≪ 2017年6月 | トップ | 2017年8月 ≫

2017年7月27日

【一般】

本学の海外事情研究所が主催する高大連携事業「夏期世界史セミナー―世界史の最前線IX―」で、青山も「マジャパヒト:14世紀~15世紀東南アジア島嶼部の覇者の実像」というタイトルで講義を行いました。

青山の講義は第1日の7月27日(木)に13:30~14:50(うち講義が1時間、質疑応答が20分)の時間帯で実施しました。

【訂正】配付資料に誤記がありました。訂正をお願いします。
2ページ第3行 誤「シンガサリ王ウィジャヤの降伏、」→正「シンガサリ王の女婿ウィジャヤの降伏、」

セミナーの詳細は海外事情研究所の公式サイトをご覧ください。

夏期世界史セミナー―世界史の最前線IX―

  • 日程:2017年7月27日(木)・28日(金)(2日間)
  • 会場:東京外国語大学 府中キャンパス 研究講義棟227(予定)
    アクセス:西武多摩川線「多磨」駅より徒歩5分、又は京王線「飛田給」よりバス
  • 対象:高等学校、予備校の世界史担当教員
    ※教員免許を志望する本学の大学院生の授業の一環です。
  • 受付締切:2017年7月14日(金)
  • 受講料:無料
  • 懇親会:無料

配付資料に載せられなかった参考文献・参考URLリストを以下に掲載しました。

参考文献・参考URL(講義のレジュメと併せてご利用ください)

  • 青山 亨. 1997.「古代ジャワ社会における自己と他者―文学テクストの世界観」『地域のイメージ』(地域の世界史2)山川出版社, pp. 94-137.
  • 青山 亨. 2001.「シンガサリ=マジャパヒト王国」石澤良昭(編)『岩波講座東南アジア史2 東南アジア古代国家の成立と展開』岩波書店, pp. 197-230.
  • 青山 亨. 2005.「南海の女王ラトゥ・キドゥル―19世紀ジャワにおけるイスラームをめぐる文化的表象のせめぎ合い」『総合文化研究』8: 35-58.
  • http://repository.tufs.ac.jp/handle/10108/22224
  • 青山 亨. 2010.「ジャワの元寇(13世紀末)―『パララトン』(15世紀頃)」歴史学研究会(編)『世界史史料4 東アジア・内陸アジア・東南アジアII』岩波書店, pp.377-379.
  • 青山 亨. 2010.「アーディティヤヴァルマン王のマラユ王国―不空羂索観音像銘文(1347年)」歴史学研究会(編)『世界史史料4 東アジア・内陸アジア・東南アジアII』岩波書店, pp. 379-381.
  • 青山 亨. 2010.「ラージャサナガラ王治世下のマジャパヒト王国(14世紀後半)―『デーシャワルナナ』(1365年)」歴史学研究会(編)『世界史史料4 東アジア・内陸アジア・東南アジアII』岩波書店, pp.384-386.
  • 青山 亨. 2016.「繁栄するジャワの王国の記録―デーシャワルナナ」池田嘉郎・上野愼也・村上衛・森本一夫(編)『名著で読む世界史120』山川出版社, pp. 228-230.
  • 坂井隆, 大橋康二. 2014. 『インドネシア, トロウラン遺跡出土の陶磁器』(上智アジア文化研究所モノグラフ・シリーズNo.15)上智アジア文化研究所.
  • http://jairo.nii.ac.jp/0165/00038888
  • 白石 隆. 2000.『海の帝国―アジアをどう考えるか』(中公新書)中央公論社.
  • ファジャール・イブヌ・トゥファイル. 2017. 「偉大なるインドネシアという理想―ムハマッド・ヤミン、タラウィの村からジャワの宮廷まで」山口裕子・金子正徳・津田浩二(編)『「国家英雄」が映すインドネシア』木犀社, pp. 183-212.
  • 深見純生. 1999.「古代の栄光」池端雪浦(編)『東南アジア史II 島嶼部』山川出版社, pp. 18-81.
  • 福岡まどか. 2016a.『ジャワの芸能ワヤン―その物語世界』スタイルノート.
  • 福岡まどか. 2016b.『インドネシア上演芸術の世界―伝統芸術からポピュラーカルチャーまで』大阪大学出版会.
  • Aoyama, Toru. 2017. Social Integration in Majapahit as Seen in an Old Javanese Court Narrative. In State Formation and Social Integration in Pre-modern South and Southeast Asia: A Comparative Study of Asian Society, ed. Karashima Noboru and Hirosue Masashi, Tokyo: The Toyo Bunko, pp. 165-177.
  • Muhammad Yamin. 1945. Gadjah Mada: Pahlawan Persatuan Nusantara [インドネシア語『ガジャ・マダ―インドネシア統一の英雄』]. Jakarta: Balai Poestaka.
  • Pigeaud, Th. G. Th. 1960-63. Java in the fourteenth century: A study in cultural history: The Nāgarakĕrtāgama by Rakawi Prapañca of Majapahit, 1365 AD. 5 vols. The Hague: Martinus Nijhoff.
  • Robson, S. O. 1978. Deśawarṇana: Nāgarakrtāgama by Mpu Prapañca. Leiden, KITLV Press.

2017年7月14日

【3年次対象ゼミ】

2017年7月14日に第2回ブラタオヤマを実施しました。今回のお題は「神田川に沿って歩く」です。前回は神田上水の取水口まで歩いたので、今回は上流側から神田上水取水口の方に歩くというものです。猛暑の中での参加お疲れ様でした。

新宿中央公園の新宿十二社熊野神社に集合し、青梅街道に架かる橋から神田川に沿って歩き続けました。髙田馬場で一服し、神田上水取水口に至りました。かつては、ここから上流側は神田上水、下流側は江戸川、さらに下流部が神田川と呼ばれていたようです。当初予定に入れていた東京カテドラル聖マリア大聖堂訪問は見送り、そのまま印刷博物館を見学しました。インドネシアに関連する展示物もありました。

このあと神楽坂の赤城神社を参拝したあと、メトロで大手町に移動し、タイ料理屋で懇親会を開きました。

2017年7月 6日

【4年次対象ゼミ】

今週は、Iさんにはフィールドワークでおこなう聞き取り調査の内容について、Sさんにはジョグジャカルタで予定しているドキュメンタリー映画の構成について報告してもらいました。また、昨年度留学していたKさんが参加し、ジャムゥをテーマにした研究計画を報告してもらいました。

残った時間を使って、卒論作成に必要なWordの技法について説明をおこないました。今回は、「セクション区切りの挿入」と「フッターの編集」を使って、表紙(ページ番号無し)、目次(ローマ数字によるページ番号)、本文(アラビア数字によるページ番号)のセクションごとにページ番号を管理する方法を学びました。

春学期のゼミは今日で終了です。充実した夏学期を過ごしてください。次回は、秋学期最初10月5日のゼミで会いましょう。

【3年次対象ゼミ】

今週の前半は、10月14日に予定されている大阪大学・南山大学との合同ゼミに向けて、打合せをしてもらいました。「インドネシアの宗教」というテーマを掘り下げ、マイノリティの宗教に焦点をあて、そこに留学中の体験を織り込むことになりました。作業の分担と今後のスケジュールについても確定しました。てきぱきと話が決まりよかったです。秋学期最初の10月5日のゼミで予行演習を行うので、まずはこの日程に向けて準備を進めてください。

後半は、教室外の活動の説明をおこないました。

まず、東京国立博物館で開催されている(7月4日~8月27日)「タイ展~仏の国の輝き」を訪問し、タイと日本のつながりというテーマでレポートを作成してください。A4判2ページ、提出は10月5日の授業時間です。

次に、7月14日に予定している「神田川に沿って歩く~印刷博物館」に向けて、あらかじめ調べてもらう作業の分担を決めました。当日は13時に新宿中央公園十二社熊野神社に集合してください。歩きやすい靴を履いてきてください。また、天候にあわせて水分補給・雨具などの準備をしておいてください。

2017年7月 3日

【大学院】

修論ゼミでは、Rさんに日本とムスリムとの関係について、歴史を遡って現在に至るまでを報告してもらいました。

院生ゼミでは、第5章「古い言語、新しいモデル」をTさんに報告してもらい、議論をおこないました。前半では、出版資本主義と結びついた俗語が、他の俗語に対する優位を得て、(国家語とはことなる)国民語として地位を得たこと、後半では、国旗・国家・共和制といったモデルがひとたびが形作られると、後に続くネーションに模倣されていったことを確認しました。

続いて、博士後期後期課程のYさんに博士論文の構想について報告してもらい、議論をおこないました。通説で使われている「王朝」に代わる新しい概念の必要性が指摘されました。

今週は、春学期最後のゼミとなりました。ゼミ終了後、調布のインドネシア料理レストランで懇親会を開催しました。実りある夏学期を過ごしてください。

2017年7月 2日

【一般】

2017年7月2日(日)18時からTBSテレビの番組「世界遺産」で「ボロブドゥール寺院遺跡群」が放映されます。

詳細は、TBSテレビ世界遺産公式サイトをご覧ください。

          

カテゴリー

過去のお知らせの記録

新規エントリーの投稿
[権限をもつユーザのみ]