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2018年10月25日

【4年次対象ゼミ】

今週は、ToさんとMさんの卒論指導を行いました。Toさんはなぜスハルト体制下でジルバブが禁じられたのかをテーマとしています。卒論の構成について少し変えてみることと引用の仕方について検討しました。Mさんはムスリムファッションへの女性たちの意識とアパレル業界の対応をテーマにしています。卒論は半分以上完成しており、進捗状況について確認しました。二人とも問題無く卒論の作成が進んでいることがわかってよかったです。

次回は、TaさんとFさんの卒論指導を予定しています。

【3年次対象ゼミ】

今週は、明後日南山大学で開催される合同ゼミでの発表の2回目の予行演習を行いました。全員が出席し、「インドネシアと砂糖」というテーマで発表をおこないました。前回の課題であった「展望と課題」についてかなり充実した印象を受けました。報告者が交替するときに、前の報告者の話とどうつながっているのか、口頭でうまくつなぐと聞き手にも話が分かりやすく伝わると感じられました。

それでは明後日、南山大学でお会いしましょう。

次回のゼミでは、Wさんの書評レジュメの報告を予定しています。

2018年10月18日

【4年次対象ゼミ】

今週は、RさんとKさんの卒論指導を行いました。Rさんはジャカルタの交通渋滞は解消できるか、Kさんは日系は企業はいかにインドネシアのハラール医薬品産業に参入すべきか、が研究テーマとなります。今日の指導では、卒論の基本的な構成について検討しました。

次回は、MさんとToさんの卒論指導を予定しています。

【3年次対象ゼミ】

今週は、10月27日に南山大学で開催される合同ゼミでの発表の予行演習を行いました。全員が出席し、「インドネシアと砂糖」というテーマで発表をおこないました。個別の問題とは別に、結論の展望をどのような観点で語ろうとしているのかをはっきりさせる必要があることが分かりました。また、スラライドについては、分担で作ったスライドに統一感を与えることになりました。

まだ未完成な部分が多いので、次回は、予定を変えて、予行演習をもう一回おこなうこととしました。

その次の回からは、書評レジュメの報告をしてもらいます。最初の回は、Wさんの書評レジュメの報告ですが、そのあとは、学籍番号順に報告してもらう予定です。

2018年10月17日

【お知らせ】

以下のとおり、2019年度の3年次生のための個別ゼミ・ガイダンスを開催します。(更新2018-10-23)

  • 青山亨(インドネシア地域研究)個別ゼミ・ガイダンスの開催
  • 日時:10月25日(木)5限(4限の3年次ゼミ終了後)の最初の30分
  • 場所:641インドネシア共同研究室

青山ゼミに履修希望の人は出席してください。ただし、選抜は実施しませんから、仮登録をしている人は、ガイダンスに出席できない場合でもゼミ登録をしてもらっても大丈夫です。

なお、ガイダンスに出席できない人で個別の相談を希望する人は青山までメールで連絡してください。

  • メール:taoyama[at mark]tufs.ac.jp

【あらかじめ読んでおいてください】

以下、個別ゼミ・ガイダンスでお話をするポイントを記していますので、あらかじめ読んでおいてください。

1. 大学の卒業論文と卒業研究(以下「卒論」)の作成には教育的な意義があります。卒論作成を指導する4年次の卒論ゼミとその前段階となる3年次ゼミはそのための中心的な役割をになっています。

青山ゼミでは、インドネシアという地域を多角的(歴史、社会、文化)に考えていくための方法を学びます。インドネシアを対象としてどのような問題を設定することができるのか、それを分析し意味のある結論を導くためにはどのようなデータを収集したらよいのか、分析のためにはどのような理論的枠組みを使ったらよいのか、そのための手引きを学んでいきます。データを得る手段としてはフィールド調査と文献資料の両方を想定しています。

3年次の春学期には、インドネシアについての認識の枠組みを作るための基本的な研究論文を輪読します。論文の使用言語は日本語、英語、インドネシア語です。基本文献の輪読、レジュメの発表、討論、レポートの作成を通じて卒論・卒研のテーマを考えてもらいます。また、卒論作成を念頭において、文献目録の作り方、レポート・論文の書き方、ロジカル・シンキングの基本、プレゼンテーションの仕方などのスキルも学びます。

夏休みに入る前におおよそのテーマを決めることを目標にします。夏休み中にテーマに関連する文献(書籍と論文)のリストの作成をしてもらい、さらに、その中から最低1点を選んでレジュメを作ってもらい、秋学期に順次発表してもらいます。この段階でのテーマの変更は可能ですが、冬休み前にはテーマを確定することが望ましいです。

冬休み中に卒論・卒研の全体構成案および研究計画を立て、冬休み明けに発表してもらい、全員で検討をおこないます。4年次には各自の卒論・卒研のテーマにしたがって個別に指導をおこないます。フィールド調査をする学生の多くは4年次の夏休みにインドネシアで調査をしています。

過去の青山ゼミ修了生の卒論テーマ
3年次ゼミで学ぶこと

2. 青山ゼミでは履修学生の数にとくに制限は設けていませんが、履修希望者の数が、10人を越える場合には選抜を行う場合があります(ちなみにこれまでに選抜を行ったことはありません)。卒論のテーマの選択は学生に任せています。青山ゼミの取り方として、いわゆる「主ゼミ」としての他に「副ゼミ(サブ・ゼミ)」として取ることも認めています。

3. 卒論の作成にあたっては、現在から卒論提出までにすべきことを時間軸に添って理解しておくことが大切です。とくに3年次の冬から4年次の夏休み前までは就職活動に時間が取られるので、3年次の春学期までにはテーマを絞り込み、先行研究や必要な資料の収集と読み込みを始めておき、就職活動が一段落したらただちに卒論の制作に取りかかれるようにしておくことが理想的です。

4. 学問の分野が分化しているのは、対象となる分野によって使われる資料(データ)の種類と性格が異なり、資料の分析の方法論も変わってくるからです。具体的には、歴史学は書かれた資料(文献史料)が中心になるのに対して、文化人類学ではフィールドワークによる参与観察と聞き取りによって得られた資料が中心になります(無論、どちらかだけで済むことはまずありませんが)。フィールドワークを必要とする卒論のテーマの場合は、夏休みの時間を有効利用することが必要です。

5. 一般的に、論文の必要条件としては、まず問いを立てた上でそれに対して根拠(資料)を提示して、説得的かつ論理的に文章を記述していること、加えて、新奇性があることが求められています。卒論においても、「新奇性」以外の条件は必要です。

6. 今から来年の春までは、テーマの絞り込み・掘り下げが必要ですが、そのためには先行研究(書籍・論文など)を広むことが求められます。先行研究のリサーチのためには図書館を利用したり、下記に示したオンライン・データベースを活用するとよいでしょう。日本語だけではなく、英語や現地語(外大生の強み)の文献も使いこなしてください。

日本語の図書や雑誌論文を検索する方法

7. 最後になりますが、2年次の秋学期終了時に「春休み」の課題を出します。3年次の春学期最初のゼミに課題のレポートを提出してください。

2018年10月11日

【4年次対象ゼミ】

今週は、卒論作成に役立つWordの機能について説明を行いました。取り上げたポイントは以下のとおりです。ポイントの一部は、ブログの「インドネシア専攻で勉強する人のために」で解説しているので、読んでおいてください。

  • オプションの設定
  • タブの使い方:見やすいリストを作る
  • インデントの使い方:参考文献リストを作る
  • スタイルの登録:参考文献リストをスタイルとして登録する
  • スタイルの登録:章・節の見出しをスタイルとして登録する
  • ナビゲーションの利用:見出しを表示させる

卒論の構成についてはブログの「卒論の構成はどうなっているか」を参考にしてください。

次回からは、個別に卒論指導を進めていきます。最初にKさんとRさんに卒論の研究テーマについて報告してもらいます。

12月13日と12月20日には、全員出席で提出直前最終発表会を実施します。このときまでに卒論・卒研の完成を目指してください。

卒論・卒研の提出日は1月7日(月)と1月8日(火)です。卒研の提出には指導教員の捺印が必要であることに注意してください。

1月10日の提出後最初のゼミでは、卒論・卒研発表会と卒論集の作成について打合せを行います。必ず出席してください。

【3年次対象ゼミ】

今週は、Yさんに以下の書評レジュメの報告をしてもらい、議論を行いました。

タイの農村の知恵に学ぶという声への異論、紛争という災害からの復興における人間的共感と他者への配慮の重要性などがとくに議論で取り上げられました。また、「自助」「共助」「公助」「外助」が切り口となることが指摘されました。

この本については以下のような紹介・書評が書かれているので参考にしてください。

次回は、10月27日に予定されている合同ゼミの予行演習を行います。準備をしておいてください。

その次の回からは、書評レジュメの報告をしてもらいます。報告者については別途、連絡します。

2018年10月 5日

【ブログについて】

2018年度秋学期の授業が始まるのにともない、久しぶりにブログの更新を行った。驚いたのは、ブログのシステムがこれまでのMovable TypeからPowerCMSに変更されていたことである。初めて聞いた名前なので不思議に感じたが、調べて見るとアルファサード株式会社という会社がサポートしている実績のあるシステムのようである。見た感じはこれまでのMovable Typeから大きな変更はないが、ブログの本文入力時に行末で自動改行されるなど、これまで気になっていた不具合が改善されている。

さらに調べて見ると、PowerCMSは「MovableTypeの有料拡張パック」のようなものだとの説明があり、合点がいく。であればMovable Typeと見た感じが大きく変わっていないのも道理である。

大学の情報基盤サービスからは夏学期の間に大学の情報基盤システムが更新される旨の案内を受けていたのだが、Movable TypeからPowerCMSへの変更については認識していなかったので驚かされたが、システムが使いやすくなっているのだとすればありがたいことである。

【追記】(2018-10-23)

システムが変わったことで予想外の問題が発生していることに気づいたので記録しておく。それは、ブログ内の他のページに対するリンクのURLが書き換えられてしまっており、目的のページに飛ばなくなっていることである。気づいた限りでは、書き換えは一定のパターンで生じているようである。たとえば、

  • http://www.tufs.ac.jp/blog/ts/g/aoyama/2006/11/post_19.html

というリンクは、

  • http://www.tufs.ac.jp/blog/ts/g/aoyama/blog/ts/g/aoyama/2006/11/post_19.html

となっている。つまり、「ac.jp/」以下の「blog/ts/g/aoyama/」の部分が重複するという現象が生じているのである。

ページ単位の修正なら置換で処理できるが、ブログ全体の修正はかなり大変なことになりそうである。

2018年10月 4日

【4年次対象ゼミ】

秋学期最初のゼミが始まりました。

最初に、夏学期中の活動について報告してもらいました。続いて、春学期最後のゼミでお知らせしたように、卒論の構成(章立て)をA4判1枚で提出してもらい、テーマと構成について検討を行いました。

来週は、青山の方で卒論作成に役立つワードの使い方について説明を行います。タブ・インデントといった基本からスタイルシート、セクションといったやった高度な機能の使い方を知ってもらう予定です。

その次の週からは、毎週2人程度を対象に卒論作成の指導を進める予定です。

年内最後の12月13日と12月20日の2回にわけて、提出直前卒論・卒研最終発表会を行います。この日に卒論・卒研の全体を発表できるよう、卒論・卒研の作成に取り組んでください。

年が明けて卒論・卒研提出後の1月10日には、恒例の卒論発表会と卒論集の作成のための打合せを行う予定です。

また、ゼミの時間とは別に、アクティブラーニングの一環として、ブラタオヤマを11月に予定しています。日程調整は受講生に一任しておきます。今回のテーマは「渋谷川をくだる」です。

【3年次対象ゼミ】

秋学期最初のゼミが始まりました。転ゼミの2名、留学からの帰国1名が新たに加わり、8名となりました。

最初に、新メンバーを迎えたので、自己紹介と夏学期中の活動について報告してもらいました。続いて、春学期最後のゼミでお知らせしたように、卒論作成に向けての研究計画、関連する文献のリスト、リストから選んだ1冊の書評レジュメを提出してもらいました。今日提出てきなかった人は至急、メールで青山に提出してください。

続いて、10月27日に開催予定の三大学合同ゼミの進捗について報告してもらいました。10月18日のゼミの時間に、合同ゼミでの報告の予行演習を行うことになりました。それまでに、パワポのスライドや役割分担などを準備しておいてください。当日のパソコンとプロジェクタは青山が準備しておきます。

18日の予行演習を除くゼミの日には、毎週1名に書評レジュメの報告をしてもらう予定です。最初の報告はYさんに10月11日にしてもらいますので、準備をしておいてください。

          

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