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2014年8月 2日

【一般】

東南アジア古代史科研では8月1日~3日に第5回研究会合を東京外国語大学で開催します。これにあわせて8月2日(土)に一般公開の第4回東南アジア古代史研究会<古代史の史料を読む>を下記のとおり開催します。関心のある方はふるってご参加ください。(更新2014-07-28)

一般公開 第4回東南アジア古代史研究会<古代史の史料を読む>
■日時:2014年8月2日(土)13:30-17:30
■場所:東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所3階 301室
交通アクセスキャンパスマップ(マップの⑤)
・会場には研究所玄関の外側の階段から3階入り口にお進みください
■発表1 13時30分~15時30分
・松浦史明(日本学術振興会特別研究員PD(上智大学))「真臘伝(3)」
・概要:本研究会において、中国の正史にみられる「真臘伝」の講読を行なってきた。『隋書』、『旧唐書』に続き、今回は『新唐書』の記載内容を紹介する。一般に、改変が多く信憑性や史料的価値の点で『旧唐書』よりも低く見られがちな『新唐書』であるが、東南アジア関係記事には他書にみられない興味深い記述が含まれており、荻原弘明は「朱江国考」(『鹿児島大学文理学部 文科報告』第1号)のなかで、「全般的批判の下に個々の価値をも律することは避けるべき」と述べて『新唐書』を大いに参照した。同書「真臘伝」にみられる独自の記述を中心に、現地の刻文史料も援用しながら検討したい。
■発表2 15時30分~17時30分
・山崎美保(東京外国語大学博士後期課程)「シーマ定立刻文を読む─ルカムRukam刻文(907)を例に」
・概要:ジャワ前近代史の一次史料に刻文がある。ジャワでは5世紀頃にサンスクリット語・パッラヴァ文字によって刻文が記されるが、9世紀には現地の言語である古ジャワ語・古ジャワ文字を用いて書かれるようになる。今回はシーマ定立を内容とするルカム刻文(907年)を取り上げ、刻文を読むうえで必要な古ジャワ語の文法の説明も加えながら、刻文の内容を紹介する。
■予約不要・入場無料
■問い合わせ:青山亨研究室(taoyama@tufs.ac.jp

          

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