【東南アジア地域基礎】5月27日「宗教と社会(その1)」
今週は、東南アジア地域基礎「東南アジア研究入門」のリレー講義の一環として、「宗教と社会(その1)」というテーマで、月曜1限に227教室で授業をおこないました。この授業では主に東南アジア島嶼部のイスラームについて、宗教としての概要、東南アジアでの定着と受容、現状について講義をおこないました。(2019-05-27更新)
この講義では、配付資料とスライドおよぶ映像資料にもとづいて、島嶼部を中心に信仰されているイスラームを取り上げ、イスラームの基本、東南アジアにおける展開の歴史、現代の傾向について理解を深めました。最後に、全体の整理として小テストを行いました。あわせて、次回の講義(宗教と社会 その2)で使うアンケートを行いました。
授業終了時に、小テストの答え(マークシート)、コメントシート、アンケート(マークシート)を提出してもらいました。
また、コメントシートに書かれた質問にも時間をみて回答する予定です。いくつかの質問には、2014年度の「宗教と社会(その1)」の授業と2018年度の「宗教と社会(その1)」の授業のページで答えているので、そちらも参考にしてください。
この講義で使用した配付資料とパワーポイントのスライドを春学期末までの期間限定で以下のリンクからダウンロードして閲覧することができます。なお、配付資料とスライドの閲覧には授業中に告知したパスワードが必要です。
2019-05-27-月1-地域基礎-青山担当(PDFファイル)
この講義を補う情報については、『東南アジアを知るための50章』(明石書店、2014年)の第18章「世界宗教の地域性:東南アジアのイスラーム」を参考にしてください。また、講義の後半で触れた「イスラーム主義」については、末近浩太『イスラーム主義―もう一つの近代を構想する』(岩波新書、岩波書店、2018年)が参考になります。紹介したビデオ映像については、制作班が裏話も含めて記録したNHKスペシャル「イスラム」プロジェクト『イスラム潮流』(日本放送出版協会、2000年)が参考になります。
映像資料のなかで取り上げられたマッカ(メッカ)巡礼については以下の記事が参考になります。
・イスラームの巡礼(高等学校 世界史のしおり)
・ハッジ(大巡礼)(イスラミックセンタージャパンによるムスリムの立場からの説明)