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【4月18日】3年次ゼミ

【3年次対象ゼミ】

今週は、先週課題に出した「キャッシュレスについて調べる」をテーマに、各自でレポートを作成し、報告してもらい、議論を行いました。

議論の中から見えてきたことは、日本のキャッシュレス化の進展を考えるうえでの多くの論点は、キャッシュレスが便利だと感じる要因(プルの要因)と、現金が不便だと感じる要因(プッシュの要因)の二つの側面に分けて整理すると、理解しやすいということでした。また、今日の議論では十分に話し合えませんでしたが、災害による停電時にはキャッシュレスは使えないが現金は使えるという点も留意すべきだと感じました。

このほか、同じキャッシュレスと言っても、欧米で以前から普及しているクレジットカードによる決済と、中国などで伸びているQRコード・アプリによる決済同列に論じてもよいのか、という点も指摘されました。ゼミの履修生の間ではQRコード・アプリを利用する人とそうでない人が二つに分かれたのが興味深かったです。

キャッシュレス化が進まない要因(規格の乱立など)やそのための対策(政府の政策など)についてはさまざま意見が出されており、その多くはゼミの議論でも言及されましたが、ゼミの後で読んだ以下の論文が「ウォレットの分断」という視点から議論しており、個人的にとても参考になったので、共有のため紹介しておきます。

次回は、『共同の想像体』の書評レジュメを報告してもらう予定です。準備をしておいてください。なお、レポートやレジュメには、提出日の日付を付けることと、2ページ以上になる場合にはページ数を付けることを忘れないでください。細かなことですが、あとで整理するときの効率がちがいます。

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