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地域基礎

2013年2月 6日

今週は、第19章の質疑応答に続いて、残っていた最後の3つの章の報告をしてもらいました。
 第20章 インドネシアのNGO―「再生」への鍵
 第21章 インドネシアの現代文化I―インドネシアの映画産業
 第22章 インドネシアの現代文化II―インドネシアのファッション

その後、1月30日に発表した期末課題のレポートを提出してもらいました。今日提出できなかった人は2月8日(金)の18時までに青山研究室(633)のドアボックスに提出してください。

2学期の地域基礎の授業は今週で終わりです。新学期の2年生読解の授業で再会しましょう。

2013年1月30日

今週は、青山が海外出張のため、院生のTAの指示のもとで、村落開発に関する映像資料『村に水を引く男』の一部を見てもらい、ワークシートに作業をして提出してもらいました。

期末レポートの課題を発表しました。下のリンクからダウンロードすることができます。2月6日(水)2限の授業時間中または2月8 日(金)18:00までに青山研究室633のドアボックスに提出してください。なお、期末の評価は、期末試験に代えて期末レポートの提出によっておこないます。

次回2月6日は、夏季休暇レポートの残りを報告してもらいます。しっかりと準備をしておいてください。

■配布物(PDF)
地域基礎 期末レポート課題 (128KB)

2013年1月23日

先週に引き続き第17章の最後の部分と第18章、第19章の報告をしてもらいました。
 第18章 インドネシアの経済
 第19章 日本の対インドネシアODA援助

時間が足りなかったので、第19章の質疑応答は次回に回しました。

来週1月30日は、院生のTAにお願いして、映像資料を見てもらい、ワークシートにそって作業をしてもらう予定です。また、期末の課題についてのお知らせを行う予定です。

続いて2月6日には、残りの第20章~第22章の報告をしてもらいます。

2013年1月16日

今年最初の授業でした。最初に2012年のインドネシア10大ニュースを各グループごとに発表してもらいました。

個人の10大ニュースに順位ごとに重みをかけて(1位が10点、10位が1点)集計してみました。上位10位だけではもったいなかったので、上位15位(同点があるため、18件あります)をまとめてみました。

東京外国語大学インドネシア語専攻生が選んだ2012年のインドネシア15大ニュース
順位ニュース
1賃上げなどを求める労働者のデモが頻発
2レディ・ガガのジャカルタ公演が中止
3ロンドン五輪でバトミントン選手が無気力試合のため失格
4スマトラ島沖でM8.7の大地震発生
5GDP成長率はやや減速だが6%以上を維持、個人消費と投資は拡大
6イスラーム系政党がアルコール飲料全面禁止法案を提出
7ファミリーマートがインドネシアに初出店、目標は4万店
8新車自動車の販売数が100万台を突破、日系車のシェアは90%
9ロシア製スーパージェット旅客機がデモ飛行で墜落
10ローン規制導入のため二輪車の販売が減速
11JKT48にAKB48から2名移籍、JKT48の活動本格化
12インドネシア男性の喫煙率は67%で世界一
12ソロ市長ジョコ・ヴィドド氏がジャカルタ特別州知事に当選
12動物園の喫煙オランウータンに強制禁煙
13ジャカルタで列車屋根上の無賃乗車防止にコンクリート球を使用
14バリの棚田が世界遺産に登録
14ガルーダ航空がエティハド航空とコードシェアリング
15SNSが人気のインドネシアでLINEが展開

経済、文化、小ネタといろいろな分野のニュースが揃いました。経済成長をとげるインドネシアへの日本企業の進出や日本のポップ・カルチャーの展開を見てとることができます。

続いて、第16章と第17章の報告をしてもらいました。
 第16章 インドネシアの華人
 第17章 インドネシアの環境問題―今叫ばれる生物多様性―
時間が足らなかったので、第17章の報告の最後の部分は来週にまわしました。

2012年12月19日

今週は、今年最後の授業となりました。映像資料として映画『危険な年』(1982年)を鑑賞しました。1965年9月30日事件直前のジャカルタを舞台にした作品です。時間が足りなかったので、今回はビリー・クワンの物語を中心に見ていきました。

冬休みの宿題を出しました。今年一年間の「私が選ぶインドネシアの10大ニュース」を選んでください。各自A4判1枚に「ランク、ニュース、ニュースを選んだ理由を一言」の順番に10のニュースをまとめて、来年1月16日の最初の授業時間に提出してください。

授業時間では各グループ毎に、グループで選ぶ10大ニュースを決めて、発表してもらいます。

夏休みの課題レポート報告も再開します。第16章からです。報告の準備をしておいてください。

それでは、楽しく充実した冬休みと良い新年を迎えてください。

2012年12月12日

今週は、最初に前回途中で終わった第15章パプアの報告の続きをしてもらいました。そのあと、宿題だったアチェの舞踊についての説明をしてもらいました。

続いて、これまでの報告に関係した映像資料2点をみてもらいました。
1) 「地球でイチバンのツリーハウス:インドネシア・ニューギニア島」(NHK、2011-11-17放送、48分)
2) 「プラネット・ベービーズ:インドネシア・バリ 母となる日」(NHK、2011-02-27放送、29分)
1)はパプアのコロワイ族の樹上家屋での生活、2)はバリの生後105日めのニャンブタン儀礼の様子を描いたドキュメンタリーです。1)については公式サイトイチバン百科に詳しい情報があります。

2012年12月 5日

今週は、残っていた宿題の答えを発表してもらったあと、前回から残っていた第12章の質疑応答をしたあと、第13章~第15章の報告をしてもらいました。

第13章 ミナンカバウの社会と文化
第14章 アチェの社会と文化
第15章 パプアの社会と文化―それでもここはインドネシア―

第15章の途中で時間が来たので、次週続きの2-4から発表してもらいます。また、アチェについての質問の一つも宿題とし、次週答えてもらいます。

次週と再来週は、レポートの発表は一休みし、映像資料を見てもらいます。予定している資料は次のとおりです(抜粋する場合もあります)。

・「プラネット・ベービーズ:インドネシア・バリ 母となる日」(NHK、2011-02-27放送、29分)
・「地球でイチバンのツリーハウス:インドネシア・ニューギニア島」(NHK、2011-11-17放送、48分)
・映画「危険な年」(The Year of Livingly Dangerously、1982年、117分)

2012年11月28日

外語祭、楽しみましたか?

今日11月28日には、JICAの青年海外協力隊員としてインドネシアのメダンで2年間、環境教育に取り組んで来られた方にゲスト講師として来ていただき、興味深いお話をうかがいました。あわせて、JICAボランティア事業の概要についても説明をしていただきました。学生の多くから有意義な話だったという感想をもらいました。

次回、12月5日には、今週出された質問のなかで答えが出なかったものについて宿題として答えてもらいます。続いて、今週は時間不足でできなかった第12章の質疑応答をしたあと、第13章~第15章の報告をしてもらいます。

2012年11月14日

今週は、先週発表した第7章と第8章に関連した質問のなかで答えが出なかったものについて答えてもらいました。次に、先週時間切れでできなかった第9章の質疑応答をしたあと、3人の方に報告をしてもらいました。

第10章 ジャワの社会と文化
第11章 神々の島、バリ島―バリの社会と文化―
第12章 トラジャの社会と文化

来週11月21日は外語祭でお休みです。1年生のみなさんは料理店で活躍してください。

11月28日には、JICAボランティアの方にゲスト講師として来ていただき、興味深いお話をしていただく予定です。

12月5日には、今週出された質問のなかで答えが出なかったものについて宿題として答えてもらいます。続いて、今週は時間不足でできなかった第12章の質疑応答をしたあと、第13章~第15章の報告をしてもらいます。

2012年11月 7日

今週は、まず、先週時間切れでできなかった第6章の質疑応答をしたあと、3人の方に報告をしてもらいました。

第7章 民主改革期とユドヨノ政権下のインドネシア
第8章 インドネシアのイスラーム
第9章 インドネシアの世界文化遺産:ボロブドゥール寺院とプランバナン寺院

次回は、第7章と第8章で出された質問のなかで答えが出なかったものについて宿題として答えてもらいます。続いて、今週は時間不足でできなかった第9章の質疑応答をしたあと、第10章~第12章の報告をしてもらいます。

2012年10月31日

今週は、3人の方に報告をしてもらいました。

第4章 日本軍政期~独立戦争期のインドネシア
第5章 スカルノ政権下のインドネシア
第6章 スハルト政権下のインドネシア

前回の報告で宿題となっていた質問にも答えてもらいました。

次回は、第5章で出された質問の一つが宿題になっているので、答えてもらいます。続いて、今週は時間不足でできなかった第6章の質疑応答をしたあと、第7章~第9章の報告をしてもらいます。

2012年10月24日

今週は青山が出張のため、院生の補佐のもと、前回、障害があって最後まで見ることができなかった映像資料『幻の国策映画 日本軍占領下のジャワ』を見てもらい、グループワークをおこないました。残念ながらオリジナルの映像に劣化があったようで、中間の10分位は見ることができなかったようですが、最後まで見ることはできました。

残った時間では、NHKほっと@アジア「女性警察官だけの交番」(NHK BS1, 2011-12-06, 7分)を見てもらいました。日本の援助で作られた交番制度ですが、インドネシア側の発案で女性だけの交番がブカシに設立され、地域で好評という話しです。

外務省のウェブサイトに関連記事「信頼される市民警察を目指して~インドネシアの女性交番~」が載っています。みなさんはどういうメッセージをこの話しに見出しますか?

次回は、予定通り、夏休みの課題レポートの第4章~第6章の発表をしてもらいます。

2012年10月17日

最初に、宿題としていた「インドネシア史 日本軍政期」の要約レポートを返却しました。来週の授業にまた使いますから、しっかりと読み直しておいてください。全体を通じて以下の点に注意してもらいたいと思います。
 1. トピックごとにパラグラフを分けてください。
 2. 各パラグラフの第1行めは1字下げをしてください。
 3. タイトルを忘れずにつけてください。

夏休みの課題レポートの報告をしてもらいました。今週は、第1章~3章です。司会は第2章以降、すでに発表済みの人に順番にしてもらいます。15分の報告のあとに10分の質疑応答をおこないます。質疑応答に先立って、各グループごとに3分間討議し、各グループごとに1つの質問を出してもらいます。

第1章 オランダ東インド会社の活動(17~18世紀)
第2章 19世紀のオランダ領東インド
第3章 民族意識の形成と展開(20世紀初頭から日本軍による占領の前まで)

次週10月24日は青山が出張のため、院生の補佐のもと、前回、障害があって最後まで見ることができなかった映像資料『幻の国策映画 日本軍占領下のジャワ』を見てもらい、グループワークをおこないます。

なお、10月31日(水)、11月7日(水)、11月14日(水)の4限にプロメテウス・ホールで青山が「民族と民族問題の諸相」を3回担当し、インドネシアの民族主義運動について講義をおこないます。関心のある人は聴講してください。

2012年10月10日

最初に、グループ分けを確認し、簡単なアイスブレーキング(インドネシアの面白い話を語る)をおこなってから、グループの名前と代表を選んでもらいました。グループ名は「&ぅ」(アンドゥ)、「アフロ関取」、「なんでアリがいるの?」、「あずき」です。

続いて、宿題を出しておいた日本軍政期について知識を整理してから、ワークシートの作業をしながら映像資料『幻の国策映画―日本軍占領下のジャワ―』(NHKスペシャル1989-08-14放送、45分)を見てもらいました。DVDの再生状態が悪かったので、残念ながら視聴は中断し、ワークシートの残りは講師が説明をおこないました。

夏休みの課題レポートのコピー製本を配付しました。次回は、レポートの第1章~3章の報告をしてもらう予定です。15分の報告のあとに10分の質疑応答をおこないます。質疑応答に先立って、各グループごとに質問を一つ出せるように討議してもらいます。また、司会は発表済みの人に順番にしてもらうことにします。

最後に、先週の宿題のレポートを提出してもらいました。

2012年10月 3日

2学期最初の授業です。夏休みの課題レポートを提出してもらいました。今日どうしても出せなかった人は今週中に633研究室のドア・ボックスに提出してください。レポートが揃ったら、コピー、製本して配付します。配付した次の週から、毎週3人レポートについて報告してもらいます。

1学期の期末試験の答案を返却し、解答についての説明をおこないました。

宿題としてインドネシアの高校のインドネシア史教科書の和訳から日本軍政期の部分を配付しました。この資料をA4判1ページに要約したものを来週の授業時間に提出してください。欠席した人は、資料を633ドアボックスから受けとってください。

映像資料としてNHKスペシャル灼熱アジア第3回「インドネシア:巨大イスラム市場をねらえ」(2010年11月13日放送)を見てもらい、インドネシアの現状についての理解を深めてもらいました。番組では、金融に焦点をあてて、日系企業の関連地元企業への大口融資と個人へのローンという二つの分野での営業の努力を描いていました。

インドネシアの経済成長と日本企業の進出については日経ビジネスオンライン(日経BP社)の記事が参考になります。番組の理解が深まるはずです。ぜひ読んでおいてください。
1. 日系のシェア9割!残された最後の楽園を守れるか
2. 「ローン規制」と「ガソリン補助金の抑制」が自動車市場の成長を左右
3. 揺れる法制度、幹部人材の確保難...進出時のリスクはこれだ

グループ分けを新しくおこないました。来週からは新しいグループごとに着席してください。

2012年7月11日

今週は1学期最後の授業となります。2限には、各グループに、最近のインドネシアのできごとについて報告してもらいました。また、夏休みのレポートの担当を報告してもらいました。

6限補講の時間には期末試験をおこないました。

それでは、充実した夏休みを過ごしてください。

2012年7月 4日

今週は、先週に引き続き映画『ビューティフル・デイズ』(Ada Apa dengan Cinta?、2002年、112分)を鑑賞しました。最初に、先週までのあらすじを整理したあと、チンタがランガの家を訪問したところから最後まで鑑賞しました。今週は授業アンケートがおこなわれたので、映画についての議論はやめ、映画のコメントシートを書いて提出してもらいました。

7月11日には各グループごとに、現在のインドネシアで起こっているトピックについて報告してもらいます。グループ間でトピックを調整しておいてください。

7月11日の6限補講の時間に期末試験をおこないます。試験の範囲は1学期に講義した範囲です。復習をしっかりとしておいてください。

また、夏休みのレポートの担当を報告してもらうので、決定しておいてください。

2012年6月27日

今週から映画『ビューティフル・デイズ』(Ada Apa dengan Cinta?、2002年、112分)を2回にわたって鑑賞します。今日は、チンタがランガの家を訪問するところまで見ました。来週は、この続きから見ていきます。見終わってから映画の内容について議論をしてもらう予定です。

夏休みのレポートの課題一覧の改訂版を配付しました。1人1テーマを選んで、担当を決め、7月11日の最終週に担当者の名前を報告できるようにしてください。

7月11日には各グループごとに、現在のインドネシアで起こっているトピックについて報告してもらいます。来週までにトピックの候補を2つ用意しておいてください。

7月11日の6限補講の時間に期末試験をおこないます。試験の範囲は来週、お知らせする予定です。

2012年6月20日

すでに配付した年表と「スハルト期の経済」を資料として、グループごとにスハルト政権期の特徴を議論し、報告してもらいました。

続いて、「インドネシア近代文学史」の資料に基づいて、先週の宿題を報告してもらいながら、インドネシアの文学史の概要を説明しました。

来週から映画『ビューティフル・デイズ』(Ada Apa dengan Cinta?、2002年、112分)を2回にわたって鑑賞します。資料を配付したので予習しておいてください。詳しくは「映画で学ぶインドネシア」のページを参照してください。

夏休みのレポートの課題一覧を配付しましたが、課題の数が不足していましたので、来週、改訂版を配付します。

2012年6月13日

今週は、先週見終えた映画『青空がぼくの家』をもとにグループで議論をおこなってもらいました。とくに、スハルト政権のあり方を映画がどのように描いているかに焦点をおいて議論してもらいました。参考として、スハルト大統領が長期政権を維持することができた大統領選出の仕組みについても説明をおこないました。

そのあと、先週配付した年表と、今週配付した「スハルト期の経済」を資料として、グループでスハルト政権期の特徴を議論し、報告してもらいました。時間が足りなかったので、来週、続きをおこないます。

最後に、来週に向けて「インドネシア近代文学史」の資料を配付しました。次週までに指示にしたがって予習をおこなってきてください。

2012年6月 6日

今週は通常の2限と6限補講の2回、授業をおこないました。

まず、前回に引き続きインドネシアの華人についての検討をおこないました。最初に、BBCニュースの記事をもとに、インドネシアの華人に対する同化政策と統合政策について発表してもらいました。そのあと、華人の財閥、1998年5月暴動と民主改革期における変化について検討しました。

そのあと、スハルト時代の様子を知る手掛かりとして、簡単な説明をしてからインドネシア映画『青空がぼくの家』(Langitku Rumahku、スラムット・ラハルジョ・ジャロット監督、1989年、102分)の鑑賞を始めました。貧富の差、都市と農村の差、ジャカルタとジャワの差などの対照的な場面がたくさん見られる映画です。この時間では最初の30分ほどを見て、残りは本日の6限補講の時間に見ました。

2012年5月23日

今週は、配付資料とスライドを使って、インドネシアの華人について説明しました。スハルト時代の政策まで話しを進めました。次回は、スハルト時代に成長をとげた華人系財閥の話しから始めます。

配付資料を読んで、復習と予習をしておいてください。とくに、資料末尾の英語の資料(BBC News Chinese diaspora: Indonesia, 2005)はきちんと読んで、華人にとっての同化政策と統合政策の意味について考えてきておいてください。

前回の地理の小テストの答案を返却しました。

次週5月30日はボート大会による休講のため、次回は6月6日です。ボート大会での好成績を祈っています。

2012年5月16日

今週は、先週途中まで見た映像資料『南の国のデパートガール』の続きを最後まで見てもらい、ワークシートに基づいてグループワークをおこなったあと、宿題にしていたインドネシアの2012年度の国民の祝日について報告してもらいました。インドネシアの祝日には6つの宗教が反映されています。映像資料とあわせて、インドネシアにおける多宗教・多民族の共存の様子が理解できると思います。

このあと、スライドを使って、宗教の多様性の要因として、歴史的な背景を説明しました。

続いて、ジャカルタの都会と比較するために、最初の10分程度ですが、映像資料『プラネット・ベービーズ インドネシア バリ島 母となる日』(NHK BS-Hi, 2011年2月24日)を見てもらい、バリ・ヒンドゥー教徒の日常生活における儀礼のあり方を見てもらいました。

最後に、海と島の名前について小テストをおこないました。

月曜1限の地域基礎I(歴史その1)のコメント・シートを返却し、2012年度国民の祝日一覧と小テストを回収しました。

次回は、外来の民族の中でも重要な役割を果たしてきた華人(中国系インドネシア人)について取り上げる予定です。

2012年5月 8日

最初に、言語集団についての作業の残りを宿題として出していたので、グループごとに答えてもらいました。華人とアラブ人が民族分布地図に現れないこと、逆に、マルク諸島やパプアの民族が主要民族の一覧表に現れないことの意味を検討しました。

続いて、スライドを使ってインドネシアの民族と言語と宗教の関係を整理しました。とくに、インドネシアの公認宗教と宗教間の関係および地方語と公用語の関係を検討しました。そのあと、映像資料『南の国のデパートガール』をワークシートで作業しながら見てもらいました。この資料は1995年に制作されたものですが、携帯電話がないこと、洗濯機がないこと、女性の化粧が少し違うことを除けば、基本的に現在にも通じる資料です。

映像資料の途中(ルバランの朝の場面まで)で時間が切れたので、見たところまででワークシートを簡単に書き込んでもらいました。ワークシートに基づくグループワークは次週におこなうので、ワークシートを完成しておいてください。先週出したもう一つの宿題であるインドネシアの2012年度の国民の祝日についても、来週に報告してもらいます。

また、来週、時間があれば、海と島の名前について小テストをおこないます。

2012年4月25日

最初に、壁地図を使って前回学習したインドネシアの地理と気候を復習しました。

続いて、ジャワ更紗Batik展を訪問しておこなった調査についてグループごとに報告してもらいました。各グループそれぞれの視点での観察があり、よい報告でした。

ジャワ更紗のジャワという名前からわかるように、インドネシアにはそれぞれの文化、言語、慣習をもった民族がたくさん住んでいます。多民族国家インドネシアを理解するために、まずはじめに、民族という概念についてグループごとに議論してもらいました。インドネシア語では、bangsaとsukuという概念を用いて民族について語ります。

民族集団を客観的に区別することは単純なことではありませんが、この授業では、言語による区分によって民族を分けておくことにします。最初に、Ethnologueのデータに基づいて、日本で使われている言語数、続いてインドネシアで使われている言語数を予想してもらいました。

そのあと、インドネシアの言語分布地図と主要な言語話者数のデータを配付し、グループごとにどの地域のどのような言語集団が分布しているかを調べてもらいました。そのなかで、華人のように言語分布地図に現れない言語集団の意味も考えてほしいと思います。今週はこの作業の途中で時間がきたので、次回までに作業を終えて、結果を報告してもらうことにします。

最後に、今日の講義のレジュメを配付しました。スライドを使ってインドネシアの民族と言語と宗教の関係を整理する予定でしたが、時間が足りなかったので、次回に行うことにします。

次回は連休明けの5月9日です。

今週は、宿題があります。下の例にならってインドネシアの2012年の国民の祝日を調べて表にまとめ、次回の授業時に提出してください。

月日インドネシア語名日本語名意味宗教日付の決め方元になる暦
12月25日Hari Natalクリスマスイエス・キリストの生誕日キリスト教第12月の第25日グレゴリウス暦

2012年4月18日

今週は通常の2限と6限補講の2回、授業をおこないました。

2限では、地図を使ってインドネシアの地理を学びました。インドネシアの白地図を一人一人に、地図をグループごとに配付し、白地図に主な島、海(海洋)の名前を書き込んでもらいました。そのあと、ホワイトボードに貼った大きなインドネシア地図を使って、グループの代表者にインドネシアの主な島と海洋の説明をしてもらいました(各グループが地図の約4分の1を担当)。

島々には、大スンダ列島、小スンダ列島、マルク諸島、ニューギニア島という大きなグループがあること、海洋にはインドネシアをはさむ2つの大洋、インドネシア内のさまざまな海、大洋・海をつなぐ海峡があることを学びました。

そのうえで、プレートとプレートがぶつかってできあがった火山性の列島では火山が多いこと、しかし、そのために土壌の養分が豊かで農業生産に適していることを学びました。

6限では、最初に、インドネシアの主要な行政単位である33の州の名前と位置を確認してもらい、白地図に略語を書きこんでもらいました。

続いて課題としていた「熱帯雨林気候」、「熱帯モンスーン気候」、「サバナ気候」について各グループごとに発表してもらいました。熱帯である点では共通していますが、赤道付近では乾季のない「熱帯雨林気候」、赤道から離れると乾季が目立つ「サバナ気候」があり、その中間に「熱帯モンスーン気候」があることを学びました。なお、乾季と雨季の時期は、日本がある北半球と、インドネシアの主要な島々がある南半休では逆転していることにも注意してください。また、高山地域では、低緯度地帯であっても寒冷である点にも注意が必要です。

このあと、東南アジア島嶼部のいくつかの地点の降水量と気温のグラフをグループごとに配付し、どの気候帯に属するかを考えてもらい、グループごとに結果を発表してもらいました。

最後に、以上を踏まえて、インドネシアの典型的な景観をスライドで紹介して今日の授業を終えました。

2012年4月11日

新入生のみなさんが受講する最初の日なので、ガイダンスをおこないました。最初にチェーン、ペアによるアイスブレーキングをおこない、コミュニケーションの大切さを学びました。そのあとグループ分けをおこないました。

グループ名は1)「まみまみよけ」、2)「ゆりえとゆかいな仲間達」、3)「YSY」、4)「ブレイクダンサーズ」に決まりました。今年度の1学期の授業ではグループごとに課題に取り組んでもらうことを目指しています。

「授業概要」を配付し、大学の授業で気を付けるべきこと、地域基礎2Aの進め方などを説明しました。とくに今年度は6限まで授業があるので注意してください。この授業では、4月18日、6月6日、7月11日に6限にも授業をおこないます。

『論文ワークブック』(くろしお出版)は共同購入し、自分で独習してください。進度は自分のペースでかまいません(評価の対象にはしません)。

今週は以下の2つの課題があります。グループごとにまとめてきてください。
課題1(4月18日に提出・報告):インドネシアの気候における「熱帯雨林気候」「熱帯モンスーン気候」「サバナ気候」について調べてきてください。
課題2(4月25日に提出・報告):三鷹市でおこなわれている「ジャワ更紗Batik展」(4月18日~22日)を訪問し、バティックとは何か?を調べ、主催者の方にバティックのコレクションを始めるにいたった経緯を尋ねてきてください。

          

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