今週は特別に323教室を使って、卒業論文を書くためのパソコンの活用方法、とりわけマイクロソフト社のワードの使い方について説明をしました。パソコンおよびワードの基本的な操作方法は習得していることを前提とします。
今回はポイントの2まで進みました。3以降は日を改めて別の機会におこなうことにします。
次回は、夏休みの課題のレジュメをまだ報告していない人に報告をお願いします。
卒業論文を書くためのパソコン活用法
卒業論文を書くためのワードの使い方は、レポートを書くときの使い方には、共通点もありますが、異なるところもあります。最大の違いは、卒業論文は、論文特有の約束事があることに加えて、構造的に複数のパーツ(本文の章や目次や参考文献一覧など)に分かれており、量的に数十頁におよぶことです。
ここでは、ワードを使うことでいかに効率的に論文を作成するかという観点で説明をします。以下、ポイントをあげておきます。
より詳しく学びたい人には、次の本をお薦めします。
・田中 幸夫『卒論執筆のためのWord活用術』(ブルーバックス) 講談社,2012.
■1. ワードを使い始める前にしておくこと
ワードを活用するためには次の点に気を付けてください。
・編集記号を常に表示させる。
・オートコレクトを無効にする。
・禁則文字のレベルを高くする。
・余白を変更する。
詳細は以下のページを参考にしてください。
・MS Word (ワード)を飼いならそう
・わがままWord 文章の体裁を整える No.1
■2. 区切り、タブとインデント
タブとインデントは基本なので押させておきましょう。
・区切りを使いこなす。
・タブを使いこなす。
・インデントを使いこなす。
詳細は以下のページを参考にしてください。
・わがままWord 文章の体裁を整える No.2
■3. 画像ファイルの挿入
画像ファイルの取り扱いになれてください。
詳細は以下のページを参考にしてください。
・PCサポート・エイム 画像ファイルやテキストボックスの挿入・操作
■4. 表の挿入
表の取り扱いにもなれてください。
詳細は以下のページを参考にしてください。
・WORD 表の編集
■5. ノンブル(ページ番号)の挿入
卒論のようにページ数が多く、かつ章に分かれている場合にはノンブル(ページ番号)の挿入にも工夫が必要です。
詳細は以下のページを参考にしてください。
・MS Wordで本文の最初のページを第1ページにしたい
■6. 注をつける
卒論では注は不可欠です。注の付け方を習得しておくて便利です。
詳細は以下のページを参考にしてください。
・卒論の注の付け方:脚注と後注
・MS Wordで注をつけるときのコツ 【その1】
・MS Wordで注をつけるときのコツ 【その2】
・MS Wordで注の位置を参考文献リストの前に配置したい
■7. コメント機能の使い方
コメント機能は教員に卒論の原稿を見てもらうときに使います。基本を知っておくと便利です。
詳細は以下のページを参考にしてください。
・MSWordのチェック・コメント機能の使い方
■参考
パソコン教室での実習に使っているファイルです。
・Wordの使いこなし レポート・卒論の作成