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お知らせ

2023年3月31日

インドネシア語専攻教員の青山亨は2023年3月31日をもって東京外国語大学を定年退職しました。これをもってこのブログ「授業関係のお知らせ」の更新は停止いたします。

2022年9月16日

インドネシア語専攻教員の青山亨は2022年度をもって定年退職になりますので、2023年度の授業はありません。

2021年9月23日

以下のとおり、2022年度の3年次生(現在の2年次生)のための個別ゼミ・ガイダンス(ゼミ説明会)を開催します。(最終更新2021-09-30)

  • 青山亨(インドネシア地域研究)個別ゼミ・ガイダンス(ゼミ説明会)の開催
  • 第1回
    • 日時:10月11日(月)4限(14時20分開始)
    • 場所:641インドネシア語共同研究室
  • 第2回
    • 日時:10月12日(火)5限(16時00分開始)
    • 場所:641インドネシア語共同研究室

青山ゼミに履修希望の人はどちらかの回に出席してください。

規定の上限15名を越えない限り選抜は実施しません。なお、これまでに選抜を行ったことはありません。

ガイダンスに出席できない人で個別の相談を希望する人は青山までメールで連絡してください。

  • メール:taoyama[at mark]tufs.ac.jp

【あらかじめ読んでおいてください】

以下、個別ゼミ・ガイダンスでお話をするポイントを記していますので、あらかじめ読んでおいてください。

1. 大学の卒業論文と卒業研究(以下「卒論」)の作成には教育的な意義があります。卒論作成を指導する4年次の卒論ゼミとその前段階となる3年次ゼミはそのための中心的な役割をになっています。

青山ゼミでは、インドネシアという地域を多角的(歴史、社会、文化)に考えていくための方法を学びます。インドネシアを対象としてどのような問題を設定することができるのか、それを分析し意味のある結論を導くためにはどのようなデータを収集したらよいのか、分析のためにはどのような理論的枠組みを使ったらよいのか、そのための手引きを学んでいきます。データを得る手段としてはフィールド調査と文献資料の両方を想定しています。

3年次の春学期には、インドネシアについての認識の枠組みを作るための基本的な研究論文を輪読します。論文の使用言語は日本語、英語、インドネシア語です。基本文献の輪読、レジュメの発表、討論、レポートの作成を通じて卒論・卒研のテーマを考えてもらいます。また、卒論作成を念頭において、文献目録の作り方、レポート・論文の書き方、ロジカル・シンキングの基本、プレゼンテーションの仕方などのスキルも学びます。

夏休みに入る前におおよそのテーマを決めることを目標にします。夏休み中にテーマに関連する文献(書籍と論文)のリストの作成をしてもらい、さらに、その中から最低1点を選んでレジュメを作ってもらい、秋学期に順次発表してもらいます。この段階でのテーマの変更は可能ですが、冬休み前にはテーマを確定することが望ましいです。

冬休み中に卒論・卒研の全体構成案および研究計画を立て、冬休み明けに発表してもらい、全員で検討をおこないます。4年次には各自の卒論・卒研のテーマにしたがって個別に指導をおこないます。フィールド調査をする学生の多くは4年次の夏休みにインドネシアで調査をしています。

過去の青山ゼミ修了生の卒論テーマ
3年次ゼミで学ぶこと

2. 青山ゼミでは履修学生の数にとくに制限は設けていませんが、履修希望者の数が、10人を越える場合には選抜を行う場合があります(ちなみにこれまでに選抜を行ったことはありません)。卒論のテーマの選択は学生に任せています。青山ゼミの取り方として、いわゆる「主ゼミ」としての他に「副ゼミ(サブ・ゼミ)」として取ることも認めています。

3. 卒論の作成にあたっては、現在から卒論提出までにすべきことを時間軸に添って理解しておくことが大切です。とくに3年次の冬から4年次の夏休み前までは就職活動に時間が取られるので、3年次の春学期までにはテーマを絞り込み、先行研究や必要な資料の収集と読み込みを始めておき、就職活動が一段落したらただちに卒論の制作に取りかかれるようにしておくことが理想的です。

4. 学問の分野が分化しているのは、対象となる分野によって使われる資料(データ)の種類と性格が異なり、資料の分析の方法論も変わってくるからです。具体的には、歴史学は書かれた資料(文献史料)が中心になるのに対して、文化人類学ではフィールドワークによる参与観察と聞き取りによって得られた資料が中心になります(無論、どちらかだけで済むことはまずありませんが)。フィールドワークを必要とする卒論のテーマの場合は、夏休みの時間を有効利用することが必要です。

5. 一般的に、論文の必要条件としては、まず問いを立てた上でそれに対して根拠(資料)を提示して、説得的かつ論理的に文章を記述していること、加えて、新奇性があることが求められています。卒論においても、「新奇性」以外の条件は必要です。

6. 今から来年の春までは、テーマの絞り込み・掘り下げが必要ですが、そのためには先行研究(書籍・論文など)を広むことが求められます。先行研究のリサーチのためには図書館を利用したり、下記に示したオンライン・データベースを活用するとよいでしょう。日本語だけではなく、英語や現地語(外大生の強み)の文献も使いこなしてください。

日本語の図書や雑誌論文を検索する方法

自宅からオンライン・データベースにアクセスする方法

7. 最後になりますが、2年次の秋学期終了時に「春休み」の課題を出します。3年次の春学期最初のゼミに課題のレポートを提出してください。

2021年1月22日

「地域言語インドネシア語」では例年卒業生による卒業論文・卒業研究発表会を開催していますが、今年度はオンラインで以下のように実施します。

  • 日時:2021年1月22日(金)10時15分~18時00分(10時00分開場)
  • 場所:オンライン(Zoom)(ミーティングIDは学務情報システムで告知しています)

なお、参加対象者は本学学生・教員に限定していますので、ZoomのミーティングIDは学務情報システムで周知しています。時間の都合がつくようでしたら、是非御参加下さい。出入りは自由です。

プログラム

10:00~10:15       接続待機・諸連絡
10:15~10:45 大崎勇直 「愛国心とは何か―盲目的愛国と批判的愛国~日本の愛国思想の未来―」
10:50~11:20 高橋隆真 「松下幸之助のカリスマ性についてと、松下電器及びパナソニック株式会社内でのそのカリスマの継承について」
11:25~11:55 杉山奈菜子 「二項対立を超えたストリートハラスメントの理解に向けた考察―歴史的・相互作用的な観点から―」
12:00~12:30 田口暢亮 「1990年代後半、なぜコンゴ戦争は泥沼化したのか?―砂時計モデルを加速させるスポイラーと政治的惰性を図る域外大国―」
休憩45分
13:15~13:45

田中希沙

「クバヤ―インドネシアのナショナル・コスチュームの誕生―」
13:50~14:20 栗坂 舞 「インドネシアにおけるプラスチックごみ汚染の現状と対策」
14:25~14:55 渡邊宏治郎 「インドネシア公認宗教制度の形成における近代化の影響」
15:00~15:30 本多主弥 「ジャカルタにおける露天商の存在意義と都市開発による今後の在り方」
15:35~16:05 池内亜美 「介護分野における技術移転の実現と今後の展望~介護福祉士資格合格者の活躍フィールドから考える~」
16:10~16:40 安田樹 「インドネシアにおける今後の防災の在り方 ―日本の防災知見を活用して―」
16:45~17:15 ⾧谷川愛理 「日本に暮らすインドネシア人ムスリムの子どもたちの学び―イスラーム教育の現状と課題―」
17:20~17:50 田口ひかり 「ゴジェックがインドネシアに与えた影響」
17:50~ 総括

卒業論文発表会プログラム ポスター

2020年度 インドネシア語科 卒業論文発表会 ポスター.pdf

卒業論文・卒業研究要旨集

2021年度卒業論文・卒業研究要旨集.pdf

2020年9月27日

以下のとおり、2021年度の3年次生(現在の2年次生)のための個別ゼミ・ガイダンスを開催します。仮登録期間(10月21日~24日)の前後に1回ずつ実施します。(最終更新2020-09-27)

  • 青山亨(インドネシア地域研究)個別ゼミ・ガイダンスの開催
  • 第1回
    • 日時:10月9日(金)4限(14時10分開始)
    • 場所:Zoomによるオンライン
  • 第2回
    • 日時:10月30日(金)4限(14時10分開始)
    • 場所:Zoomによるオンライン

青山ゼミに履修希望の人はどちらかの回に出席してください。

規定の上限15名を越えない限り選抜は実施しません。なお、これまでに選抜を行ったことはありません。

ガイダンスに出席できない人で個別の相談を希望する人は青山までメールで連絡してください。

  • メール:taoyama[at mark]tufs.ac.jp

【あらかじめ読んでおいてください】

以下、個別ゼミ・ガイダンスでお話をするポイントを記していますので、あらかじめ読んでおいてください。

1. 大学の卒業論文と卒業研究(以下「卒論」)の作成には教育的な意義があります。卒論作成を指導する4年次の卒論ゼミとその前段階となる3年次ゼミはそのための中心的な役割をになっています。

青山ゼミでは、インドネシアという地域を多角的(歴史、社会、文化)に考えていくための方法を学びます。インドネシアを対象としてどのような問題を設定することができるのか、それを分析し意味のある結論を導くためにはどのようなデータを収集したらよいのか、分析のためにはどのような理論的枠組みを使ったらよいのか、そのための手引きを学んでいきます。データを得る手段としてはフィールド調査と文献資料の両方を想定しています。

3年次の春学期には、インドネシアについての認識の枠組みを作るための基本的な研究論文を輪読します。論文の使用言語は日本語、英語、インドネシア語です。基本文献の輪読、レジュメの発表、討論、レポートの作成を通じて卒論・卒研のテーマを考えてもらいます。また、卒論作成を念頭において、文献目録の作り方、レポート・論文の書き方、ロジカル・シンキングの基本、プレゼンテーションの仕方などのスキルも学びます。

夏休みに入る前におおよそのテーマを決めることを目標にします。夏休み中にテーマに関連する文献(書籍と論文)のリストの作成をしてもらい、さらに、その中から最低1点を選んでレジュメを作ってもらい、秋学期に順次発表してもらいます。この段階でのテーマの変更は可能ですが、冬休み前にはテーマを確定することが望ましいです。

冬休み中に卒論・卒研の全体構成案および研究計画を立て、冬休み明けに発表してもらい、全員で検討をおこないます。4年次には各自の卒論・卒研のテーマにしたがって個別に指導をおこないます。フィールド調査をする学生の多くは4年次の夏休みにインドネシアで調査をしています。

過去の青山ゼミ修了生の卒論テーマ
3年次ゼミで学ぶこと

2. 青山ゼミでは履修学生の数にとくに制限は設けていませんが、履修希望者の数が、10人を越える場合には選抜を行う場合があります(ちなみにこれまでに選抜を行ったことはありません)。卒論のテーマの選択は学生に任せています。青山ゼミの取り方として、いわゆる「主ゼミ」としての他に「副ゼミ(サブ・ゼミ)」として取ることも認めています。

3. 卒論の作成にあたっては、現在から卒論提出までにすべきことを時間軸に添って理解しておくことが大切です。とくに3年次の冬から4年次の夏休み前までは就職活動に時間が取られるので、3年次の春学期までにはテーマを絞り込み、先行研究や必要な資料の収集と読み込みを始めておき、就職活動が一段落したらただちに卒論の制作に取りかかれるようにしておくことが理想的です。

4. 学問の分野が分化しているのは、対象となる分野によって使われる資料(データ)の種類と性格が異なり、資料の分析の方法論も変わってくるからです。具体的には、歴史学は書かれた資料(文献史料)が中心になるのに対して、文化人類学ではフィールドワークによる参与観察と聞き取りによって得られた資料が中心になります(無論、どちらかだけで済むことはまずありませんが)。フィールドワークを必要とする卒論のテーマの場合は、夏休みの時間を有効利用することが必要です。

5. 一般的に、論文の必要条件としては、まず問いを立てた上でそれに対して根拠(資料)を提示して、説得的かつ論理的に文章を記述していること、加えて、新奇性があることが求められています。卒論においても、「新奇性」以外の条件は必要です。

6. 今から来年の春までは、テーマの絞り込み・掘り下げが必要ですが、そのためには先行研究(書籍・論文など)を広むことが求められます。先行研究のリサーチのためには図書館を利用したり、下記に示したオンライン・データベースを活用するとよいでしょう。日本語だけではなく、英語や現地語(外大生の強み)の文献も使いこなしてください。

日本語の図書や雑誌論文を検索する方法

自宅からオンライン・データベースにアクセスする方法

7. 最後になりますが、2年次の秋学期終了時に「春休み」の課題を出します。3年次の春学期最初のゼミに課題のレポートを提出してください。

2019年9月18日

以下のとおり、2020年度の3年次生(現在の2年次生)のための個別ゼミ・ガイダンスを開催します。日にちが10月24日に変更になりました。ご注意ください。(更新2019-10-18)

  • 青山亨(インドネシア地域研究)個別ゼミ・ガイダンスの開催
  • 日時:10月24日(木)5限(4限の3年次ゼミ終了後)の最初の30分
  • 場所:641インドネシア共同研究室

青山ゼミに履修希望の人は出席してください。ただし、規定の上限15名を越えない限り選抜は実施しませんから、仮登録をしている人は、ガイダンスに出席できない場合でも原則としてゼミ登録をしてもらっても大丈夫です。

なお、ガイダンスに出席できない人で個別の相談を希望する人は青山までメールで連絡してください。

  • メール:taoyama[at mark]tufs.ac.jp

【あらかじめ読んでおいてください】

以下、個別ゼミ・ガイダンスでお話をするポイントを記していますので、あらかじめ読んでおいてください。

1. 大学の卒業論文と卒業研究(以下「卒論」)の作成には教育的な意義があります。卒論作成を指導する4年次の卒論ゼミとその前段階となる3年次ゼミはそのための中心的な役割をになっています。

青山ゼミでは、インドネシアという地域を多角的(歴史、社会、文化)に考えていくための方法を学びます。インドネシアを対象としてどのような問題を設定することができるのか、それを分析し意味のある結論を導くためにはどのようなデータを収集したらよいのか、分析のためにはどのような理論的枠組みを使ったらよいのか、そのための手引きを学んでいきます。データを得る手段としてはフィールド調査と文献資料の両方を想定しています。

3年次の春学期には、インドネシアについての認識の枠組みを作るための基本的な研究論文を輪読します。論文の使用言語は日本語、英語、インドネシア語です。基本文献の輪読、レジュメの発表、討論、レポートの作成を通じて卒論・卒研のテーマを考えてもらいます。また、卒論作成を念頭において、文献目録の作り方、レポート・論文の書き方、ロジカル・シンキングの基本、プレゼンテーションの仕方などのスキルも学びます。

夏休みに入る前におおよそのテーマを決めることを目標にします。夏休み中にテーマに関連する文献(書籍と論文)のリストの作成をしてもらい、さらに、その中から最低1点を選んでレジュメを作ってもらい、秋学期に順次発表してもらいます。この段階でのテーマの変更は可能ですが、冬休み前にはテーマを確定することが望ましいです。

冬休み中に卒論・卒研の全体構成案および研究計画を立て、冬休み明けに発表してもらい、全員で検討をおこないます。4年次には各自の卒論・卒研のテーマにしたがって個別に指導をおこないます。フィールド調査をする学生の多くは4年次の夏休みにインドネシアで調査をしています。

過去の青山ゼミ修了生の卒論テーマ
3年次ゼミで学ぶこと

2. 青山ゼミでは履修学生の数にとくに制限は設けていませんが、履修希望者の数が、10人を越える場合には選抜を行う場合があります(ちなみにこれまでに選抜を行ったことはありません)。卒論のテーマの選択は学生に任せています。青山ゼミの取り方として、いわゆる「主ゼミ」としての他に「副ゼミ(サブ・ゼミ)」として取ることも認めています。

3. 卒論の作成にあたっては、現在から卒論提出までにすべきことを時間軸に添って理解しておくことが大切です。とくに3年次の冬から4年次の夏休み前までは就職活動に時間が取られるので、3年次の春学期までにはテーマを絞り込み、先行研究や必要な資料の収集と読み込みを始めておき、就職活動が一段落したらただちに卒論の制作に取りかかれるようにしておくことが理想的です。

4. 学問の分野が分化しているのは、対象となる分野によって使われる資料(データ)の種類と性格が異なり、資料の分析の方法論も変わってくるからです。具体的には、歴史学は書かれた資料(文献史料)が中心になるのに対して、文化人類学ではフィールドワークによる参与観察と聞き取りによって得られた資料が中心になります(無論、どちらかだけで済むことはまずありませんが)。フィールドワークを必要とする卒論のテーマの場合は、夏休みの時間を有効利用することが必要です。

5. 一般的に、論文の必要条件としては、まず問いを立てた上でそれに対して根拠(資料)を提示して、説得的かつ論理的に文章を記述していること、加えて、新奇性があることが求められています。卒論においても、「新奇性」以外の条件は必要です。

6. 今から来年の春までは、テーマの絞り込み・掘り下げが必要ですが、そのためには先行研究(書籍・論文など)を広むことが求められます。先行研究のリサーチのためには図書館を利用したり、下記に示したオンライン・データベースを活用するとよいでしょう。日本語だけではなく、英語や現地語(外大生の強み)の文献も使いこなしてください。

日本語の図書や雑誌論文を検索する方法

7. 最後になりますが、2年次の秋学期終了時に「春休み」の課題を出します。3年次の春学期最初のゼミに課題のレポートを提出してください。

2018年10月17日

以下のとおり、2019年度の3年次生のための個別ゼミ・ガイダンスを開催します。(更新2018-10-23)

  • 青山亨(インドネシア地域研究)個別ゼミ・ガイダンスの開催
  • 日時:10月25日(木)5限(4限の3年次ゼミ終了後)の最初の30分
  • 場所:641インドネシア共同研究室

青山ゼミに履修希望の人は出席してください。ただし、選抜は実施しませんから、仮登録をしている人は、ガイダンスに出席できない場合でもゼミ登録をしてもらっても大丈夫です。

なお、ガイダンスに出席できない人で個別の相談を希望する人は青山までメールで連絡してください。

  • メール:taoyama[at mark]tufs.ac.jp

【あらかじめ読んでおいてください】

以下、個別ゼミ・ガイダンスでお話をするポイントを記していますので、あらかじめ読んでおいてください。

1. 大学の卒業論文と卒業研究(以下「卒論」)の作成には教育的な意義があります。卒論作成を指導する4年次の卒論ゼミとその前段階となる3年次ゼミはそのための中心的な役割をになっています。

青山ゼミでは、インドネシアという地域を多角的(歴史、社会、文化)に考えていくための方法を学びます。インドネシアを対象としてどのような問題を設定することができるのか、それを分析し意味のある結論を導くためにはどのようなデータを収集したらよいのか、分析のためにはどのような理論的枠組みを使ったらよいのか、そのための手引きを学んでいきます。データを得る手段としてはフィールド調査と文献資料の両方を想定しています。

3年次の春学期には、インドネシアについての認識の枠組みを作るための基本的な研究論文を輪読します。論文の使用言語は日本語、英語、インドネシア語です。基本文献の輪読、レジュメの発表、討論、レポートの作成を通じて卒論・卒研のテーマを考えてもらいます。また、卒論作成を念頭において、文献目録の作り方、レポート・論文の書き方、ロジカル・シンキングの基本、プレゼンテーションの仕方などのスキルも学びます。

夏休みに入る前におおよそのテーマを決めることを目標にします。夏休み中にテーマに関連する文献(書籍と論文)のリストの作成をしてもらい、さらに、その中から最低1点を選んでレジュメを作ってもらい、秋学期に順次発表してもらいます。この段階でのテーマの変更は可能ですが、冬休み前にはテーマを確定することが望ましいです。

冬休み中に卒論・卒研の全体構成案および研究計画を立て、冬休み明けに発表してもらい、全員で検討をおこないます。4年次には各自の卒論・卒研のテーマにしたがって個別に指導をおこないます。フィールド調査をする学生の多くは4年次の夏休みにインドネシアで調査をしています。

過去の青山ゼミ修了生の卒論テーマ
3年次ゼミで学ぶこと

2. 青山ゼミでは履修学生の数にとくに制限は設けていませんが、履修希望者の数が、10人を越える場合には選抜を行う場合があります(ちなみにこれまでに選抜を行ったことはありません)。卒論のテーマの選択は学生に任せています。青山ゼミの取り方として、いわゆる「主ゼミ」としての他に「副ゼミ(サブ・ゼミ)」として取ることも認めています。

3. 卒論の作成にあたっては、現在から卒論提出までにすべきことを時間軸に添って理解しておくことが大切です。とくに3年次の冬から4年次の夏休み前までは就職活動に時間が取られるので、3年次の春学期までにはテーマを絞り込み、先行研究や必要な資料の収集と読み込みを始めておき、就職活動が一段落したらただちに卒論の制作に取りかかれるようにしておくことが理想的です。

4. 学問の分野が分化しているのは、対象となる分野によって使われる資料(データ)の種類と性格が異なり、資料の分析の方法論も変わってくるからです。具体的には、歴史学は書かれた資料(文献史料)が中心になるのに対して、文化人類学ではフィールドワークによる参与観察と聞き取りによって得られた資料が中心になります(無論、どちらかだけで済むことはまずありませんが)。フィールドワークを必要とする卒論のテーマの場合は、夏休みの時間を有効利用することが必要です。

5. 一般的に、論文の必要条件としては、まず問いを立てた上でそれに対して根拠(資料)を提示して、説得的かつ論理的に文章を記述していること、加えて、新奇性があることが求められています。卒論においても、「新奇性」以外の条件は必要です。

6. 今から来年の春までは、テーマの絞り込み・掘り下げが必要ですが、そのためには先行研究(書籍・論文など)を広むことが求められます。先行研究のリサーチのためには図書館を利用したり、下記に示したオンライン・データベースを活用するとよいでしょう。日本語だけではなく、英語や現地語(外大生の強み)の文献も使いこなしてください。

日本語の図書や雑誌論文を検索する方法

7. 最後になりますが、2年次の秋学期終了時に「春休み」の課題を出します。3年次の春学期最初のゼミに課題のレポートを提出してください。

2017年9月21日

2018年度のための個別ゼミ・ガイダンスを以下の日程で行います。
【追記】日時の記載に誤りがありましたので、お詫びして訂正します。「2限(12:40~14:10)」としていましたが、「3限(12:40~14:10)」が正しい情報です。(2017-10-05更新)

2018年度に3年生になってゼミに所属する学生のために、青山亨のゼミでは以下の要領でゼミ・ガイダンスを行います。履修を希望する現2年生は参加してください。

授業等止むを得ない理由で参加できない人は、メールでアポを取って研究院長室302を訪問してください(アドレス:@tufs.ac.jpの前にtaoyama)。

日時 2017年10月17日(火)3限(12:40~14:10)
場所 インドネシア語共同研究室(研究講義棟641号室)


【あらかじめ読んでおいてください】

青山のゼミについては、総合文化コースのページにゼミの案内が出ています。必ず読んでおいてください。

以下、個別ゼミ・ガイダンスでお話をするポイントを記していますので、あらかじめ読んでおいてください。

1. 大学の卒業論文と卒業研究(以下「卒論」)の作成には教育的な意義があります。卒論作成を指導する4年次の卒論ゼミとその前段階となる3年次ゼミはそのための中心的な役割をになっています。

青山ゼミでは、インドネシアという地域を多角的(歴史、社会、文化)に考えていくための方法を学びます。インドネシアを対象としてどのような問題を設定することができるのか、それを分析し意味のある結論を導くためにはどのようなデータを収集したらよいのか、分析のためにはどのような理論的枠組みを使ったらよいのか、そのための手引きを学んでいきます。データを得る手段としてはフィールド調査と文献資料の両方を想定しています。

3年次の春学期には、インドネシアについての認識の枠組みを作るための基本的な研究論文を輪読します。論文の使用言語は日本語、英語、インドネシア語です。基本文献の輪読、レジュメの発表、討論、レポートの作成を通じて卒論・卒研のテーマを考えてもらいます。また、卒論作成を念頭において、文献目録の作り方、レポート・論文の書き方、ロジカル・シンキングの基本、プレゼンテーションの仕方などのスキルも学びます。

夏休みに入る前におおよそのテーマを決めることを目標にします。夏休み中にテーマに関連する文献(書籍と論文)のリストの作成をしてもらい、さらに、その中から最低1点を選んでレジュメを作ってもらい、秋学期に順次発表してもらいます。この段階でのテーマの変更は可能ですが、冬休み前にはテーマを確定することが望ましいです。

冬休み中に卒論・卒研の全体構成案および研究計画を立て、冬休み明けに発表してもらい、全員で検討をおこないます。4年次には各自の卒論・卒研のテーマにしたがって個別に指導をおこないます。フィールド調査をする学生の多くは4年次の夏休みにインドネシアで調査をしています。

過去の青山ゼミ修了生の卒論テーマ
3年次ゼミで学ぶこと

2. 青山ゼミでは履修学生の数にとくに制限は設けていませんが、履修希望者の数が、10人を越える場合には選抜を行う場合があります(ちなみにこれまでに選抜を行ったことはありません)。卒論のテーマの選択は学生に任せています。青山ゼミの取り方として、いわゆる「主ゼミ」としての他に「副ゼミ(サブ・ゼミ)」として取ることも認めています。

3. 卒論の作成にあたっては、現在から卒論提出までにすべきことを時間軸に添って理解しておくことが大切です。とくに3年次の冬から4年次の夏休み前までは就職活動に時間が取られるので、3年次の春学期までにはテーマを絞り込み、先行研究や必要な資料の収集と読み込みを始めておき、就職活動が一段落したらただちに卒論の制作に取りかかれるようにしておくことが理想的です。

4. 学問の分野が分化しているのは、対象となる分野によって使われる資料(データ)の種類と性格が異なり、資料の分析の方法論も変わってくるからです。具体的には、歴史学は書かれた資料(文献史料)が中心になるのに対して、文化人類学ではフィールドワークによる参与観察と聞き取りによって得られた資料が中心になります(無論、どちらかだけで済むことはまずありませんが)。フィールドワークを必要とする卒論のテーマの場合は、夏休みの時間を有効利用することが必要です。

5. 一般的に、論文の必要条件としては、まず問いを立てた上でそれに対して根拠(資料)を提示して、説得的かつ論理的に文章を記述していること、加えて、新奇性があることが求められています。卒論においても、「新奇性」以外の条件は必要です。

6. 今から来年の春までは、テーマの絞り込み・掘り下げが必要ですが、そのためには先行研究(書籍・論文など)を広むことが求められます。先行研究のリサーチのためには図書館を利用したり、下記に示したオンライン・データベースを活用するとよいでしょう。日本語だけではなく、英語や現地語(外大生の強み)の文献も使いこなしてください。

日本語の図書や雑誌論文を検索する方法

2017年4月 8日

ブログのシステムバージョンアップが完了したので、今日から記事の更新を再開しました。

このブログでこれまでどおり授業関係のお知らせを行うので、受講生は日ごろから気を付けて読んでおいてください。

2017年3月 5日

ブログのシステムバージョンアップにともなう記事更新の一時停止のお知らせ

大学のブログのシステムがバージョンアップされるため、作業期間中の3月9日から3月下旬まで、青山のブログの記事が更新されません。このため2017年度にむけての案内は4月に入ってから更新する予定です。この間、ご不便をおかけしますが、ご了解ください。

研究院長就任にともなう変更のお知らせ

2017年4月から2年間の任期で青山が総合国際学研究院長(同研究科長を兼任)を務めることになったため、2017年度と2018年度に担当する授業は学部と大学院のゼミのみとなります。それら以外の私が担当ていた授業については非常勤の先生方に代わっていただくことになります。履修を予定している学生の皆さんにはご不便をおかけしますが、ご了承ください。なお、例年担当しているリレー講義については例年どおり担当する予定です。

ゼミの授業については曜日・時間に変更があるので注意してください。詳細はシラバスを参照してください。教室はいずれも641(インドネシア専攻共同研究室)です。

  • 3年次ゼミ 木曜4限 641
  • 4年次ゼミ 木曜5限 641
  • 博士前期課程・博士後期課程ゼミ 月曜2限~4限に開講予定 641
    大学院ゼミの詳細は青山に問い合わせてください。

2016年4月13日

2017年度のための個別ゼミ・ガイダンスの日程が決まりました。(2016-10-31更新)

2017年度に3年生になってゼミに所属する学生のために、青山亨のゼミでは以下の要領でゼミ・ガイダンスを行います。履修を希望する現2年生は参加してください。

授業等止むを得ない理由で参加できない人は、月曜2限のオフィス・アワーに633研究室を訪問するか、メールでアポを取って633研究室を訪問してください。

日時 2016年11月7日(月)2限(10:10~11:40)
場所 インドネシア語共同研究室(研究講義棟641号室)


【あらかじめ読んでおいてください】

青山のゼミについては、総合文化コースのページにゼミの案内が出ています。必ず読んでおいてください。

以下、個別ゼミ・ガイダンスでお話をするポイントを記していますので、あらかじめ読んでおいてください。

1. 大学の卒業論文と卒業研究(以下「卒論」)の作成には教育的な意義があります。卒論作成を指導する4年次の卒論ゼミとその前段階となる3年次ゼミはそのための中心的な役割をになっています。

青山ゼミでは、インドネシアという地域を多角的(歴史、社会、文化)に考えていくための方法を学びます。インドネシアを対象としてどのような問題を設定することができるのか、それを分析し意味のある結論を導くためにはどのようなデータを収集したらよいのか、分析のためにはどのような理論的枠組みを使ったらよいのか、そのための手引きを学んでいきます。データを得る手段としてはフィールド調査と文献資料の両方を想定しています。

3年次の春学期には、インドネシアについての認識の枠組みを作るための基本的な研究論文を輪読します。論文の使用言語は日本語、英語、インドネシア語です。基本文献の輪読、レジュメの発表、討論、レポートの作成を通じて卒論・卒研のテーマを考えてもらいます。また、卒論作成を念頭において、文献目録の作り方、レポート・論文の書き方、ロジカル・シンキングの基本、プレゼンテーションの仕方などのスキルも学びます。

夏休みに入る前におおよそのテーマを決めることを目標にします。夏休み中にテーマに関連する文献(書籍と論文)のリストの作成をしてもらい、さらに、その中から最低1点を選んでレジュメを作ってもらい、秋学期に順次発表してもらいます。この段階でのテーマの変更は可能ですが、冬休み前にはテーマを確定することが望ましいです。

冬休み中に卒論・卒研の全体構成案および研究計画を立て、冬休み明けに発表してもらい、全員で検討をおこないます。4年次には各自の卒論・卒研のテーマにしたがって個別に指導をおこないます。フィールド調査をする学生の多くは4年次の夏休みにインドネシアで調査をしています。

過去の青山ゼミ修了生の卒論テーマ
3年次ゼミで学ぶこと

2. 青山ゼミでは履修学生の数にとくに制限は設けていませんが、履修希望者の数が、10人を越える場合には選抜を行う場合があります(ちなみにこれまでに選抜を行ったことはありません)。卒論のテーマの選択は学生に任せています。青山ゼミの取り方として、いわゆる「主ゼミ」としての他に「副ゼミ(サブ・ゼミ)」として取ることも認めています。

3. 卒論の作成にあたっては、現在から卒論提出までにすべきことを時間軸に添って理解しておくことが大切です。とくに3年次の冬から4年次の夏休み前までは就職活動に時間が取られるので、3年次の春学期までにはテーマを絞り込み、先行研究や必要な資料の収集と読み込みを始めておき、就職活動が一段落したらただちに卒論の制作に取りかかれるようにしておくことが理想的です。

4. 学問の分野が分化しているのは、対象となる分野によって使われる資料(データ)の種類と性格が異なり、資料の分析の方法論も変わってくるからです。具体的には、歴史学は書かれた資料(文献史料)が中心になるのに対して、文化人類学ではフィールドワークによる参与観察と聞き取りによって得られた資料が中心になります(無論、どちらかだけで済むことはまずありませんが)。フィールドワークを必要とする卒論のテーマの場合は、夏休みの時間を有効利用することが必要です。

5. 一般的に、論文の必要条件としては、まず問いを立てた上でそれに対して根拠(資料)を提示して、説得的かつ論理的に文章を記述していること、加えて、新奇性があることが求められています。卒論においても、「新奇性」以外の条件は必要です。

6. 今から来年の春までは、テーマの絞り込み・掘り下げが必要ですが、そのためには先行研究(書籍・論文など)を広むことが求められます。先行研究のリサーチのためには図書館を利用したり、下記に示したオンライン・データベースを活用するとよいでしょう。日本語だけではなく、英語や現地語(外大生の強み)の文献も使いこなしてください。

日本語の図書や雑誌論文を検索する方法

2016年3月 1日

青山は2016年4月1日から2016年9月30日まで特別研修(サバティカル)をとりますので、この期間は学務からはずれます。そのため2016年度春学期の授業に変更が生じます。

具体的には、春学期のインドネシア語関係の授業(月曜3限・水曜2限)は非常勤教員が、ゼミ(月曜5限・火曜5限)は総合文化コースの他の教員が代わります。春学期に担当するリレー講義についても他の教員が代わります。

なお、春学期の東南アジア古典文化論(木曜4限)は開講せずとします。

変更の詳細はこのブログでも順次お知らせする予定です。特別研修の期間中、受講生の皆さんには不便をおかけしますがご了承ください。2016年10月1日の秋学期からは平常どおりに授業を担当します。

2015年6月19日

2016年度のための個別ゼミ・ガイダンスの日程が決まりました。(2015-11-02更新:ゼミ・ガイダンスを実施しました。)

青山亨のゼミでは以下の要領でゼミ・ガイダンスを行います。履修を希望する現2年生は参加してください。授業等止むを得ない理由で参加できない人は、月曜2限のオフィス・アワーに633研究室を訪問するか、メールでアポを取って633研究室を訪問してください。

日時 2015年11月2日(月)2限(10:10~11:40)
場所 青山亨研究室(研究講義棟633号室)

11月2日に10名の学生が参加して個別ゼミ・ガイダンスを実施しました。
ガイダンスでは配付資料の基づいて、以下のトピックについて触れました。
1. なぜ卒論・卒研を書くのか?卒論・卒研の違いは何か?
2. 卒論を書くために必要なプロセス:参考文献・先行研究の読み込み、データの収集、分析、プレゼンテーション。これは社会人にも求められる「リサーチ力」。
3. 一般の研究論文と異なって卒論には新奇性は求められないが、適切なプロセスを踏むことが求められる。
4. データの源には、文献資料とフィールドワークがある。フィールドワークの柱は参与観察と聞き取り。
5. スケジュールについては、逆算して考えること。4年生の夏学期はフィールドワークの機会なので、それまでの就活が始まる前、3年生の秋学期の間に研究計画を立てておく。そのためには3年生の春学期にテーマの絞り込み、夏学期にテーマに関わる文献の読み込みが必要。
最後に、現時点で各自が関心を持っているテーマについて語ってもらいました。



青山のゼミについては、総合文化コースのページにゼミの案内が出ています。必ず読んでおいてください。

以下、個別ゼミ・ガイダンスでお話をするポイントを記していますので、あらかじめ読んでおいてください。

1. 大学の卒業論文と卒業研究(以下「卒論」)の作成には教育的な意義があります。卒論作成を指導する4年次の卒論ゼミとその前段階となる3年次ゼミはそのための中心的な役割をになっています。

青山ゼミでは、インドネシアという地域を多角的(歴史、社会、文化)に考えていくための方法を学びます。インドネシアを対象としてどのような問題を設定することができるのか、それを分析し意味のある結論を導くためにはどのようなデータを収集したらよいのか、分析のためにはどのような理論的枠組みを使ったらよいのか、そのための手引きを学んでいきます。データを得る手段としてはフィールド調査と文献資料の両方を想定しています。

3年次の春学期には、インドネシアについての認識の枠組みを作るための基本的な研究論文を輪読します。論文の使用言語は日本語、英語、インドネシア語です。基本文献の輪読、レジュメの発表、討論、レポートの作成を通じて卒論・卒研のテーマを考えてもらいます。また、卒論作成を念頭において、文献目録の作り方、レポート・論文の書き方、ロジカル・シンキングの基本、プレゼンテーションの仕方などのスキルも学びます。

夏休みに入る前におおよそのテーマを決めることを目標にします。夏休み中にテーマに関連する文献(書籍と論文)のリストの作成をしてもらい、さらに、その中から最低1点を選んでレジュメを作ってもらい、秋学期に順次発表してもらいます。この段階でのテーマの変更は可能ですが、冬休み前にはテーマを確定することが望ましいです。

冬休み中に卒論・卒研の全体構成案および研究計画を立て、冬休み明けに発表してもらい、全員で検討をおこないます。4年次には各自の卒論・卒研のテーマにしたがって個別に指導をおこないます。フィールド調査をする学生の多くは4年次の夏休みにインドネシアで調査をしています。

過去の青山ゼミ修了生の卒論テーマ
3年次ゼミで学ぶこと

2. 青山ゼミでは履修学生の数にとくに制限は設けていませんが、履修希望者の数が、10人を越える場合には選抜を行う場合があります(ちなみにこれまでに選抜を行ったことはありません)。卒論のテーマの選択は学生に任せています。青山ゼミの取り方として、いわゆる「主ゼミ」としての他に「副ゼミ(サブ・ゼミ)」として取ることも認めています。

3. 卒論の作成にあたっては、現在から卒論提出までにすべきことを時間軸に添って理解しておくことが大切です。とくに3年次の冬から4年次の夏休み前までは就職活動に時間が取られるので、3年次の春学期までにはテーマを絞り込み、先行研究や必要な資料の収集と読み込みを始めておき、就職活動が一段落したらただちに卒論の制作に取りかかれるようにしておくことが理想的です。

4. 学問の分野が分化しているのは、対象となる分野によって使われる資料(データ)の種類と性格が異なり、資料の分析の方法論も変わってくるからです。具体的には、歴史学は書かれた資料(文献史料)が中心になるのに対して、文化人類学ではフィールドワークによる参与観察と聞き取りによって得られた資料が中心になります(無論、どちらかだけで済むことはまずありませんが)。フィールドワークを必要とする卒論のテーマの場合は、夏休みの時間を有効利用することが必要です。

5. 一般的に、論文の必要条件としては、まず問いを立てた上でそれに対して根拠(資料)を提示して、説得的かつ論理的に文章を記述していること、加えて、新奇性があることが求められています。卒論においても、「新奇性」以外の条件は必要です。

6. 今から来年の春までは、テーマの絞り込み・掘り下げが必要ですが、そのためには先行研究(書籍・論文など)を広むことが求められます。先行研究のリサーチのためには図書館を利用したり、下記に示したオンライン・データベースを活用するとよいでしょう。日本語だけではなく、英語や現地語(外大生の強み)の文献も使いこなしてください。

日本語の図書や雑誌論文を検索する方法

          

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