≪ 2018年3月 | トップ | 2018年5月 ≫

2018年4月26日

【4年次対象ゼミ】

今週の出席者は3名でした。予定していた書評レジュメの担当者が欠席だったので、Fさんによる研究計画について報告してもらいました。交通安全啓発の絵本というテーマでブレーンストーミングをおこない、いろいろなアイディアを共有することができました。

次回は、Oさんによる研究計画の報告をしてもらう予定です。

なお、来週5月3日は祝日なので、次回は5月10日になります。

【3年次対象ゼミ】

今週は、まずはじめに、先週のゼミでは十分に掘り下げることができなかった、先行研究をどのように見つけるか課題について、検討してもらいました。

OPACで図書館の本を探す、外大の図書館になければILLを利用する、CiNiiなどのデータベースで文献を探す、文献に挙げられている参考文献リストを使って「芋づる式」に文献を探す、教科書・概説書・入門書を利用する、専門事典を活用する、といった論点が出されました。

続いて、福岡まどか(2018)論文の書評レジュメを全員に提出してもらい、その中からの1名の報告にもとづいて、議論をおこないました。

今日の議論では、文化のグローバルなフローに焦点があたりました。中心・周縁間の一方向なフローから双方向なフローへ変化する、模倣・融合・創造の過程をへて他文化が内在化する、といった論点が共有されました。

次回は、これ以外の論点(たとえば「文化の商品化」について、同じ文献をもとに、議論を深める予定です。また、今週はできませんでしたが、次回もスマホアプリの紹介をお願いするつもりです。

なお、来週5月3日は祝日なので、次回は5月10日になります。

【リレー講義】

今週は、アジア・アフリカ地域文化基礎のリレー講義の一環として、「東南アジアに広まった古代インドの文化:ラーマーヤナ物語を例として」というテーマで、木曜3限に101教室で授業をおこないます。この授業では東南アジアに広まった古代インドの文化について、ラーマーヤナ物語を例として紹介します。講義全体の担当教員は川島郁夫先生です。

夏学期・秋学期になりますが、東京国立博物館(東洋館12室、2018年9月4日~12月25日)で開催される「ワヤン―インドネシアの人形芝居」は参考になります。ぜひご覧ください。

2018年4月25日

【リレー講義】

今週は、オセアニア地域基礎の授業にゲスト講師としてお招きいただき、「インドネシアとオーストラリア」というテーマで講義を行います。

2018年4月19日

【4年次対象ゼミ】

今週の出席者は4名でした。

最初に、野中葉(2015)の書評レジュメを報告してもらいました。イスラーム・ファッションをテーマとする卒論に十分に利用できることが確認できてよかったと思います。

その後、別のゼミ生に卒論の研究計画を発表してもらいました。華人ディアスポラを難民という視点で再解釈し、現代のシリア難民問題解決への糸口をつかもうという計画でした。かなりテーマが大きいので、まずは難民問題一般の問題を先行研究から抽出し、そのうえで、そこから得られた視点を華人ディアスポラの現象に当てはめてみてはどうかと助言しました。

次回は、菅原由美(2018)の書評レジュメを報告してもらう予定なので、担当者は準備をお願いします。

いつものことですが、予定にかかわらず、まだ研究計画を報告していないゼミ生が出席した場合には、その報告を優先することにします。

【3年次対象ゼミ】

今週は、卒論に使えるスマホ・アプリということで、ゼミ生から、世界の語学パートナーとチャットするためのアプリHelloTalkを紹介してもらいました。必ずしも卒論作成につながる訳ではありませんが、アンケートの配布先を紹介してもらったりするときに使えるのではという意見がありました。一方では、未知の相手とチャットするという点に不安があるという意見もありました。引き続き、次回もゼミ生からの紹介をお願いします。なお、このゼミではアプリの紹介をするだけであり、紹介したアプリの使用は自己責任でおこなうようお願いします。

続いて、「調べる」ときの対象という意味で、出版物としての雑誌(定期刊行物)と本(書籍)の特徴について、ゼミの中で検討してもらいました。

最後に、提出してもらった課題レポートの中から1本を選んで報告をしてもらい、それをもとに議論をおこないました。先週は、データの集め方という観点でしたが、今週は先行文献という観点からの報告でした。自分のテーマに関連する重要な先行研究を読むときには、そこで扱われる概念(複数)の関係をおさえること、それらの概念を使ってどのような議論が展開されているかを自分なりに把握することが大切です。下に、いつものように、議論のプロセスをまとめたホワイトボードを掲載しておきます。

先行研究をどのように見つけるか、という議論がまだ不足しているので、これについては次回、冒頭の時間を使って補足する予定です。

次回は、指定した福岡まどか論文の書評レジュメを全員に報告してもらうので、準備をしておいてください。

2018年4月16日

【リレー講義】

4月16日(月)5限に226教室において、博士前期課程1年生を対象にした総合国際学研究基礎の講義のなかで「研究倫理」について講義をします。

2018年4月12日

【4年次対象ゼミ】

今週は、出席した4人の受講生には、現時点の進捗状況と今後の研究計画を発表してもらい、それぞれ検討してもらいました。

19世紀のイスラームを研究テーマとする論文として、以下の論文を書評レジュメの対象に指定しました。

小泉順子(編)『歴史の生成--叙述と沈黙のヒストリオグラフィ』(2018年、京都大学出版会)に掲載された、菅原由美「第6章 出版とオランダ東インドのイスラーム化--インドネシア近代史叙述とイスラーム・アイデンティティ」(pp. 223-252)

卒論の構成を考える際の参考もなると思います。卒論の構成については「卒論の構成はどうなっているか」も参照してください。

今週出席できなかった人には、出席できる週のゼミで現時点の進捗状況と今後の研究計画を優先的に発表してもらいます。その発表と並行して以下の報告を予定しています。

次回は、野中葉『インドネシアのムスリムファッション--なぜイスラームの女性たちのヴェールはカラフルになったのか』(2015年、福村出版)の書評レジュメを報告してもらう予定です。

次々回は、菅原由美(2018)の書評レジュメを報告してもらう予定です。

【3年次対象ゼミ】

アクティブラーニング(ブラタオヤマ)の日程は6月9日(土)に決まりました。あわせて世話役も決まりました。ルートについて希望があれば参考にするのでお知らせください。【訂正】6月10日(土)を6月9日(土)に訂正しました。

次に、3大学合同ゼミの日程は10月27日(土)・28日(日)に決まりました。あわせて連絡役も決まりました。今後は、各大学の連絡役の間で連絡をとりあって、テーマやプログラムを決めてもらうことになります。

最初に、卒論に使えるスマホ・アプリということで、ゼミ生から論文検索Qrossを紹介してもらいました。これはスマホ上で複数データベース横断型論文検索サイトQrossをスマホ上で利用できるようになるアプリです。引き続き、次回もゼミ生からの紹介をお願いしいます。なお、このゼミではアプリの紹介をするだけであり、紹介したアプリの使用は自己責任でおこなうようお願いします。

ちなみに、ゼミ生のなかで早い人は小3でガラケーを、高1でスマホを使い始めたということでした。

続いて、提出してもらった課題レポートの中から1本を選んで報告をしてもらい、それをもとに議論をおこないました。いつものように、議論のプロセスをまとめたホワイトボードを掲載しておきます。

最後に、書評レジュメのためのテクストとして以下の文献を指定しました。

福岡まどか・福岡翔太(編)『東南アジアのポピュラーカルチャー--アイデンティティ・国家・グローバル化--』(2018年、スタイルノート)に掲載された、福岡まどか「はじめに」(pp. 11-13)と福岡まどか「序章 東南アジアのポピュラーカルチャー--アイデンティティ・国家・グローバル化--」(pp. 14-56)、および小池誠「第6章 インドネシア映画に描かれた宗教と結婚をめぐる葛藤」(pp. 202-228)

書評レジュメの書き方については「レジュメの基本」を参照してください。

振り返りでは、研究テーマによって調べるべきデータのタイプ(文献から得られるデータか、フィールドワークから得られるデータかなど)が異なることの指摘があったのはよい気づきだったと思います。

次回は、今週と同じく提出してもらった課題レポートの中から2本程度を選んで報告してもらい、それをもとに議論をおこなう予定です。

次々回には、福岡まどか「はじめに」と「序章」の書評レジュメの報告をしてもらうので、準備をしておいてください。

2018年4月 9日

【大学院】

今週は今年度最初の大学院生対象のゼミです。

大学院ゼミは月曜日2限、3限、4限に開講します。2限では博士前期課程の院生と研究生を対象にした修論指導、3限では博士前期課程と博士後期課程の院生と研究生を交えての文献講読、4限では博士後期課程の院生を対象にした博論指導をそれぞれ主に行う予定です。

2018年4月 5日

【4年次対象ゼミ】

今週は今年度最初の4年次卒論ゼミです。出席者は7名でした。卒論や就活の進捗状況を説明してもらいました。

次回は、あらためて卒論の研究計画をA41枚にまとめて提出してください。研究計画には、研究テーマ、データを集めるための方法、卒論完成までのスケジュールを含めてください。これをもとに、今年度のゼミの授業計画について相談をすることにします。

【3年次対象ゼミ】

新年度最初の3年次ゼミでは春学期の授業予定について説明を行い、春休みの課題レポートを提出してもらいました。

さらに、受講生1人1人に自己紹介をしてもらったあと、冬学期の課題に沿って、各自の関心テーマや留学の経験・予定などについて話をしてもらいました。

ゼミ内のLINEグループの立ち上げ、アクティブラーニング(ブラタオヤマ)の世話役、3大学合同ゼミの連絡役の準備についてお願いしました。

次回は、課題レポートの中からいくつかを選んで報告をしてもらう予定です。また、書評レジュメのためのテクストを準備しておく予定です。

2018年4月 1日

【リレー講義】

2018年度に担当するリレー講義を掲示します。題目の中には仮題のものもあります。(2019年01月08日更新)

【春学期】

  • 4月16日 月曜5限 226 研究基礎「研究倫理」
  • 4月25日 水曜1限 410 オセアニア地域基礎「インドネシアとオーストラリア」
  • 4月26日 木曜3限 101 アジア・アフリカ地域文化基礎「東南アジアに広まった古代インドの文化:ラーマーヤナ物語を例として」
  • 5月21日 月曜1限 227 東南アジア地域基礎「宗教と社会(その1)」

【秋学期】

  • 月曜5限 異分野交流ゼミ 226ほか

【冬学期集中】

  • I日程(2月4日~8日) 多文化コーディネーション研究2「多文化コーディネーション基礎」(キャリアプログラム「多文化コーディネーター養成プログラム」の一部)の企画・運営に参画 100

【一般】

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所からJavanese Studiesの第5巻としてTransformation of Religions as Reflected in Javanese Textsが刊行されました。これは2016年に開催された同名のシンポジウムの成果をまとめたものです。

SUGAHARA Yumi and Willem van der Molen, eds. Transformation of Religions as Reflected in Javanese Texts. Javanese Studies 5. Tokyo: Research Institute for Languages and Cultures of Asia and Africa, Tokyo University of Foreign Studies, 2018. ISBN: 978-4-86337-258-0

青山も以下の論文を寄稿しています。これは2014年に刊行された『画像資料論』所収の論考をさらに掘り下げ、モークシャ(解脱)という観点から、複数のテキストの表現と浮彫の表現との間にある差異が示す意味を分析したものです。

AOYAMA Toru. 2018. "The significance of moka in the Rāmāyaa reliefs in the light of Old Javanese texts." In Transformation of Religions as Reflected in Javanese Texts, edited by SUGAHARA Yumi and Willem van der Molen, 16-30. Tokyo: Research Institute for Languages and Cultures of Asia and Africa, Tokyo University of Foreign Studies, 2018.

Javanese Studies 5

Javanese Studies 5

          

カテゴリー

過去のお知らせの記録

新規エントリーの投稿
[権限をもつユーザのみ]