語の図書や雑誌論文を検索する方法

2016年4月12日

【4年次対象ゼミ】

2016年度には、2016年4月1日から2016年9月30日まで特別研修(サバティカル)で青山が学務からはずれるため、春学期の授業に変更が生じます。

水曜2限の地域基礎は高地薫先生に担当していただきます。授業の内容は例年と大きく変わらない予定です。

秋学期からは通常どおり青山が担当します。

2016年4月11日

【3年次対象ゼミ】

2016年度には、2016年4月1日から2016年9月30日まで特別研修(サバティカル)で青山が学務からはずれるため、春学期の授業に変更が生じます。

秋学期からは通常どおり青山が担当します。

【インドネシア語読解】

2016年度には、2016年4月1日から2016年9月30日まで特別研修(サバティカル)で青山が学務からはずれるため、春学期の授業に変更が生じます。

月曜2限の読解は竹下愛先生に担当していただきます。授業の内容は例年と大きく変わらない予定です。

秋学期からは通常どおり青山が担当します。

2016年4月 7日

【東南アジアの古典文化基礎】

2016年度には、2016年4月1日から2016年9月30日まで特別研修(サバティカル)で青山が学務からはずれるため、春学期の授業に変更が生じます。

例年、木曜4限に開講している「東南アジアの古典文化基礎」(今年度から「東南アジア古典文化論」から名称が変更になりました)は春学期には開講しません。秋学期には通常どおり開講します。

なお、秋学期の「東南アジアの古典文化基礎」は、例年どおり秋学期におこなっている内容で授業をおこないます。したがって、2016年度の春学期に受講を予定していた人は、2017年度の春学期に履修していただくようお願いします。2016年度の秋学期と2017年度の春学期を履修するという組み合わせも可能です。

「東南アジアの古典文化基礎」の授業内容については2015年度の授業の記録を参考にしてください。

受講生のみなさんにはご不便をおかけしますが、ご理解をお願いします。(2016-10-05更新)

2016年4月 6日

【地域基礎】

2016年度には、2016年4月1日から2016年9月30日まで特別研修(サバティカル)で青山が学務からはずれるため、春学期の授業に変更が生じます。

水曜2限の地域基礎は高地薫先生に担当していただきます。授業の内容は例年と大きく変わらない予定です。

秋学期からは通常どおり青山が担当します。

2016年4月 1日

【リレー講義】

2016年度に担当するリレー講義を掲示します。(2017-02-09更新)

なお、青山は2016年4月1日から9月30日まで特別研修(サバティカル)をとるので、2016年度春学期の授業は担当しません。秋学期以降の授業は通常どおり担当します。

【春学期】
・月曜1限 227 地域基礎1A「東南アジア研究入門」
 菊池陽子先生に歴史(その1)、土佐桂子先生に宗教(その1)を担当していただきます。
・木曜3限 224 地域文化概論B「アジア・アフリカ地域文化基礎」
 野平宗弘先生にベトナムを担当していただきます。
・木曜2限 107 地球社会と共生2A「多言語・多文化社会論:歴史と現在」
 TAの協力をえて土田久美子先生に担当していただきます。

【秋学期】
リレー講義担当の予定はありません。ただし、10月12日(水曜1限)の地域基礎2A(オセアニア2)でゲスト講師としてインドネシアについて講義する予定です。

【冬学期】
・集中講義 K日程 110 多文化コーディネーション研究2「多文化コーディネーション基礎:キャリアデザイン」
 土田久美子先生、長谷部美佳先生と協力して開講する博士前期課程対象の授業です。キャリア・プログラム「多文化コーディネーター養成プログラム」の一部です。キャリア・プログラムについては2016年度大学院案内の8ページをご覧ください。

【出前授業・模擬授業】

東京外国語大学では教員が高校に出向いて授業をおこなう出前授業を実施しています。また、本学のキャンパス見学に参加された高校生を対象に学内での模擬授業も実施しています。詳細および問い合わせは戦略支援室の出前授業の案内をごらんください。

青山が出前授業・模擬授業をおこなうことができるテーマとしては、以下のようなものを用意しています。ご希望や時間に応じて調整することは可能です。ただし、2016年度には、2016年4月1日から2016年9月30日まで特別研修(サバティカル)で学務からはずれるため、担当できる期間は10月1日以降になります。

1.「多民族国家インドネシア」インドネシアを題材に、異なった文化や宗教をもつ民族がどのように共生しているかを理解してもらいます。(異文化理解)
2.「東南アジアのイスラーム」東南アジアおよび世界最大のイスラーム教徒人口をもつインドネシアを題材に、宗教一般およびイスラームへの理解を深めます。(異文化理解)
3.「世界文化遺産ボロブドゥール」世界文化遺産である仏教遺跡ボロブドゥールについて理解を深めます。(世界史)
4.「東南アジアから見た5-9世紀の仏教世界」上座仏教が優勢となる以前の東南アジアには大乗仏教が定着していました。東南アジアから見た仏教の展開を理解します。(世界史)
5.「日本の多文化共生社会」日本の定住外国人の多様な背景を概説し、日本の多文化共生社会のあり方を考えてもらいます。(多文化共生)

          

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