今週は「パプアニューギニアの社会と文化」と「華人アイデンティティ」の報告をしてもらいました。夏休みの課題として今回のレポートの作成を指示したときに、選択できるテーマの一つとして出したのが「トラジャまたはパプアの社会と文化のいずれか」というものでした。実は、このパプアはニューギニア島西部のパプア州のつもりでだったのですが、今回の報告者は、パプアニューギニアのこととして報告されました。誤解を防ぐためにも、課題テーマの発表時には、ニューギニア島西部のパプアと書いておくべきだったと反省しています。
この地域は、スハルト時代にはイリアンジャヤ州と呼ばれていましたが、2002年にパプア州に改称し、さらに2003年には、最西部を西イリアンジャヤ州が分離しました。したがって、ニューギニア島のインドネシア側の部分については、正式には西イリアンジャヤ州およびパプア州と書かなければなりません。[ウィキペディア「パプア州」の項目を参照]
いずれにせよ、今回の報告は2人ともしっかりとした調査に基づいた、中身のある報告だったと思います。
今年の授業は今日が最後です。次回は、1月16日に「インドネシアの経済」と「日本の対インドネシアODA援助」についての報告を予定しています。
冬休み中の宿題があります。インドネシアに関連する本を一冊読んで、そのレジュメをA4判1枚にまとめて、1月16日に提出してください。それでは、良い新年を迎えてください。
以下、今週の報告に関連するポイントです。
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