【4年次ゼミ】12月23日
【4年次対象ゼミ】
今週は今年最後のゼミになります。卒論指導が必要な学生に対して個別に指導を行いました。
このあと、卒論提出までSlackを通じて卒論指導をおこないます。
次回のゼミは1月6日になります。それでは、健康に気をつけてよい新年を迎えてください。
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【4年次対象ゼミ】
今週は今年最後のゼミになります。卒論指導が必要な学生に対して個別に指導を行いました。
このあと、卒論提出までSlackを通じて卒論指導をおこないます。
次回のゼミは1月6日になります。それでは、健康に気をつけてよい新年を迎えてください。
【3年次対象ゼミ】
今週は今年最後のゼミになります。最初に、卒論やレポートを書くにあたって知っておきたいWordの機能について、前回取り上げられなかったものを説明をしました。
1. スタイルの利用
2. ページのコントロール
3. セクションのコントロール
4. 脚注の挿入
このあと、1月の卒論中間発表に向けて、質疑応答をおこないました。
それでは、健康に気をつけてよい年を迎えてください。
【4年次対象ゼミ】
今週は、Bさん、Uさんに卒論・卒研の進捗報告をしてもらいました。全体の構成について確認したあと、細かな不明な点を検討しました。いずれも、順調に完成に近づいていることが分かりました。次回は、個別に卒論・卒研の執筆指導を行う予定です。
【3年次対象ゼミ】
今週は、W卒論やレポートを書くにあたって知っておきたいWordの機能について説明をしました。今週取り上げたトピックは以下のとおりです。
1. オプションの設定
2. タブの利用
3. インデントの利用
4. パラグラフ(改行コードで終わる文字列)の理解
5. スタイルの利用
6. キーボードショートカットの利用(以下のコントロールキーとの組み合わせを左手だけで打てるようにしておくと便利です)
次回は、スタイルの応用、ページのコントロール、脚注の使い方などを扱う予定です。
【4年次対象ゼミ】
今週は、Nさんのインドネシア・ムスリムの生死観に関する卒論構想について報告してもらい、議論を行いました。
出産を祝うこと、葬式で死者を悼むこと、という集団による儀礼という意味での生死観というよりは、一人の人間にとって、自分が生まれてこの世にあること、いずれ死んでこの世からいなくなることをどう捉えるのか、という意味での死生観について考えようとしていることを確認しました。
まずは先行文献がたくさんあるので、興味を引く文献から芋づる式に読み込んでいくことが必要であると思われます。
次回は、今年卒論提出予定者による全員の進捗報告を予定しています。
【3年次対象ゼミ】
今週は、青山の「地震は神の徴か?イスラームの信仰と災害」(完全版)をもとに、論文の構成について検討しました。
1. はじめに インドネシアからアチェへ、大きなトピックから小さなトピックへ、一般的な話題から特定の話題へと絞り込むのが、導入部の定石です。また、アチェの説明では、アチェの歴史がイスラームと深く結びついており、アチェ人意識の形成につながっていることを説明しています。これは、本論で取り上げる、イスラームの信仰と災害の捉え方を議論するための伏線となっています。導入部で伏線を張っておくと、本論での議論がしやすくなります。
2. 生存者の証言 この論文では、フィールドワークによる聞き取りはせず、代わりに現地で出版された生存者の証言集からデータを集めています。証言の一部を提示することで、津波の被害の激しさを具体的に示すとともに、アチェの人々の地震・津波に対する反応(「キアマット=終末の日が来た」)のなかにイスラーム的要素があることを示しています。
3. クルアーン この章では、キアマットを描いていると言われるクルアーンの「地震の章」を分析することで、アチェの人々が地震・津波をキアマットと捉えた理由を明らかにしようとします。さらに、地震などの災害が神による天罰として描かれることは、唯一神信仰であるイスラームやキリスト教(とくに旧約聖書の記述)に共通してみられることを確認しています。
4. 1755年リスボン大地震 キリスト教世界で地震を天罰と考える事例として1755年のリスボン大地震を取り上げます。天罰と考える見方からはスケープゴートとされる集団への糾弾が引き起こされること、また、ヨーロッパ世界では、この大地震をきっかけに災害を天罰と考える見方から科学的に理解する見方に変化していったことを示しています。
5. 信仰と防災 災害を天罰と見てスケープゴードを糾弾する動きは2018年のスラウェシ島での地震・津波・液状化のときに起きていることを示し、このような偏った視点が、防災意識を醸成する際の妨げになる可能性を示しています。また、ムスリムの中にも、このような偏った視点に注意を発し、科学的な防災意識の醸成が重要であるとする主張があることを紹介しています。
6. イスラームと災害 信仰が防災に妨げになるのではなく、むしろ防災意識や防災活動を促進する側面もあることを述べ、最後に、本論での述べたことが日本社会でも適用される場面があることを指摘しています。
次回は、卒論作成のテクニカルな面について触れる予定です。
【4年次対象ゼミ】
今週はBさんに「インドネシアのポピュラー音楽にみられる同時代的ハイブリッド性について」というタイトルで卒論の構想を発表してもらいました。
ナショナルなポピュラー音楽としてクロンチョンとダンドゥット、地方の(民族的な)ポピュラー音楽としてバタック、ミナンカバウ、スンダ、ジャワの音楽を取り上げ、総括的なインドネシア・ポピュラー音楽論になっています。
ナショナルなポビュラー音楽と地方のポピュラー音楽との関係について、インドネシアの国民統合という観点から説明できると卒論の議論全体の枠組みが明確になるように感じられました。
最後に、卒論を書くにあたっての細かな技術的な問題についても検討を行いました。
次回は、Nさんに来年度の卒論の構想を発表してもらう予定です。
【3年次対象ゼミ】
今週はKさんに以下の論文の書評レジメを報告してもらい、議論をおこないました。
議論では、先進国が発展途上国に対して支援をする場合、相手国の社会の文化や慣習を尊重しつつ支援を進めていくことの難しさが指摘されました。また、授業で学ぶ科学的知識とイスラーム規範による「穢れ」の双方が女子中学生のなかで並立していることを確認しました。著者が「安心して生理用品を捨てられる設備へのアクセス」を重要な課題としてあげている背景にも、上に述べたような観点があると推察されます。最後に、著者のフィールドワークの方法論(フォーカス・グループ・ディスカッションを含む)について検討しました。
次回からは、青山の「地震は神の徴か?イスラームの信仰と災害」(完全版)をもとに、論文の構成について検討する予定です。