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3年次対象ゼミ

2009年2月 9日

今日は2学期最後のゼミです。モフタル・ルビスがあげるインドネシア人の特徴を列挙した部分の後半について分担で発表してもらいました。

4月の1学期の最初の授業では、卒論研究の進行状況について報告してもらいます。それでは、新学期に再会しましょう。Sampai jumpa lagi pada bulan April.

2009年2月 2日

今週は、モフタル・ルビスがあげるインドネシア人の特徴を列挙した部分の前半について分担で発表してもらいました。来週は、後半をやはり分担で発表してもらいます。

2009年1月26日

今日は、Nさんにモフタル・ルビスの『インドネシアの自画像』のレジュメを発表してもらいました。そのあと、私たちが持っている人間集団についてのステレオタイプについて議論をしました。

次回からは、モフタル・ルビスがあげるインドネシア人の特徴その1からその10までの内容を2週にわけて分担で発表してもらいます。

Oさんには、インドネシアの占いに関する文献のリストを提出してもらいました。

2009年1月19日

今日は今年最初のゼミです。留学から戻って来たひと、他のゼミからの移籍者が加わって、学期始めより3名増えました。

今日は、冬休み前に研究計画を出してもらった人に、冬休みの進行状況を発表してもらいました。そのあと、まだ提出していない人には研究計画を口頭で発表してもらいました。とくにOさんはようやくテーマが決まってきたので、来週、関連する文献のリストを作ってくるよう指示しました。

次回は、モフタル・ルビスの『インドネシアの自画像』から、インドネシアの各民族がほかの民族にいだいているイメージについて述べている部分を選び出し、みんなで読んでみることにしました。来週の授業までにかならず読んできて下さい。また、インドネシア諸民族のアイデンティティに関心があるNさんには授業中にレジュメを提出するよう指示しました。

2008年12月25日

今日は今年最後の授業です。出席者全員に冬休み以降の研究計画を提出してもらい、内容を検討しました。冬休みは研究計画にしたがって有意義に過ごしてください。

それではよい新年を。

2008年12月18日

今日12月18日は木曜日ですが、月曜日の授業振替日がありました。先週に続き、パソコン実習室205で、Microsoft社のWordを使ってレポートを書くときに役に立つ技能を身につけてもらいました。今日は、パラグラフのレベルでスタイルを設定・保存し、実際にレポートを作成してみました。

次回は、冬休み以降の研究計画を提出してもらいます。

2008年12月15日

今週は12月15日と12月18日の2回にわたって、パソコン実習室205で、Microsoft社のWordを使ってレポートを書くときに役に立つ技能を身につけてもらいます。

今日は、パラグラフの概念を説明したあと、ページ、パラグラフ、フォントの3つのレベルでスタイル(文章の見栄え)を設定することができることを理解してもらいました。とくに、パラグラフのレベルでは、インデントとタブを使いこなせるようになることが重要です。

次回は、パラグラフのレベルでスタイルを設定・保存し、実際にレポートを作成してみることにします。

■今週の配付資料(下からダウンロードできます)
ファイル1(説明)をダウンロード (304KB, DOC)

ファイル2(練習)をダウンロード (89KB, DOC)

2008年12月 9日

今週は、KSさんの卒論の予定テーマ「インドネシア人の食と生活」に関連して、秋野晃司・小幡壮・渋谷利雄編『アジアの食文化』(建帛社、2000年)に収められたインドネシアのトラジャ人の食文化についての論文のレジメを報告してくれました。

食文化といっても、日常の食事と、儀礼と関連したハレの場の食事とは異なりますし、何を食べるか、どのように調理するか、どのように食べるかといったさまざまな面に、民族の歴史が背景にあります。まずは、関連する文献を探して文献目録を作成し、事例を集めるようにしてください。

来週は、12月15日と月曜日の授業振替日になる12月18日(木)の2回、ゼミがあります。この2回では、205PC実習室でMicrosoft Wordを使った卒論作成に役に立つテクニックについての実習を行う予定です。

2008年12月 1日

今週の3年次ゼミは、2008年度第3回イスラーム文化表象科研研究会への参加をもって出席に代えました。詳しくは研究会の案内のページを見てください。

2008年11月10日

今日は、卒研のテーマとしてインドネシア語の本を日本語に翻訳することを計画しているYさんと、卒論のテーマとしてtumpeng(スラマタン儀礼のときに供される、円錐形のごはんにいろいろなおかずを添えたジャワ料理)を取り上げる予定のSさんに報告をしてもらいました。

Yさんはまだ翻訳の対象とする本を決めていないので、今回は翻訳論についての本(鈴木主税『私の翻訳談義』河出書房新社、1995年>朝日文庫、2000年)のレジュメを報告してもらいました。

原語のテキスト→日本語のテキストの「直訳」ではなく、原語テキスト→テキストの意味→日本語のテキストの「意訳」が大切なことが主張されています。議論のなかでは、日本語のテキストが時代とともに古くなるために、新しい訳が必要とされることがあることが指摘されました。冬休みが始まる前に翻訳の対象となる本を決めるとよいでしょう。

Sさんの報告は、スラマタンについての英語のエッセーの和訳に基づいておこなわれました(Landung Simatupang, "A Taste of Metaphor: Food in a Javanese Selamaten," Latitudes, February 2003).

Tumpengについては、それぞれの食べ物に込められた象徴的意味、日本のお節料理との比較、tumpengがジャワの文化からインドネシアの文化へ変化した政治的背景、ご飯を黄色に着色することの意味など、いろいろと調べるてみるとおもしろい点があるようです。

次回は、まだ発表していない3名の報告をお願いします。

2008年10月27日

今日は、卒論のテーマで「在日インドネシア労働者の問題と対策」を選んだKさんの報告についてみんなで検討しました。

報告は、社団法人日本・インドネシア経済協力事業協会(Japan Indonesia Association for Economy Cooperation, JIAEC)での聞き取りに基づくもので、日本で働くインドネシア人研修生一般の問題と、EPAに基づく看護師・介護福祉士受け入れについての問題について触れてもらいました。

なお参考までに以下の情報をあげておきます。

インドネシア人看護師・介護福祉士候補の受け入れ事業の日本側窓口になっているのは国際厚生事業団(JICWELS)です。

インドネシア人看護師・介護福祉士候補に対する日本語などの研修は、財団法人海外技術者研修協会(The Association for Overseas Technical Scholarship, AOTS)でもおこなっています。


今後は、日本での外国人労働者の問題全般や日本の移民政策についての先行研究をまとめてみてください。

次週は文化の日なので、次回は11月10日です。まだ卒論のテーマが決まっていない人は、次回に暫定案を出すようにしてください。

2008年10月20日

今日は2学期最初のゼミとなり、6名が参加しました。

まず、夏休みの共通課題であった、インドネシア人福祉介護士・看護師を受け入れる施設向けの資料として、インドネシア人の生活習慣を紹介するブックレットを作成するプロジェクトの進行状況を報告してもらいました。

ブックレットには、イスラームを中心としてインドネシア人の慣習(ハラル食品の概念、ラマダンや礼拝のことなど)の解説、2008年版礼拝時刻表、ハラル食品リスト、インドネシア食材店・料理店マップなどを載せることになっています。中心となるデータは集まっていました。ただし、礼拝時刻は時間と場所に応じて異なるので、礼拝時刻を計算してくれるウェブサイトを紹介した方がいいこと、ハラル食品リストについては発行所の許可を得る必要があること、インドネシア食材店・料理店リストは地域順に順番を並べ直すことを指摘しました。全体のコーディネータを決めて、とりまとめを進めるようにしてください。

卒論の準備については、参考文献リストを出してくれたのは二人だけでした。今日は、「イスラム教徒女性のヴェール、ジルバブ・ファッション」というテーマを出してくれたDさんのレジュメについてみんなで検討しました。レジュメにしてもらった文献は以下のものです:

中山紀子「スカーフに見るイスラームの多様性~トルコ、O村の事例より~」鈴木清史・山本誠(編)『装いの人類学』(人文書院, 1990年)
世俗主義とイスラーム主義が併存するトルコでは、村独自のスカーフをかぶる村の女性、スカーフをかぶらない都市の世俗主義の女性、トルコ伝統のスカーフをかぶるイスラーム主義の女性という風に、スカーフのかぶり方にも多様性がある、という内容の論文です。インドネシアの状況を理解するうえでも示唆的であると思いました。

次週は、他の人も参考文献リストとレジュメを出すようにしてください。

2008年7月24日

今週は、7月24日(木)に月曜日の振り替え授業がおこなわれました。

ゼミの皆さんから、卒論・卒研のテーマとして考えていることを発表してもらいました。

8月からインドネシア留学を予定しているYYさんを除くと、KYさんは在日インドネシア人のための生活ハンドブックの作成、YSさんはインドネシア語の戯曲の日本語訳テキストの作成、SNさんは、nasi tumpengに見られるジャワ文化のインドネシア化についての研究をそれぞれのテーマとして出してもらいました。nasi tumpengというのは黄色の円錐状のご飯のまわりにいろいろなおかずをもった料理で、誕生日などの機会によく出されるものです(nasi tumpengの写真)。

そのうえで、受講生の皆さんには、夏休みの間に卒論・卒研に予定しているテーマに関連する文献のリストを作り、その中から少なくとも一つを読んでレジュメを作ることを夏休みの宿題としました。

これと並行して、来日するインドネシア人福祉介護士・看護師のために外大生として何ができるか考えてもらいました。その結果、夏休みを利用して、受け入れ施設向けの資料として、インドネシア人の生活習慣を紹介するブックレットを作成してみることになりました。

ブックレットには、イスラームを中心としてインドネシア人の慣習(ハラル食品の概念、ラマダンや礼拝のことなど)の解説、2008年版礼拝時刻表、ハラル食品リスト、インドネシア食材店・料理店マップなどを載せることとしました。

それでは、充実した夏休みを過ごしてください。

2008年7月14日

今日は、先週の課題を受けて、受講生のレポートを提出してもらい、その内容について検討しました。インドネシア人研修生に関連する問題として、生活習慣の違いに関連するもの、文化・宗教の違いに関連するもの(礼拝・食事の忌諱・断食など)、住居(不動産屋との交渉)に関連するもの、災害時の対応に関連するもの、ストレスへの対応に関連するもの、国家試験受験に関連するものがあげられ、対応策についてもいくつか案が出されました。

来週までに、夏休み期間中に実行可能な対応策(可能であれば、複数でもよい)を各自がまとめ、来週のゼミに提出してもらい、その中から実施に移せるものを選び出すことにしました。

また、来週のゼミでは、夏休みに作る文献リストのテーマを何にするか、決めて来るようにしてください。

2008年7月 7日

今日は、インドネシアからの看護師・介護福祉士候補の受け入れについての情報をみんなで検討しました。関連情報についてはぬさんたらブログのページを参照してください。

次週のゼミまでに、この事業によって来日するインドネシアの人びとが直面するだろう問題およびその問題に対して東京外国語大学のインドネシア語専攻の学生としてできる対応策についてまとめて、提出してください。問題および対応策のそれぞれについて理解を助ける資料があればあわせて提出してください。ゼミ長には提出されたレポートのとりまとめとコピーをお願いします。ゼミでは、出されたレポートをもとに、ゼミ全体としてどのような活動が可能か検討してみたいと思います。

2008年6月23日

今日の授業は、総合文化研究所(422)で開催する第1回イスラーム文化表象科研研究会への参加をもって出席としました。研究発表は荒このみ先生の「マルコムXの精神的遺産」です。研究会の詳細はこちらの記事を見てください。

次回は通例の授業をおこないます。

2008年6月16日

今週は、宿題だったマルコムXのメッカ巡礼の経験について報告してもらいました。

引き続いて、関本論文の第5節「中心への求心力」についてのレジュメを報告してもらいました。次回は第6節のレジュメを報告してもらいます。

来週の6月23日の授業は、総合文化研究所(422)で開催する第1回イスラーム文化表象科研研究会への参加をもって出席とします。研究発表は荒このみ先生の「マルコムXの精神的遺産」です。今日のマルコムXについての報告をよく予習して出席してください。

2008年6月 9日

今週は関本論文の第4節「タンバイアの『銀河系的政体』論」についてのレジュメを報告してもらいました。次回は第5節以降のレジュメを報告してもらいます。

再来週の6月23日の授業は、総合文化研究所(422)で開催する第1回イスラーム文化表象科研研究会への参加をもって出席とします。研究発表は荒このみ先生の「マルコムXの精神的遺産」です。

今日はマルコムXについて調べることを宿題とします。東京外国語大学のオンラインデータベースからGale Virtual Reference Libraryにアクセスし、「Malcolm X」を検索してください。マルコムXがメッカ巡礼で何を経験したのか、そのことが彼の考えをどのように変えたのかを、A4判1枚にまとめて来週の授業時間に提出してください。使用言語は日本語・英語・インドネシア語のいずれでもかまいません。

2008年6月 2日

今週は、「一般と特殊」という対概念についてレポートを提出してもらい、この概念をめぐって受講生と検討をおこないました。

ハイネ=ゲルデルンの論文「東南アジアにおける国家と王権の観念」のコピーを配布し、内容の解説をおこないました。

次回は、関本論文の第4章のレジュメの報告をしてもらいます。第5章以降のレジュメの準備もしておいてください。

2008年5月26日

今回は関本「東南アジア的王権の構造」の第3章のレジュメを報告してもらいました。王を中心とした地上の構造と秩序が天上のマクロコスモスを範型とするミクロコスモスであることを、王殺しの意味を論じつつ明らかにするというものです。

今週は宿題があります。文中にも出てきた「一般と特殊」という対概念について、具体例をあげて説明するレポートを提出してください。

次回は、第4章以降のレジュメの報告をしてもらいます。ハイネ=ゲルデルンの論文も紹介する予定です。

2008年5月19日

今日は、最初に改訂版の文献リストを見せてもらいました。そのあと、関本「東南アジア的王権の構造」にもどり、第1章についてもう少し検討したあと、第2章のレジュメの報告をしてもらいました。フィールドワークを中心とする文化人類学の方法論と文献史料を中心とする歴史学の方法論の狭間に位置する前近代東南アジアの王権研究をおこなうためには、文化人類学者の視点で歴史史料を読み込んでいくという方法論を提起しています。

次回は第3章以降のレジュメを報告してもらいます。ゼミ長さんは、第4章以降の担当者を決め、欠席者を含め全員にレジュメが行き渡るように手配しておいてください。

2008年5月12日

今日は、受講生から送ってもらった参考文献リストのコピーを全員に配布し、参考文献リストの書き方を説明しました。具体的な書き方についてはこのブログの別のページを参照してください。

そのあと、無線LANでネットに接続したパソコンをみながら、文献探索の方法と見つけた文献の入手方法を説明しました。

今週の宿題は、今回の説明にしたがって、自分の参考文献リストを書き直し、青山まで送ることです。

次回は、関本「東南アジア的王権の構造」にもどり、第1章についてもう少し検討したあと、第2章のレジュメの報告をお願いします。ゼミ長さんは、第3章以降の担当者を決め、全員にレジュメが行き渡るように手配してください。

2008年4月28日

今週は新しい受講生として日本文学を勉強中のインドネシア人の研究生を迎えました。日本人の受講生もがんばってください。

最初に、文献リストの書き方を配付資料にそって説明しました。まだ資料を受け取っていない人は下のリンクからダウンロードして、よく読んでおいてください。

文献リストの書き方(その1~3)のファイルをダウンロード (PDF, 216KB)

次に、関本「東南アジア的王権の構造」の第1章のレジュメの報告をしてもらいました。今日は、通事的研究の代表としての歴史学、共時的研究の代表としての文化人類学を取り上げたあと、現在では互いの方法論を越境的に使いこなすようになっていることを見ていきました。

次回は、第1章についてもう少し検討したあと、第2章のレジュメの報告をお願いします。

また、次回までの宿題があります。参考文献リストの書き方にしたがって、自分の卒論に関係のありそうなテーマの本を5冊から10冊選んで参考文献リストを作り、5月9日(金)までに青山あてにメールの添付ファイルで送ってください。

2008年4月21日

今日のゼミではDさんにケチャについて調べてもらったことを報告してもらいました。バリでは憑依が頻繁におこることに質問がありましたが、バリにおいては憑依はけっして特異な現象ではありません(インドネシアの他の地域でも差異はありますが、おおむね同様です)。

ケチャを調べるにあたって、文献を1つしか使わなかったのはリスクがあります。情報の偏りを正し、内容のクロスチェックをするためにも、2つ以上の文献を比較しながら利用する習慣をつけましょう。

次週からは関本照夫「東南アジア的王権の構造」を分担して読んでいきます。担当の人はレジュメを用意してきてください。

2008年4月14日

初回の今日のゼミでは受講生に関心のあるテーマについて語ってもらいました。テーマがまだ漠然としている人もいれば、かなり絞られている人もいました。この時点がテーマが曖昧だったり、揺れ動くのは当然ですが、夏休みに入る前にはテーマが決まっているように努力しましょう。また、テーマが決まってきた人は、どのようなアプローチ(言い方を変えれば、どのようなデータをどのように集めるのか)について考え始めてください。

ゼミ長を決めました。ゼミ長はゼミ参加者のメーリングリストを立ち上げてください。それから再来週から読む論文(関本:ジャワの王権論)のコピーを準備してください(来週配布予定)。

Dさんに、ケチャについて調べたことをまとめてもらって、来週発表してもらいます。他の人は、今日配った資料によく目を通しておいてください。

最後に、ゼミに参加予定で、今日のゼミに欠席した人は、青山まで今週の配付資料(文献目録リストの作り方 その1~その3)を取りに来てください。


          

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