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レジュメの基本

【インドネシア語専攻で勉強する人のために】

ここでは文献を読んで作成するレジュメ(書評レジュメ)の基本を説明します。(最終更新2018-11-29)

書評レジュメの作成は、読んだ文献を卒論作成に使えるよう咀嚼するための作業として大切です。またレジュメの報告は発表と討論の技法を学ぶよい機会になります。

この書評レジュメの基本を書くにあたっては、河野哲也『レポート・論文の書き方』(第3版、慶應義塾大学出版会、2002年)のテキスト批評についての説明が役に立ちました。詳しく学びたい人は参考にしてください。

レジュメの構成要素
1. 授業名(担当教員名)
2. レジュメの対象にした文献の書誌情報(著者名『書名』(出版社名、発行年)ページ数、または、著者名「論文名」(『掲載雑誌名』巻号数、発行年月、ページ数、DOI)
3. 報告年月日
4. 報告者名(学籍番号)
5. レジュメ作成の意図
 (この文献から報告者は何を読み取ろうとしているか。【注】通常のレジュメでは不要だが、レジュメ作成の意図を意識化するため。)
6. 内容の紹介
 (構成と要旨。著者の問題設定と結論を押さえる。章立てに沿って要約する。キーワードを押さえる。)
7. 事実関係についての補足情報
 (用語の説明、事例の背景など。【注】必要な場合のみ。)
8. 内容についての報告者による論点
 (批判・疑問・評価。論文の構成、データの取り扱い、論理の展開、研究史上の位置づけなど。)
9. 参考文献
 (論点執筆に用いた文献をあげる。著者名『書名』(出版社名、発行年)ページ数、または、著者名「論文名」(『掲載雑誌名』巻号数、発行年月、ページ数)、著者名の五十音順とする。)。

レジュメ作成の注意
1. レジュメ本体はA4判1枚(裏表2ページ以内)におさめる。それ以上のデータがある場合には、参考資料として別扱いにする。
2. 必要に応じて見出し・数字をいれて分かりやすい構成にする。
3. 簡潔な文章を用いる。必要なら箇条書きを用いてもよい。
4. 著者の意見か報告者の意見かをはっきりと分ける。
5. 他の文献を参考にしたり、引用した場合は、かならず出典を明らかにする。
6. パソコン(ワード)で作成し、ファイルを保存しておく。

レジュメ使用の本番
1. 期日までに指導教員にファイルを送ってもらえれば、コピーを用意しておきます。そうでなければ、授業前に参加人数分のコピーを作成し、ゼミの冒頭に配付しておく。
2. ゼミで決められた紙のサイズを使用する(ここではA4判)。
3. 配付されたレジュメはバインダーに整理・保管し、ゼミに持参する。

          

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