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2013年10月31日

【4年次対象ゼミ】

今週は、ASEANの地域内協力をテーマにしているNHさんと著作権と海賊版問題をテーマにしているSCさんの二人の論文指導を行いました。

章立ては出来ているが中身が不足している場合には、章や節のトピックについてブレーンストーミングでキーワードを出して整理し、全体のテーマのバランスを崩さない範囲でキーワードをもとに文章を組み立てるよう指導しました。

また、引用をルールに従ってしっかりと行うことで、先行文献やデータを使いこなした卒論が書けることを説明しました。

【東南アジア古典文化論】

今週は、最初に受講生の代表にラーマーヤナの登場人物の相関図をホワイトボードに書いてもらいました。それを踏まえて、先週に続いて、スライドと配付資料に基づいて、ラーマーヤナの内容について最後まで説明を行いました。

次に、ジャワ、バリ、タイにおけるラーマーヤナの伝承について説明し、最後にタイの仮面舞踊劇コーンによるラーマキエンからの戦闘場面をビデオ資料で見てもらいました。

今週はレポート課題を出しました。11月28日の授業時に提出してください。

次週11月7日(木)は月曜日の授業振替日なので、次回は11月14日(木)になります。ケチャ、ワヤン・クリ、スンドラタリの映像資料を見てもらう予定です。

■今週の配付資料(PDF)
ケチャとラーマキエン
映画『オペラ・ジャワ』

■今週の宿題(PDF)
レポート課題(11月28日の授業時に提出)

2013年10月30日

【地域基礎】

今週は、第5章「スハルト政権下のインドネシア」と第6章「民主改革期とユドヨノ政権下のインドネシア」について発表してもらい、各グループから質問を出してもらいました。

今日は防災避難訓練が行われたので、予定していた映像資料の視聴は行うことができませんでした。機会を改めて行いたいと思います。

次回11月6日には第15章「インドネシアの環境問題」、第17章「日本の対インドネシアODA援助」、第18章「インドネシアのNGO」について発表してもらいます。準備をしておいてください。

2013年10月28日

【3年次対象ゼミ】

今週は、NTさんに臼井隆一郎『コーヒーが廻り世界史が廻る―近代市民社会の黒い血液―』(中公新書、1992年)の書評レジュメと卒論テーマについて報告してもらい、議論を行いました。続いて、IYさんに西野節男編『東南アジア・マレー世界のイスラーム教育―マレーシアとインドネシアの比較―』(東洋大学アジア文化研究所・アジア地域研究センター、2010年)の書評レジュメについて報告してもらいました。

次回はKRさん、OAさん、IYさんに報告してもらう予定です。

【インドネシア語読解】

今週は、テキストの第1章Orang dan Bambu Jepangの第5パラグラフから第7パラグラフまで進みました。次回は、第8パラグラフから始め、第1章を終了し、第2章に入る予定です。

授業の最後の10分を使って、応用問題に挑戦してもらい、クラスで解答を共有しました。

2013年10月25日

【リレー講義】

今週は、10月25日(金)6限に103教室で、地域文化概論A「文化現象に現れる宗教的次元」第4回を担当し「インドネシアの神・神々・カミ」の題目で講義を行いました。これは言語文化学部で総合文化コースを希望する2年生を主たる対象とする授業です(むろんそうでない学生にも開講されています)。52名が受講しました。

この講義では、スライドと配付資料を元に、まず、日本語における「神」概念を整理した後、インドネシアにおける宗教実践に焦点をあて、固有の精霊信仰、ヒンドゥー教の多神教的信仰、イスラームの唯一神信仰が、重層的に重なり合って同時に成立しうる状況を理解してもらいました。

授業の最後にコメントシートを提出してもらいました。コメントシートの提出をもって出席とし、評価の対象とします。質問が記入されている場合には、近いうちにこのページで回答したいと思います。

■今週の配付資料(PDF)
講義概要・参考文献
スライド資料(抜粋)


質問に対する回答を準備中です。

2013年10月24日

【4年次対象ゼミ】

今週は、プカロンガンのバティックを調査しているACさんとインドネシアにおけるホスピタリティ産業を対象としているMFさんの二人の論文指導を行いました。大枠は定まってきたので着実に論文作成に励んで下さい。

【東南アジア古典文化論】

今週は、最初にスライドと配付資料に基づいて、テクストとストーリー(物語)との関係をナラティブ(語り)に触れつつ検討しました。

続いて、スライドと配付資料に基づいて、ラーマーヤナの内容について説明を行いました。今日はラーマの追放の場面まで進みましたので、次回はバラタがラーマと出会う場面から説明を続けます。参考資料として、ラーマーヤナの登場人物名のサンスクリットとジャワ語とタイ語の比較表も配付しました。

宿題として、ラーマーヤナの登場人物たちの相関図を作成してくるように指示しました。人物たちの親子・兄弟関係を中心に味方と敵が区別できるようにしてください。

■今週の配付資料(PDF)
テクストと物語
ラーマーヤナの登場人物とあらすじ
ラーマーヤナの登場人物名比較表

2013年10月23日

【地域基礎】

今週は、第1章「オランダ東インド会社の活動(17~18世紀)」、第2章「19世紀のオランダ領東インド」、第3章「インドネシアの民族意識の形成と展開」について発表してもらい、各グループから質問を出してもらいました。

第2章について、ジャワとミナンカバウでの強制栽培制度のあり方が異なっている理由が質問に出ました。これについては宿題となりましたので、発表者は来週までに回答を準備しておいてください。

次回10月30日には、第5章「スハルト政権下のインドネシア」と第6章「民主改革期のユドヨノ政権下のインドネシア」について発表してもらいます。また、前回、不具合で見れなかった「発掘 幻の国策映画~日本軍占領下のジャワ~」の視聴をおこなう予定です。

また、その次の11月6日には第15章「インドネシアの環境問題」、第17章「日本の対インドネシアODA援助」、第18章「インドネシアのNGO」について発表してもらいます。準備をしておいてください。

2013年10月21日

【3年次対象ゼミ】

今週は、SRさんに『インドネシア社寺建築史』第1章のレジュメを報告してもらいました。また、テーマは、チャンディの浮彫などに現れるガルダやマカラなどの動物イメージについてに絞り込みたいという説明をもらいました。

次回は、NTさんとKRさんに報告をしてもらう予定です。

【インドネシア語読解】

今週は、テキストの第1章Orang dan Bambu Jepangの第1パラグラフから第4パラグラフまで進みました。次回は、第5パラグラフから始め、第1章の最後まで進む予定です。

テキストをまだ受けとっていない人は633研究室のドアボックスから受けとってください。

2013年10月19日

【一般】

2013年10月19日(土)に上智大学で以下のとおり国際シンポジウムが開催されます。青山もコメンテーターとして参加する予定です。

国際シンポジウム「多文化交流のなかのイスラーム: 東南アジアの写本美術、物語、装いから」(Symposium:Islam in Cultural Interactions: Manuscript Art, Stories, and Dress in Southeast Asia)

NIHUイスラーム地域研究上智拠点=上智大学イスラーム研究センター、上智大学アジア文化研究所共催 NIHUイスラーム地域研究2013年度合同集会

日時: 2013年10月19日(土)13時~17時30分
会場: 上智大学四谷キャンパス、2号館17階1702号室
連絡先:イスラーム研究センターias-iac@sophia.ac.jp
参加費無料、事前登録不要
詳細は上智大学イスラーム研究センターのページをご覧ください。

poster-symposium-2013-10-19.png
こちらからポスター(PDF)のダウンロードができます。


プログラム

13:00 - 13:05
 開会あいさつ:桜井啓子(早稲田大学)
13:05 - 13:10
 主催者あいさつ:私市正年(上智大学)
13:10 - 13:25
 趣旨説明: 川島緑(上智大学)
13:25 - 14:15
 アナベル・T・ギャロップ(大英図書館):「東と西:東南アジアのイスラーム写本美術にみる多文化交流」
14:15 - 14:30
 休憩
14:30 - 15:20
 菅原由美(大阪大学):「東南アジアに渡った「夜の旅と昇天」物語」
15:20 - 16:10
 塩谷もも(島根県立大学短期学部): 「現代インドネシアのムスリム服とアイデンティティ」
16:10 - 16:25
 休憩
16:25 - 17:25
パネルディスカション:討論者:赤堀雅幸(上智大学)、青山亨(東京外国語大学)、小林寧子(南山大学)
17: 25 - 17:30
 閉会の辞:東長靖(京都大学)


関連企画

講演会「東南アジア史史料としてのマレー印章」
講演者:アナベル・T・ギャロップ博士
日時:2013年10月15日(火)17:30-19:15
会場:大阪大学豊中キャンパス、全学教育推進機構 総合棟1スチューデント・コモンズ2階セミナー室1
詳細は上智大学アジア文化研究所のページをご覧ください。

講演会「東南アジアのクルアーン写本美術」
講演者:アナベル・T・ギャロップ博士
日時:2013年10月18日(金)17:30-19:00
会場:上智大学四谷キャンパス中央図書館9階L-921号室
詳細は上智大学イスラーム研究センターのページをご覧ください。

2013年10月17日

【4年次対象ゼミ】

今週は、先週に引き続き、課題であったレポートを元に、卒論作成の中間発表をしてもらい、一人一人の発表について他の人から質問とコメントをもらいました。

次週からは、毎週2名前後を対象に卒論指導を行います。また、12月12日と19日には冬期休業直前大報告会を開くので、全員の参加と報告をお願いします。

【東南アジア古典文化論】

今週は、最初に「熊野観心十界曼荼羅」を見て、前回見たチベットの事例と比較して日本における六道思想の受容のされ方を確認しました。

そのあと、スライドと配布資料を使って、インド的な歴史観を概観し、ヴィシュヌ神の10のアヴァターラとの関係を検討しました。

次回は、ラーマーヤナ物語について見て行く予定です。


■今週の配付資料(PDF)
インド的な歴史観

2013年10月16日

【3年次対象ゼミ】

今日10月16日(水)は月曜日授業振替日でしたが、台風26号の影響で全学休講となりました。次回は10月21日(月)になります。

【インドネシア語読解】

今日10月16日(水)は月曜日授業振替日でしたが、台風26号の影響で全学休講となりました。次回は10月21日(月)になります。

2013年10月13日

【4年次対象ゼミ】

今週は、先週の課題であったレポートを元に、卒論作成の中間発表をしてもらいました。一人一人の発表について他の人から質問とコメントをもらいました。

来週は、今週は時間切れで発表できなった人の発表をお願いします。

2013年10月10日

【東南アジア古典文化論】

今週から、東南アジア古典文化の物語の背景にある世界観と歴史観を見て行きます。

今週は、スライドと配布資料を使って、インド的な世界観(仏教とヒンドゥー教)を検討し、最後に仏教の六道輪廻との関連を見ました。

インド的な世界観は、カンボジアのアンコール・ワット寺院の構成の基本になっているばかり、江戸時代まで日本の民衆の世界観を形作っていました。

次回は、インド的な歴史観について見て行く予定です。

■今週の配布資料(PDF)
インド的な世界観

2013年10月 9日

【地域基礎】

今週は、最初に夏休みの課題レポートのコピー・製本したものを配布しました。

最初に、その中から、日本軍政期の報告をしてもらいました。

そのあと、ワークシートに書きこみながらビデオ資料「発掘 幻の国策映画~日本軍占領下のジャワ~」(NHKスペシャル、1989年8月14日放送、50分)を見始めましたが、残念ながらDVDに不具合があり、再生が途中で止まってしまいました。とりあえず、先週の課題の内容に基づいて各グループごとにワークシートの内容を発表してもらいました。

最後に、先週の課題レポートを提出してもらいました。

次回は、課題レポートの第1章~第3章の報告をしてもらうので、準備をしておいてください。なお、次週10月16日(水)は月曜日振替授業日なので、次回は10月23日(水)になります。

2013年10月 7日

【3年次対象ゼミ】

秋学期最初の授業です。夏季休暇中には研究テーマに沿った文献のリストを作成し、その中の文献の一点以上を読んでレジュメを作成することを課題としていました。今週は全員に簡単な状況報告をしてもらいました。次回から、順番に個別に報告をしてもらいます。

なお、次回は月曜日授業振替日である10月16日(水)になりますから、注意してください。

【インドネシア語読解】

秋学期が始まりました。最初に春学期の期末試験の答案を返却し、注意点について説明しました。読解・文法・語彙の分野に分かれているので、自分の不得意分野を確認し、強化するよう努力してください。

次に、夏休みの課題を提出してもらいました。

続いて、読解のテキストを配布しました。今学期は例年と同じくAjip RosidiのOrang dan Bambu Jepangを読みます。

最後に、4グループに分けてグループ毎に集まってもらい、まずグループ名を決めてもらいました。次週から、グループごとに訳文を発表してもらいます。グループ名は以下のとおりです。
 1. どぅ飯班(どぅはんはん)
 2. Mitos班(みとすはん)
 3. マスヤァ...(vwv)マ(ますやぁーま)
 4. 倍返し班(ばいがえしはん)

なお、次回は月曜日授業振替日である10月16日(水)になりますから、注意してください。

【追記】
これまで読解の授業の一部としてKompas紙の記事の翻訳を行ってきましたが、学生達の翻訳のレベルが十分に高いことが見極められたので、2013年の5月からは、東京外国語大学の「日本語で読む世界のメディア」プロジェクトの一部としてインドネシア語メディアの翻訳を始めることになりました。今後、学生によるKompas紙の記事翻訳はこのプロジェクトの一環として行い、その成果を一般に公開することになります。

2013年10月 3日

【4年次対象ゼミ】

今週の卒論ゼミは都合で休講とします。

レポートの提出をもってゼミ参加に代えます。以下の形式にそってワードの添付ファイルでレポートを青山亨のアドレスまで送ってください。

1. メールの件名:卒論ゼミ10月5日レポート
2. ファイル名:xxxxxx-2013-10-05.docx
(xxxxの部分は自分の名字のローマ字表記)

3. ワードファイルはA4判1-2ページ以内に以下の内容をいれてください。
3.1 氏名・学生番号・日付
3.2 卒論の題目
3.3 夏休みにおこなった活動とその成果
(活動とは、フィールドワーク、文献収集、などについて具体的に、成果とは、何章まで書いた、など具体的に書いてください)

すでに卒論(の一部)が書けている人は、別ファイルで提出してください。

3.4 秋学期の計画
(月ごとに、具体的に工程を書いてください)
3.5 最後に、とくに問題となっている点があれば、記述してください。

来週はこのレポートを元に、皆さんに卒論作成の中間報告を口頭でしてもらいます。

【東南アジア古典文化論】

秋学期が今日から始まりました。今学期から新しく東京外国語大学学務情報システム(https://gakumu-web1.tufs.ac.jp/portal/)が稼働しました。今後は、授業に関する連絡の一部にはこの新しいシステムを使う場合があるので、注意を払っておいてください。

今週は、この講義全体のガイダンスを配付資料を使っておこないました。そのあと、東南アジアの歴史の概要と、その中でのこの講義で扱う時代の位置づけについて説明をしました。歴史年表の用紙(東南アジア史の超構造化)も配付したので、資料を参考にして来週までに自分なりに作り上げておいてください(宿題ではありません)。

次週からは、インド的な世界観について見ていく予定です。

■今週の配付資料(PDF)
ガイダンス、東南アジアの歴史概説(年表付き)

2013年10月 2日

【地域基礎】

秋学期が今日から始まりました。今学期から新しく東京外国語大学学務情報システム(https://gakumu-web1.tufs.ac.jp/portal/)が稼働しました。今後は、授業関係のお知らせの一部にはこの新しいシステムを使う場合があるので、注意を払っておいてください。

今週は、まず、夏休みの課題レポートを提出してもらいました。これは、コピー・製本をして次回の授業時間に配付する予定です。

次に、春学期の期末試験答案、コメントシート、グループのレポートなどを返却しました、これらは各自の学習ポートフォリオの一部として利用してください。

続いて、インドネシアの高校用歴史教科書『インドネシア国史』から「日本占領時代」のテキストを配付しました。これは宿題です。この内容をまとめて、A4判1頁の要約を作成し、次回の授業時間に提出してください。トピック毎に一つのパラグラフにまとめること、各パラグラフの第1行で字下げすることを遵守してください。

最後に、新しいグループ分けを行いました。グループは、Wanita、KIRIN(仮)、ビンタン、なかよしーず、の4グループです。グループ毎に、メンバーのレポート課題について簡潔に説明してもらい、秋学期で学ぶことの目標を立てもらいました。

次回は、夏休みのレポート課題の中から、日本軍政期のレポートを発表してもらいます。

          

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