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【地域基礎】 4月18日

【地域基礎】

今週は通常の2限と6限補講の2回、授業をおこないました。

2限では、地図を使ってインドネシアの地理を学びました。インドネシアの白地図を一人一人に、地図をグループごとに配付し、白地図に主な島、海(海洋)の名前を書き込んでもらいました。そのあと、ホワイトボードに貼った大きなインドネシア地図を使って、グループの代表者にインドネシアの主な島と海洋の説明をしてもらいました(各グループが地図の約4分の1を担当)。

島々には、大スンダ列島、小スンダ列島、マルク諸島、ニューギニア島という大きなグループがあること、海洋にはインドネシアをはさむ2つの大洋、インドネシア内のさまざまな海、大洋・海をつなぐ海峡があることを学びました。

そのうえで、プレートとプレートがぶつかってできあがった火山性の列島では火山が多いこと、しかし、そのために土壌の養分が豊かで農業生産に適していることを学びました。

6限では、最初に、インドネシアの主要な行政単位である33の州の名前と位置を確認してもらい、白地図に略語を書きこんでもらいました。

続いて課題としていた「熱帯雨林気候」、「熱帯モンスーン気候」、「サバナ気候」について各グループごとに発表してもらいました。熱帯である点では共通していますが、赤道付近では乾季のない「熱帯雨林気候」、赤道から離れると乾季が目立つ「サバナ気候」があり、その中間に「熱帯モンスーン気候」があることを学びました。なお、乾季と雨季の時期は、日本がある北半球と、インドネシアの主要な島々がある南半休では逆転していることにも注意してください。また、高山地域では、低緯度地帯であっても寒冷である点にも注意が必要です。

このあと、東南アジア島嶼部のいくつかの地点の降水量と気温のグラフをグループごとに配付し、どの気候帯に属するかを考えてもらい、グループごとに結果を発表してもらいました。

最後に、以上を踏まえて、インドネシアの典型的な景観をスライドで紹介して今日の授業を終えました。

          

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