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日本語の図書や雑誌論文を検索する

【インドネシア語専攻で勉強する人のために】

卒論を書くときには、自分のテーマに関連した資料や先行研究を調べることが必要になります。ここでは、日本語で書かれた図書や雑誌論文を国立情報学研究所が提供するデータベースで検索する方法を紹介します。もっと詳しい探し方は東京外国語大学附属図書館のウェブページを参考にしてください。

図書を探すときにはWebcat Plusを使います。このデータベースでは「連想検索」と「一致検索」の2種類の検索方法を選ぶことができます。連想検索は「人間が、ひとつの言葉から無意識のうちにいくつもの関連する単語を思い浮かべるように、検索キーワードから関連性の高い単語を抽出し、それを含む図書をもれなく探し出す検索方法」で、一致検索は「探している図書が明確な場合、書名や著者などのキーワードを入力することで検索する方法」です。

Webcat Plusで読んでみたい図書が見つかったら、借り出します。Webcat Plusでは検索された図書がどこの図書館に所蔵されているかを知ることができます。東京外国語大学の図書館にある場合には、東京外国語大学附属図書館のOPACで検索して、借り出すことができます。東京外国語大学の図書館にない場合は、東京外国語大学附属図書館のILL(文献コピー・相互貸借)サービスを利用して、借り出すことができます(実費負担)。

雑誌論文を探すときにはCiNii(サイニイ)を使います。読んでみたい雑誌論文が見つかったら、上記と同様の方法で借り出したりコピーしたりすることができます(実費負担)。また、最近では、CiNiiからリンクをはって、そのままネット上で閲覧することができる雑誌論文も増えています。

最後に、効率よく見落としのない検索をおこなうためのコツをあげておきます。
・キーワードの同意語にも検索の範囲を広げてみてください。たとえば、イスラームについて調べる場合には、「イスラーム」のほかに「イスラム」「回教」「モハメット教」などの単語でも検索をしてみる。
・キーワードの上位概念、下位概念にも検索の範囲を広げてみてください。たとえば、インドネシアの文化について調べる場合には、「東南アジア」や「アジア」(上位概念)の文化に広げて検索したり、「ジャワ」や「バリ」(下位概念)の文化に絞って検索したりしてみてください。
・自分のテーマに関連する図書や雑誌論文が見つかったら、その図書や雑誌論文の著者がほかにどのような図書や雑誌論文を書いているか、探してみましょう。参考になる図書や雑誌論文を書いている可能性があります。
・自分のテーマに関連する雑誌論文が見つかったら、掲載している雑誌の他の号にどのような雑誌論文が掲載されているか、探してみましょう。参考になる雑誌論文が掲載されている可能性があります。
・自分のテーマに関連する図書や雑誌論文を入手したら、巻末の参考文献目録を調べてみましょう。参考になる図書や雑誌論文が載っている可能性があります。このやり方を繰り返すと、どんどん関連する文献が芋づる式に見つかっていくので、効率がいいです。

          

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