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3年次対象ゼミ

2012年2月 6日

今週は、『論文ワークブック』の「6 3種類の文」、「7 書いてみよう②」、「8 論文のモデル」を検討しました。そのあと、自分の卒業論文の簡単な構成を提出してもらい、検討をしました。序論→本論→結びという3部構成で作るのが基本です。

今学期は今週で最後です。新学期の卒論ゼミまでに、卒業論文に関する文献、資料を読み進めておいてください。

2012年1月30日

今週と来週は、『大学生と留学生のための論文ワークブック』(くろしお出版、1997年)の一部を使って、論文の書き方について考えてみます。今週は、基礎編の「6 まとめの練習」、論文編の「1 論文とは」、「2 論文の構成」、「3 構成の作り方」までを検討しました。論文の構成の基本は「序論」「本論」「結び」になります。

来週は、「6 3種類の文」、「7 書いてみよう②」、「8 論文のモデル」を検討します。来週の授業時間には、自分の卒業論文の簡単な構成を作って、提出してください。

2012年1月23日

今週は、出席者は5名でした。あらたに2名の受講生に卒論計画を発表してもらい、構成と内容について議論をおこないました。次回からは卒業論文を書くための基本的な技術について検討することにします。

2012年1月16日

今年の最初のゼミです。出席者は2名でした。卒論計画を発表してもらい、構成と内容について議論をおこないました。次回は、今週欠席した受講生に卒論計画を発表してもらう予定です。

2011年12月26日

今週は今年最後の授業です。佐々木拓雄の論文「中道派イスラームの政治―インドネシア・ヨドヨノ政権とアフマディヤ問題―」のレジュメを発表してもらい、先週の発表を参考にしながら、現代インドネシアのイスラームの状況について検討しました。

最後に、卒論の予定について説明をしてもらいました。次回は来年1月16日です。この日には、卒論に関連して冬休みにおこなった研究の結果について発表してください。

それでは、よい新年をむかえてください。Selamat Tahun Baru!

2011年12月19日

今週は、11月28日に配付した青山亨の論文「インドネシアにおけるリベラル派イスラームの新思潮―ウリル・アブシャル・アブダラのコンパス紙論説をめぐって―」(『東京外大東南アジア学』9:30-41. 2004年)についてレジュメを作成したものを発表してもらいました。この論文のポイントは、コンテクスト重視とされるリベラル派がなぜこの論文では「人間中心主義」として特徴づけられているのかということにあります。

次回は、佐々木拓雄の論文「中道派イスラームの政治―インドネシア・ヨドヨノ政権とアフマディヤ問題―」(『久留米大学法学』64:17-53. 2010年)を読んでレジュメを作成し、発表してもらいます。

最後に、11月28日の講演会「インドネシアで働く」についての報告レポートを提出してもらいました。

2011年12月12日

今週は、TNさんにインドネシアの長編小説Daun yang Jatuh Tidak Pernah Membenci Anginのタイトルの由来になった日本映画『座頭市』を取り上げ、勝新太郎監督・主演『座頭市』(1989年)と北野武監督・主演『座頭市』(2003年)を比較して分析した結果を発表してもらいました。

次回のゼミでは、11月28日に出した宿題のレポートを発表してもらいます。

2011年11月14日

今週はYMさんに、寺田一薫「発展途上国の都市における道路公共交通―インドネシアの都市のケース」『都市問題研究』(45(12):119-132. 1993)について報告してもらいました。大蔵省がバスを所有しバス会社にリースしていること、バス会社はさらにバスを運転手に貸し出していること、運転手は乗客から受けとった運賃からバス貸借費を会社に支払ったあとの残額を収入とすることなど、興味深い仕組みがわかりました。今後YMさんには現在のジャカルタで運行しているトランス・ジャカルタについて調べてみることをすすめました。また、資料としてオランダ領東インド時代のバタフィアの市街交通についての研究論文があることを伝えました。

MFさんに10月31日提出のレジュメの改訂版を提出してもらいました。

次週は外語祭のため休講です。次回11月28日は講演会「インドネシアで働く」への参加をもって出席とします。講演についての報告レポートを12月12日の授業時間に提出してください。

12月5日は青山の出張のため休講となるので、次回のゼミは12月12日です。11月28日に宿題を出しますので、その結果を12月19日に発表してください。12月12日にはTNさんのインドネシア文学に関する報告を予定しています。

2011年11月 7日

今週はSAさんに、富沢寿勇「グローバリゼーションか、対抗グローバリゼーションか?―東南アジアを中心とする現代ハラール産業の立ち上げとその意義」小川了編『躍動する小生産物』(資源人類学第4巻、弘文堂、2007年、pp.317-348)のレジュメを報告してもらいました。

ハラール産業の出現について、グローバリゼーションの過程の一部であるとする見方、グローバリゼーション(=アメリカ化)に対する抵抗運動であるとする見方があることが紹介されました。この他に、ハラール産業を国家政策で誘導することによる市場の支配という国策的側面があることも指摘されました。

次回はYMさんの発表予定です。

2011年10月31日

今週は、MFさんに『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった―そうか、「働くこと」「教えること」「本当のサービス」ってこういうことなんだ!』(こう書房、2002年)のレジュメを報告してもらいました。司会はSMさんでした。エピソード中心の本なので、もうすこし具体的なエピソードを取り上げ、そこに、MFさんにとって重要なホスピタリティーという概念がどのように反映されているのかを分析すると、さらによくなるでしょう。

次週は、SMさんにハラール食品に関する文献についてのレジュメを報告してもらいます。

2011年10月24日

今週はSMさんにイスラム銀行の運営についてのゼミ報告をしてもらいました。従来型の銀行との違い、イスラム銀行の金融の仕組みについて説明がありました。ムラーバハとイジャーラが基本であると理解できました。

来週はMFさんに報告してもらいます。

2011年10月17日

今週はICさんに『教育問題はなぜまちがって語られるのか?―「わかったつもり」からの脱却―』(日本図書センター, 2010年)のレジュメを報告してもらい、議論をおこないました。

来週はSMさんにイスラーム銀行についての報告をしてもらいます。

2011年10月 3日

夏休みの宿題は、1学期に作った文献リストから少なくとも1冊を選んでそのレジュメを作ってくることでした。できている人には提出してもらいました。

それ以外の人には、卒論のテーマについて考えていることをゼミで検討してみました。

1. イスラーム経済圏
イスラーム法では「利子」をとることが禁じられています。しかし、経済成長を背景に消費が拡大すると、ローンによる購買が不可避になってきています。このような状況を背景に「イスラーム銀行」が生まれました。次回までに、イスラーム銀行について、その仕組み、利用者の評価についてレポートを作って報告してもらいます。

2. インドネシアの公共交通機関
最近では南アジアではインド、東南アジアではシンガポール、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム(工事中)で首都圏の公共交通機関として地下鉄の建設に成功しています。これらの成功事例の分析から、ジャカルタでの地下鉄建設の可能性をさぐるとよいかもしれません。

3. インドネシアの文学
Tere Liyeの長編小説Daun Yang Jatuh Tak Pernah Membenci Anginに関心があるとのことです。文学をテーマにする場合、作家、作品、読者を中心に、さらに作家の生きた社会、作品と関連する他の作品(小説のほかに映画やマンガを含む)との関係といった切り口から検討するとよいでしょう。それぞれの切り口ごとに参考文献・資料を集める必要があります。たとえば、読者の評価という観点では、ブログのコメントを分析することも可能です。

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2011年7月11日

今週は、夏休みまえの中間報告会として、卒論のテーマの発表と、テーマに関係する文献リストの提出をしてもらいました。夏休みの間には、文献リストの中の文献を少なくとも一つ読んでレジュメを作り、2学期のゼミで発表してもらいます。

今学期の授業はこれで最後です。充実した夏休みをすごしてください。

2011年7月 4日

今週は、先週に続いて、永渕康之「観光=植民地主義のたくらみ」山下晋司編『観光人類学』(新曜社, 1996, 35-44)のレジュメと、山下晋司「『楽園』の創造―バリにおける観光と伝統の再構築」山下晋司編『観光人類学』(新曜社, 1996, 104-112)のレジュメを報告してもらいました。

来週は、夏休みまえの中間報告会として、卒論のテーマに関係する文献リストを提出し、夏休みの計画を報告してください。

2011年6月28日

今週は、最初に、クロンチョン、ダンドゥット、ポップ・インドネシアの曲を数曲聴いてもらいました。

そのあと、永渕康之「観光=植民地主義のたくらみ」山下晋司編『観光人類学』(新曜社, 1996, 35-44)のレジュメを発表してもらいました。

来週は、この論文のレジュメの残りと、山下晋司「『楽園』の創造―バリにおける観光と伝統の再構築」山下晋司編『観光人類学』(新曜社, 1996, 104-112)のレジュメを報告してもらいます。

再来週は、夏休みまえの中間報告会として、卒論のテーマに関係する文献リストを提出し、夏休みの計画を報告してもらいます。

それぞれの論文の最後についている練習問題に対する回答を提出してもらいました。

2011年6月20日

今週は、323教室でパソコンを使い、Wordの注の入れ方、セクションの使い方を練習しました。

論文2点を配付したので、来週は分担してレジュメを作成し、報告してもらいます。

2011年6月13日

今週は、先週に引き続いて山下論文の残りのレジュメを報告してもらいました。

来週は、パソコン教室323を使って、Wordの注の入れ方、セクションの使い方などを練習する予定です。323教室に集合してください。

2011年6月 6日

今週は、山下晋司「都市の語りとしての大衆音楽:インドネシアにおける音楽・社会・国家」(関本照夫・船曳建夫編『国民文化が生まれる時:アジア・太平洋の現代とその伝統』リブロポート.1994.pp.33-66)をテキストにレジュメを提出してもらい、3人の学生に発表をしてもらいました。

「近代化の儀礼」という概念を考えるために、文化人類学での通過儀礼の説明を使いました。地域研究の場合、文化人類学や社会学などの分析道具を使うことが多いので、関連する分野の基礎知識も勉強しておいてください。

来週は引き続き残りの学生に発表をしてもらいます。

2011年5月30日

今週は、卒論テーマ関連文献リストを提出してもらい、文献を選ぶときの基準やキーワード、文献リストを作成するときに困難と感じたこと、文献リストの中から最初に読んでみたい文献について説明をしてもらいました。

次回のレジュメ用文献を配付しました。
山下晋司.1994.「都市の語りとしての大衆音楽:インドネシアにおける音楽・社会・国家」関本照夫・船曳建夫(編)『国民文化が生まれる時:アジア・太平洋の現代とその伝統』リブロポート.pp.33-66.

次回から二回にわたってレジュメの発表をしてもらいます。

2011年5月23日

今週はパソコン室323教室で「参考文献リストの作成」を目標に、インデントやタブの使い方を中心にMS Wordの使い方を練習しました。

宿題になっている卒論テーマ関連文献リストが一部でもできている人には、リストをもってきてもらい、参考文献リストの作成の材料にしてもらいました。来週は、完成させた卒論テーマ関連文献リストを提出してください。

今後、以下のステップにそって卒論作成に必要なパソコンのスキルを学んでいく予定です。日程はおってお知らせします。

【ステップ1】(今回)
 ・目標:参考文献リストの作成
 ・スキル:インデント、タブの利用
【ステップ2】
 ・目標:図表と注のあるレポートの作成
 ・スキル:図表の挿入・作成、注の作成
【ステップ3】
 ・目標:目次、後注、参考文献リストのあるレポートの作成
 ・スキル:スタイル、セクションの利用
【ステップ4】
 ・目標:校正機能を使った文章の校正
 ・スキル:校正機能、スペルチェック、コメントの利用

再来週以降に提出してもらうレジュメ作成の対象となる論文を用意しておきました。633のドアのボックスから受けとってください。

2011年5月16日

今週は、塩谷論文のレジュメをSCさん、MFさん、SAさんの三人に発表してもらいました。

次回は、パソコンのある323教室で、パソコンを使って、文献目録リストの作成を目標に、インデントやタブの使い方を中心にワードの利用方法を習得してもらう予定です。

当日は323教室に集合してください。

2011年5月 9日

今週は、塩谷論文のレジュメを提出してもらいました。コピーを全員に配付し、HNさんとICさんの二人に発表をしてもらいました。

レジュメを作るときは、対象となる論文の内容を自分の頭のなかで整理した後、人に説明できるような形でまとめてください。

来週は、残りのレジュメを報告してもらいます。

2011年4月25日

今週は、資料を配付し、実際にパソコンを操作しながら、文献の探し方と参考文献目録の作成の基本について説明をしました。

5月末をめどに、みなさんの関心のあるテーマについての参考文献目録を提出してもらう予定なので、文献の探索と目録の作成をすすめてください。

次回は連休明けの5月9日です。塩谷論文のレジュメを提出してもらうので、準備をしておいてください。

■今週の配付資料
本・雑誌のコピーを入手する方法
(今週はこの資料を配付しましたが、次の資料も参考にしてください。)
日本語の図書や雑誌論文を検索する
卒論の参考文献一覧の書き方

2011年4月18日

今週は、まず、「3年次ゼミで学ぶこと」をもとに卒論作成に必要な技法について説明をしました。次に、「テキスト批評に基づくレジュメの作成方法」をもとにレジュメ作成について話をしました。

1) 文献を探すこと、2) 文献を読むこと、3) 分析して書くことは一連の流れですが、このゼミではまず始めに2)⇒3)の連続した流れを体験してもらうために、レジュメ作成から入ってみることにします。

あわせて、レジュメの対象とする論文は、インドネシアをできる限り深く知ってもらうのに有益なものにしたいと考えています。配付された論文(塩谷: 2011)を読んでレジュメを作成し、5月9日に提出してください。

来週は、文献の探し方と参考文献目録の作成の基本について説明をする予定です。

なお、今年度は授業計画が不規則なっています。5月2日(月)は全学的に休講です。さらに、この授業を含めて、1学期最後の月曜日の授業は7月11日になります。

■配付資料
・塩谷もも「ジャワにおけるヴェール着用者の増加とその背景」床呂郁哉・福島康博編『東南アジアのイスラーム』東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所, 2011, pp.183-200.
・テキスト批評に基づくレジュメの作成方法
河野哲也『レポート・論文の書き方入門』第3版、慶応義塾大学出版会、2002年)
(今週は配付しませんでしたが、次の資料も参考にしてください。)
レジュメの基本

2011年4月11日

今年度の最初のゼミです。受講生は8名います。

最初に、昨年と同様に、卒論を書くことの意味と必要な技法について説明しました。

卒論(卒研を含む。以下同じ)を書くことは、テーマの設定、テーマにあった調査の実施とデータの収集(大きくわけて文献資料とフィールドワークによるデータに分かれます)、データの分析、分析結果の説得力のある表現というステップを体験することです。これは、社会に出てからも有益な「リサーチ力」と呼ぶことができます。

出席者一人一人に現時点で頭にある研究テーマ、卒業後の進路(とくに院進学を予定しているか)、留学の予定の有無について述べてもらいました。4月の段階では研究テーマがまだぼんやりしている人が多いのは当然でもあり、仕方ありませんが、今年の夏休みにはいるときには(仮でもよいので)テーマを決めておくことが大切です。卒論のスムースな完成のためには、卒論を提出する4年生の1月から現在まで逆算してみることが大切です。

2011年4年~7月 テーマを探す→夏休み前にテーマをおおよそ決定。
2011年8年~9月 夏休みの活用(先行文献の調査→参考文献目録の作成→主要文献のレジュメ作成
2011年10年~12月 テーマの絞り込み、再調整
2012年1月~7月 就職活動→就職の目処がついたら卒論作成にシフト
2012年8月~9月 夏休みの活用(フィールドワーク、文献調査)
2012年10月~12月 卒論の作成に全力。2013年1月すぐに卒論提出。

メーリングリストの管理者を選び、メーリングリストの立ち上げを依頼しました。今後はゼミ全体の連絡や情報交換にはこのメーリングリストを利用します。

来週は「3年次ゼミで学ぶこと」にもとづいて話をするので、あらかじめ配付資料(とそのリンク先)をしっかりと読んできておいてください。

■配付資料
・授業概要 (ファイルをダウンロード 161KB, PDF)
3年次ゼミで学ぶこと
過去のゼミ生の卒業論文・卒業研究

          

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