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東南アジアの古典文化基礎

2017年1月19日

今週は今年度最後の授業でした。

配付資料とスライドにもとづいて、東南アジアにおける大乗的仏教物語の最終的な発展段階にあると言ってよい「スタソーマ物語」について検討しました。

最後に、期末レポートを提出してもらいました。Moodleで提出する人は1月20日(金)深夜24時までに提出してください。

今年は秋学期のみでしたが、講義に参加していただきありがとうございました。

今週の配付資料(スライドを含む)はTUFS Moodleから入手することができます。

2017年1月12日

今週は、先週に引き続いて、配布資料とスライドにもとづいて、ミャンマーの19世紀初頭の写本に描かれた仏伝図を参照しながら、仏伝について検討をしました。

次回は今年度最後の授業になります。東南アジアにおける大乗的仏教物語の最終的な発展段階にあると言ってよい「スタソーマ物語」について検討する予定です。

これまでの配布資料および期末レポートの課題提出についてはTUFS Moodleを見てください。

2017年1月 5日

今週は、今年最初の授業でした。

最初に、前回の授業では時間が足らず視聴できなかったジャワ舞踊の映像資料「ブクサン・スリカンディ・スロデワティ」(1990年頃ジョグジャカルタにて撮影、17分)を見ました。これはマハーバーラタの第4巻『ヴィラータ編』に取材したエピソードで、2人の女戦士の戦いを優美に描きます。

続いて、配付資料「ジャータカ」「ブッダの生涯」とスライド「ブッダの生涯」に基づいて、仏教の物語について講義を行いました。仏陀と菩薩、初期仏教~上座仏教と大乗仏教の仏陀観、ジャータカと仏伝の構造とテーマについて説明をおこない、「兎ジャータカ」を例に、インドから東南アジア・東アジアに広がったジャータカについて検討しました。

最後に、アクティブラーニングの課題(冬休みの課題)レポートを提出してもらいました。今日の授業時間内に提出できなかった人は明日1月6日(金)の深夜24時までにMoodleに提出してください。

次回は、仏伝について検討する予定です。

今週の配付資料(スライドを含む)はTUFS Moodleから入手することができます。

2016年12月22日

今週は、先週に続いて、『マハーバーラタ』を最後まで鑑賞しました。インドを舞台に叙事詩を全人類の物語として描いたところにこの作品の脚色のすばらしさがあると思います。また、作品が伝えるメッセージの本質は現代の私たちにも変わることなく訴えかけるものであると感じます。このあと、東南アジアに受容されたマハーバーラタの例として、ジャワのワヤン・クリ演目である『アルジュナの婚礼』を映像資料で見てもらいました。これはマハーバーラタ第3巻「森の書」の中のエピソードを独立させたものです。同じくジャワの伝統舞踊の事例は、時間がなくなったので、次回に紹介することにします。

アクティブラーニングの課題(1月5日提出)および期末レポートの課題(1月19日提出)を発表しました。いずれもMoodleから入手できます。

今週は、今年最後の授業となります。次回は1月5日です。よい新年を迎えてください。

2016年12月15日

今週は、先週に続いて、『マハーバーラタ』の鑑賞を行いました。今週は、初めから108分のところ、決戦の最初の日、日が落ちて戦闘が止む場面までを見ました。次回は、この続きから最後まで鑑賞する予定です。

次回は、今年最後の授業となります。冬休みの宿題および期末レポートについて発表する予定なので注意しておいてください。

今週は配布資料はありません。

2016年12月 8日

今週は、先週に続いて、マハーバーラタの大戦前と後のできごとについて、スライドと配付資料を使って説明を行いました。

そのあと、映像資料としてピーター・ブルック監督の『マハーバーラタ』(170分、1989年)の鑑賞を始めました。今週は、初めから32分のところ、クリシュナが初めて登場する場面までを見ました。次回は、この続きから鑑賞を続けます。

今週の配付資料(宿題を含む)はTUFS Moodleから入手することができます。

2016年12月 1日

今週は、最初にタイのラーマーヤナであるラーマキエンを演じたコーン仮面劇の映像資料を見てもらいました。

そのあと、宿題に出しておいたマハーバーラタの登場人物の相関図を、受講生の一人にホワイトボードに書きこんでもらい、登場人物とあらすじの説明を行いました。

続いて、マハーバーラタの大戦が起こる前のできごとについて、スライドと配付資料を使って説明を行いました。今週は、ビーシュマが「ビーシュマ」と呼ばれるようになったエピソードまで進みました。次回は、この続きから始めます。

今週の配付資料(宿題を含む)はTUFS Moodleから入手することができます。

2016年11月17日

今週は、配付資料「東南アジアのラーマーヤナ」とスライドに基づいて、東南アジアに伝承されたラーマーヤナの物語を概観しました。

プランバナン寺院の浮き彫りに描かれたラーマーヤナの画像、ジャワのワヤン・オランで演じられたラーマーヤナの画像、そして、バリのケチャで語られたラーマーヤナの物語(の一部)の映像を見てもらいました。

プランバナン寺院の浮き彫りについては、『画像史料論』(東京外国語大学出版会,2014年)所収の拙著「プランバナン寺院シヴァ堂のラーマーヤナ浮彫」(?pp.56-88)が参考になります。

次週は外語祭でお休みなので、次回は12月1日になります。次回は、タイのラーマキエンで演じられたラーマーヤナの映像を見てもらったあと、ラーマーヤナと並んで有名なインド叙事詩マハーバーラタについて検討し始める予定です。

今週は宿題を出しました。配付資料「マハーバーラタ概要」を読んで、マハーバーラタの登場人物の相関図を作っておいてください。次回の授業時間内に出席者の中から一人を指名してホワイトボードに書きこんでもらう予定です。

今週の配付資料(宿題を含む)はTUFS Moodleから入手することができます。

2016年11月10日

今週は、配付資料「テクストと物語」とスライドに基づいて、テクストと物語の関係について検討し、その事例としてガネーシャの例を概観しました。

続いて、宿題にしていたラーマーヤナの登場人物の相関図を受講生の一人にホワイトボードに書き出してもらい、それをもとにラーマーヤナの人物の関係について説明をしました。

次回は、いくつかの「テクスト」に描かれたラーマーヤナの物語を概観する予定です。

今週の配付資料はTUFS Moodleから入手することができます。

2016年10月27日

今週は、配付資料「インド的歴史観」とスライドに基づいて、インド的歴史観について概観しました。

インド的歴史観においては、4つのユガに応じてヴィシュヌ神のアヴァターラが地上に現れダルマを回復をすることが重要なモチーフになっていることに触れました。

次回は、11月3日が休日なので、11月10日になります。今週の授業では触れることができなかったガネーシャの誕生の物語について触れたあと、「テクストと物語」の関係について説明する予定です。

今週は宿題を出しました。配付資料「ラーマーヤナの主要登場人物の紹介とあらすじ」を読んで、ラーマーヤナの登場人物の相関図を作っておいてください。次回の授業時間内に出席者の中から一人を指名してホワイトボードに書きこんでもらう予定です。

今週の配付資料および宿題はTUFS Moodleから入手することができます。

2016年10月20日

先週は都合で休講しました。今週から通常通りの授業となります。

今週は、配付資料「インド的世界観」とスライドに基づいて、インド的世界観について概観しました。

インド的世界観が東アジアや東南アジアの人々の伝統的な世界観に影響を強く及ぼしていることにも触れました。

次回は、「インド的歴史観」について概観する予定です。

今週の配付資料はTUFS Moodleから入手することができます。

2016年10月 6日

特別研修を終えて秋学学期から授業に戻りました。

木曜4限に開講している「東南アジアの古典文化基礎」は、今年度から「東南アジア古典文化論」から名称が変更になりました。春学期には開講せず、秋学期に通常どおり開講します。

なお、秋学期の「東南アジアの古典文化基礎」は、例年どおり秋学期におこなっている内容で授業をおこないます。したがって、2016年度の春学期に受講を予定していた人は、2017年度の春学期に履修していただくようお願いします。2016年度の秋学期と2017年度の春学期を履修するという組み合わせも可能です。

今日の出席者は15人でした。授業に関するガイダンスをおこない、資料とスライドを使って、東南アジアの歴史の特徴と、その中におけるインド化の時代の位置づけを検討しました。今週の配付資料はTUFS Moodleから入手することができます。履修者はTUFS Moodleへの自己登録をお願いします。

授業に関係する情報として、東京国立博物館で開催されている「クリス―神秘なるインドネシアの武器―」を紹介しました。

2016年4月 7日

2016年度には、2016年4月1日から2016年9月30日まで特別研修(サバティカル)で青山が学務からはずれるため、春学期の授業に変更が生じます。

例年、木曜4限に開講している「東南アジアの古典文化基礎」(今年度から「東南アジア古典文化論」から名称が変更になりました)は春学期には開講しません。秋学期には通常どおり開講します。

なお、秋学期の「東南アジアの古典文化基礎」は、例年どおり秋学期におこなっている内容で授業をおこないます。したがって、2016年度の春学期に受講を予定していた人は、2017年度の春学期に履修していただくようお願いします。2016年度の秋学期と2017年度の春学期を履修するという組み合わせも可能です。

「東南アジアの古典文化基礎」の授業内容については2015年度の授業の記録を参考にしてください。

受講生のみなさんにはご不便をおかけしますが、ご理解をお願いします。(2016-10-05更新)

          

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