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2012年2月18日

【一般】

2012年2月16日から18日にかけてロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS, University of London)おいてMaking a Difference: Representing/Constructing the Other in
Asian/African Media, Cinema and Languagesというタイトルでアジア・アフリカ研究教育コンソーシアム (CAAS)の第3回シンポジウムが開催されました。

私は2月16日のセッションでLocalization of the Other in the Indonesian Film "Opera Jawa": A Case of Telling a Ramayana Story in a Muslim Communityという題目で報告をおこないました。


Buku Novel Sakura

関連リンク:
ロンドン大学東洋アフリカ学院のサイト
東京外国語大学のサイト

2012年2月 9日

【東南アジア古典文化論】

今週は、今年度最後の東南アジア古典文化論の授業です。上座仏教のパーリ語ジャータカ第537話「マハー・スタソーマ・ジャータカ」から取られたモチーフが、密教思想に基づき、ヒンドゥー教叙事詩の彩りも帯びた、東南アジア独自の新しい仏教物語に進化していく過程を検証します。ジャータカ第537話については以下の資料も参考にしてください。

1. パーリ語ジャータカ第537話MAH?-SUTASOMA-J?TAKA(スタソーマ王子本生)英語訳
2. サンスクリット語ジャータカマーラー第31話SUTASOMA-J?TAKA(スタソーマ王子本生)英語訳(ボロブドゥール寺院の浮き彫りあり)
3. 青山 亨「古代ジャワ文学におけるスタソーマの受容と変容」『東南アジア学』24(1):3-17.(1986年)(PDFによる本文あり)

期末レポートを提出してもらいました。
【お知らせ 2012年2月24日】レポートの採点が終わりました。採点後の返却を希望している受講生のレポートは633研究室のドアのボックスにいれてあります。早めに受け取りに来てください。

今学期にこれまでに提出してもらったレポート類を返却しました。1年間の受講ありがとうございました。

■今週の配付資料 スタソーマ物語の進化
seaclcul-20120209.pdf (PDF, 697KB)


【講評】 期末課題レポートの解答についてポイントを示しておきます。
  1. 最初にヒンドゥー教の神ヴィシュヌの乗獣としてのガルーダの説明が望まれます。次に、東南アジアの「インド化」という歴史的文脈のなかで東南アジアの大部分にかつてヒンドゥー教の影響があったことを示したうえで、インドネシアとタイのそれぞれの状況を説明することが求められます。
  2. まず東南アジアの「インド化」とはどのような現象であったかを具体的に述べたうえで、日本に対する中国の影響を具体的に検証することが求められます。そのうえで東南アジアと日本の状況の共通点と相違点を明らかにし、最後に回答者自身の結論を述べてください。
いずれの場合でも、課題に対するよいレポートを書くためには、問題文が尋ねていることをまずきちんと咀嚼することが大切です。また、当然のことですが、パラグラフごとの改行、パラグラフの1行目は1字下げ、誤字・脱字のチェック、参考文献の表示といった形式が守られていないと減点になります。

2012年2月 6日

【3年次対象ゼミ】

今週は、『論文ワークブック』の「6 3種類の文」、「7 書いてみよう②」、「8 論文のモデル」を検討しました。そのあと、自分の卒業論文の簡単な構成を提出してもらい、検討をしました。序論→本論→結びという3部構成で作るのが基本です。

今学期は今週で最後です。新学期の卒論ゼミまでに、卒業論文に関する文献、資料を読み進めておいてください。

【インドネシア語読解】

期末試験を実施しました。

提出されたレポートなどを返却し、主なものについては説明をおこないました。

今年度の授業は今週で終わりです。4月に新学期に会いましょう。

来年度に青山ゼミの受講を予定している人に対しては、春休みの課題を出しました。1学期の最初の授業時間に提出してください。

■春休みの課題
2012年度3年次ゼミ受講生のために ZIPファイル
・パソコンにダウンロードして中身を開いてください。
・「3年次ゼミ受講生のために」というファイルに書かれている課題をすませて、新年度の最初のゼミにのぞんでください。

2012年2月 2日

【東南アジア古典文化論】

今週は、映像資料「ブッダ 大いなる旅路:タイの僧院にて」(NHK, 1998年)とLearning from Borobudurの一部を使って、上座仏教の現状およびジャータカの説明をおこないました。例として取り上げた「兎本生物語」については、以下の資料も参考にしてください。

1. パーリ語ジャータカ第136話SASA-J?TAKA(兎本生)英語訳
2. 小林信彦「兎が火に飛び込む話の日本版」(『国際文化論集』30, pp.3-50, 2004年)

来週は今学期最後の授業です。ジャータカの物語の1つを核に発展した密教的な仏教物語について検討します。期末レポートの提出をお願いします。

2012年2月 1日

【地域基礎】

来週は第19章「インドネシアのNGO」の発表のあと、期末試験をおこないました。試験のあと、2学期に提出されたレポート類を返却しました。

2学期の地域基礎はこれで終了です。4月から読解の授業でお会いしましょう。

          

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