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2008年12月25日

【3年次対象ゼミ】

今日は今年最後の授業です。出席者全員に冬休み以降の研究計画を提出してもらい、内容を検討しました。冬休みは研究計画にしたがって有意義に過ごしてください。

それではよい新年を。

2008年12月19日

【地域基礎】

今日は、青山が学内のシンポジウムで報告しなければならないため、臨時にビデオ資料を見てもらいました。NHKで2006年2月1日に放送された「偉大なる旅人 鄭和 第1回 運命の航海」(1時間30分)です。このビデオから、大航海時代に先立ってアジアに展開された海上交易ネットワークの広がりを知ってもらうことができます。

ミニ・レポートの解答の手引きと冬休みレポート課題を配付しました。レポートは年明け最初の1月23日の授業時に提出してください。

■冬休みレポート課題(下からダウンロードできます)
ファイルをダウンロード (511KB, PDF)

2008年12月18日

【3年次対象ゼミ】

今日12月18日は木曜日ですが、月曜日の授業振替日がありました。先週に続き、パソコン実習室205で、Microsoft社のWordを使ってレポートを書くときに役に立つ技能を身につけてもらいました。今日は、パラグラフのレベルでスタイルを設定・保存し、実際にレポートを作成してみました。

次回は、冬休み以降の研究計画を提出してもらいます。

【2008年度の記録】

12月18日は木曜日ですが、月曜日の授業振替日となっているので、月曜日の授業が実施されます。

したがって12月11日(木)が2008年内に実施される最後の木曜日の授業となります。
12月15日(月)と12月22日(月)は通常どおり月曜日の授業が実施されます。

2008年12月17日

【インドネシア語読解】

今日の授業は2008年最後の授業となります。小テストNo.3を実施したあと、テキストはp.20の下から10行目(...kedudukan yang rendah.)まで進みました。

冬休みの宿題として1) Para Nabi dan Rasul Tuhan2) Hari Akhiratの2つのテキストを配付しました。今日休んだ人は633まで取りに来てください。ドアの外のボックスに入れておきます。テキストを和訳して、冬休み明け最初の授業時に提出してください。

冬休み明けの最初の授業は、2009年1月14日です。第2班の人はBBCニュースの和訳を提出してください。

それではよい新年を迎えてください。Selamat Tahun Baru.

2008年12月15日

【3年次対象ゼミ】

今週は12月15日と12月18日の2回にわたって、パソコン実習室205で、Microsoft社のWordを使ってレポートを書くときに役に立つ技能を身につけてもらいます。

今日は、パラグラフの概念を説明したあと、ページ、パラグラフ、フォントの3つのレベルでスタイル(文章の見栄え)を設定することができることを理解してもらいました。とくに、パラグラフのレベルでは、インデントとタブを使いこなせるようになることが重要です。

次回は、パラグラフのレベルでスタイルを設定・保存し、実際にレポートを作成してみることにします。

■今週の配付資料(下からダウンロードできます)
ファイル1(説明)をダウンロード (304KB, DOC)

ファイル2(練習)をダウンロード (89KB, DOC)

2008年12月12日

【地域基礎】

今週は、前回途中で終わった第11章のレポートの途中から報告をしてもらいました。ここまでが、インドネシアの歴史を扱ったテーマです。そのあと、第12章「イスラームdanインドネシア」と第13章「バリの社会と文化」の報告をしてもらいました。

第13章の報告は途中まで時間がきたので、次回はこの続きから報告をしてもらいます。第14章以降担当の人も準備をしておいてください。

2008年12月11日

【4年次対象ゼミ】

今日は、今年最後で、かつ卒論提出前最後のゼミとなります。イスラーム寄宿塾での教育をテーマにしているK君と羽衣伝説をテーマにしているS君の卒論指導をおこないました。K君の卒論についてはできあがってきた第1章の原稿を中心に検討をおこないました。S君の場合は足らない資料をCiNiiによって資料を集めてもらうことにしました。

卒論提出日は1月8日と9日です。また、卒論発表会についての説明があるので、翌週の1月15日にも全員集合してください。

【東南アジア古典文化論】

今日は、今年最後の授業となります。ピーター・ブルックの映画版マハーバーラタの続きを鑑賞しました。有名なバガヴァットギーターのエピソードも今日見た部分の一部にありました。今日は、ガトートカチャの死の場面まで進みました。次回はこの続きから鑑賞します。

冬休みの課題を出しました。年明けの1月15日の授業時に提出してください。

■冬休み課題(下からダウンロードできます)
課題をダウンロード (112KB, PDF)
別紙テキストをダウンロード (816KB, PDF)

それでは、よいお年を迎えてください。

2008年12月10日

【インドネシア語読解】

今日のBBCニュースはシドアルジョの泥水噴出事故に関連して、被害住人側が補償金の分割払いを拒否したというものでした。

テキストはp.18の下から5行目...harus dibeli. まで進みました。次回はこの続きから始めます。

今日のポイントです。
1. ... orang terhadap siapa mereka harus merasa malu. この文のterhadap siapaは英語のtoward whomに対応しています。「彼らが恥ずかしいと感じる相手となる人」
2. berurai airmata kepedasan この文にあるkepedasanの共接辞ke-anは、形容詞を語根として《被害的状況》を表した形容詞の派生語を作っています。この文は「辛さのせいで涙をポロポロと流す」と訳せます。類似の派生語としてはほかにkesepian「寂しがっている」、kekurangan「不足している」などがあります。

次回は、第3回の小テストを予定していますから、しっかりと復習をしておいてください。

2008年12月 9日

【3年次対象ゼミ】

今週は、KSさんの卒論の予定テーマ「インドネシア人の食と生活」に関連して、秋野晃司・小幡壮・渋谷利雄編『アジアの食文化』(建帛社、2000年)に収められたインドネシアのトラジャ人の食文化についての論文のレジメを報告してくれました。

食文化といっても、日常の食事と、儀礼と関連したハレの場の食事とは異なりますし、何を食べるか、どのように調理するか、どのように食べるかといったさまざまな面に、民族の歴史が背景にあります。まずは、関連する文献を探して文献目録を作成し、事例を集めるようにしてください。

来週は、12月15日と月曜日の授業振替日になる12月18日(木)の2回、ゼミがあります。この2回では、205PC実習室でMicrosoft Wordを使った卒論作成に役に立つテクニックについての実習を行う予定です。

2008年12月 5日

【一般】

2008年12月5日(金)に東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所においてISEA (「東南アジアのイスラーム―トランスナショナルな連関と地域固有性の動態」)プロジェクトにより東南アジアのイスラームについての国際シンポジウムが開催されます。青山はSession 1: Islam and Society in Indonesia and Malaysiaの司会をおこないます。

International Symposium on Islam in Southeast Asia:Transnational Networks and Local Contexts
Date:  Friday, December 5th, 2008
Time:  9:30- 18:15
Venue: Room 303, ILCAA, Tokyo University of Foreign Studies

詳細はISEAのウェブページをご覧ください。

【4年次対象ゼミ】

今週は、インドネシアの風刺マンガ家スダルタ氏をテーマにしているF君とイスラーム寄宿塾での教育をテーマにしているK君の卒論指導をおこないました。二人とも順調に進んでいるようなので、あとは書き続けるだけです。来週は、卒論の原稿のうちできあがっている部分を提出してもらい、原稿の形式についてチェックする予定です。

【地域基礎】

今週は、前回途中で終わった第9章のレポートの途中から報告をしてもらいました。そのあと、第10章「民主改革期のインドネシア」と第11章「東ティモール問題」の報告をしてもらいました。

第11章の報告は途中まで時間がきたので、次回はこの続きから報告をしてもらいます。第12章以降担当の人も準備をしておいてください。

2008年12月 4日

【東南アジア古典文化論】

今日は、最初に、先週提出してもらった小レポート#1を返却し、物語とテキストの区別の重要性について説明を付け加えました。冬休み前に小レポート#2の課題を出す予定です。

このあと、先週に続いて『マハーバーラタ』のビデオを見てもらいました。長大な物語を3時間で語るので、かなり省略があります。鑑賞の流れを妨げない程度に、ところどころ解説をいれました。

今日は、「森林編」でアルジュナがヒマラヤ山中で修行に励んでいる場面の始まりまで見ることができました。来週はこの続きから始めます。

2008年12月 3日

【インドネシア語読解】

今週はBBCニュースの提出がなかったので、来週にまわします。1班の担当です。第2回小テストの答案を返却しました。第3回小テストは17日におこなう予定です。

今日は、第2章のp.19の第3行め、dengan baik.の文まで進みました。次回のこの次から進みます。

今日のポイントは以下のとおりです:
1. konon 《伝聞》を表します。「...ということだ。」「...と言われている。」と訳せます。
2. pekerjaan yang dilarang agama 名詞+yang+di形動詞+動作主体の構文です。「宗教によって禁じられている行為」と訳せます。
3. yang mereka pertimbangkan yang+動作主体+ゼロ形動詞の構文です。3人称の動作主体の場合は上記2のようにdi形動詞を使うのが普通ですが、ここではゼロ形動詞を使っています。yangに先行する名詞が無いので、ここではyang自体が「...すること」という意味になります。「彼らが考慮すること」と訳せます。
4. menyebabkan ia mendapat malu 使役動詞+目的語+動詞の構文です。「彼を恥じ入らせる」という意味です。
5. Ilustrasi ... dapat kita baca dalam ... 目的語+《可能》助動詞+動作主体+ゼロ形動詞+副詞句の構文です。「...についての具体例を私たちは...のなかに読み取ることができる。」と訳せます。
このように、今日の部分には動詞構文のいろいろな使い方があるので、十分に復習をしておいてください。
このほかに、
6. baik A, maupun B AのみならずBも
7. berlainan dengan A, B Aとはことなって、B
といった構文にも気を付けてください。

2008年12月 2日

【大学院】

ヴァルター・ベンヤミン 「複製技術の時代における芸術作品」
ヴァルター・ベンヤミン、編集解説佐々木基一『複製技術時代の芸術』晶文社.1999.pp9-49
■1936年の論文。2008年12月2日

2008年12月 1日

【3年次対象ゼミ】

今週の3年次ゼミは、2008年度第3回イスラーム文化表象科研研究会への参加をもって出席に代えました。詳しくは研究会の案内のページを見てください。

【一般】

基盤研究(B)『地球規模における「イスラーム」表象の宗教的・文化的総合研究』の2008年度第3回研究会を以下のとおり開催します。

eka-seminar-poster-03.png
[ポスターのファイル](PDF, 204KB)をダウンロードできます。

■科研《地球規模における「イスラーム」表象の宗教的・文化的総合研究》第3回研究会
■国際セミナー「イスラームと文学表象」
□報告:エカ・クルニアワン(作家)「イスラームと文学表象」
□コメント1 柳原孝敦氏(本学スペイン語専攻):スペイン語文学の視点から
□コメント2 澤井志保(本学博士課程):現代インドネシア文学界の潮流
■日時:2008年12月1日(月)16:30-18:30
■場所:東京外国語大学 研究講義棟 総合文化研究所会議室(422)
■報告はインドネシア語、日本語通訳つき。

■趣旨:
インドネシアの新進文学者エカ・クルニアワン氏(Eka Kurniawan)をお招きし、近作の小説に描かれたイスラームについて語っていただき、しばしば政治・宗教の側面でのみ語られがちなイスラームについて、文学作品におけるイスラームの表象という視点から討議いたします。

エカ氏の前作『美は傷』は、ラテン・アメリカ文学の影響を濃厚に受けた作品ですので柳原孝敦氏(本学スペイン語専攻)にスペイン語文学の視点から、また、最近のインドネシア文学界の潮流について、澤井志保氏(本学博士課程)に、コメントをしてもらいます。

メンバー以外の方、学生・院生にも公開していますので、ふるってご参加ください。

■『美は傷―混血の娼婦デウィ・アユ一族の悲劇』(上下2巻.新風舎文庫.新風舎.2006年)は絶版ですが古書で入手可能です。
■エカ氏には個人ウェブサイトEka Kurniawan Projectがあります(インドネシア語)。

【追記】
セミナーは無事に終了しました。28名の方々の出席があり、活発なコメントや質問をいただきました。青山ゼミの学生たちも参加してくれました。参加者の皆様にお礼を申し上げます。会場の様子を写した写真を紹介します。

P1090093-a.JPG
右から、エカさん、通訳者の西広さん、コメンテータの柳原さん、澤井さん、座長の青山。

P1090089.JPG
会場の様子。

今回のセミナーでは、エカさんがポスト・ガルシア世代の作家であることが改めて確認されました。しかし、ガルシア・マルケスや日本のポスト・ガルシア世代である中上健次の作品世界が男系中心主義であるのとは異なり、エカさんの作品世界が女系中心主義である点が特徴的であるという指摘をいただきました。これは、東南アジア社会が双系社会であることと関係があるのかもしれません。

また、ガルシア・マルケスの『百年の孤独』と対照的にエカさんの『美は傷』では、墓を掘り返す人に焦点が当てられていることの意義についても指摘がありました。

最後に、インドネシア人の出席者の質問に答えて、エカさんから、イスラームが多数派であるインドネシア社会において主流派のイスラームの見解に疑義を呈することのリスクが指摘されたことが印象に残りました。

          

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