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【3年次ゼミ】 4月12日

【3年次対象ゼミ】

今年度の最初のゼミです。9名の3年生が出席しました。卒論を書くことの意味と必要な技法について説明しました。

卒論(卒研を含む。以下同じ)を書くことは、テーマの設定、テーマにあった調査の実施とデータの収集(大きくわけて文献資料とフィールドワークによるデータに分かれます)、データの分析、分析結果の説得力のある表現というステップを体験することです。これは、社会に出てからも有益な「リサーチ力」と呼ぶことができます。

出席者一人一人に現時点で頭にある研究テーマについて述べてもらいました。4月の段階ではまだ、ぼんやりしている人が多いのは当然でもあり、仕方ありませんが、今年の夏休みにはいるときには(仮でもよいので)テーマを決めておくことが大切です。卒論のスムースな完成のためには、卒論を提出する4年生の1月から現在まで逆算してみることが大切です。

2010年4年~7月 テーマを探す→夏休み前にテーマをおおよそ決定。
2010年8年~9月 夏休みの活用(先行文献の調査→参考文献目録の作成→主要文献のレジュメ作成
2010年10年~12月 テーマの絞り込み、再調整
2010年1月~7月 就職活動→就職の目処がついたら卒論作成にシフト
2010年8月~9月 夏休みの活用(フィールドワーク、文献調査)
2010年10月~12月 卒論の作成に全力。2011年1月すぐに卒論提出。

メーリングリストの管理者を選び、メーリングリストの立ち上げを依頼しました。また、次週に読むテキストのコピーを用意しました。次週までにこのテキストを読んできてください。また、指名された人はレジュメを作ってきてください。レジュメの基本も説明をおこないました。

テキストは関本照夫「東南アジア的王権の構造」『現代の社会人類学3 国家と文明への過程』(東京大学出版会、1987)です。

          

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