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2012年度多言語・多文化社会専門人材養成講座

【一般】

東京外国語大学のオープンアカデミーの枠組みで多言語・多文化教育研究センターが開講している「多言語・多文化社会専門人材養成講座」のなかで、8月26日(日)に「多文化社会における宗教」というテーマを担当して講義をおこないます。

■多言語・多文化社会専門人材養成講座
■担当:共通必修科目(言語と文化3)「多文化社会における宗教」
■日時:2012年8月26日(日)9:00-10:40
■場所:東京外国語大学府中キャンパス

イスラームが多数派を占めるインドネシアを例にとって、多文化社会における宗教のあり方の理解を深めます。

多言語・多文化社会専門人材養成講座の詳細は多言語・多文化教育研究センターのウェブサイトをご覧ください(2012年度受講生の募集は締め切られています)。



受講生のみなさまへ

宗教について、学問的にはどのようなアプローチがなされているのか、どのような問題が議論されているのか、を知るためにはいくつもの本が出ています。

講義でも紹介した本のほかに、以下の本も入門書としてよいと思います。誰もがいだく日常的な疑問を取り上げ、それらの問題を宗教学的な議論へと結びつけていく構成になっています。各章ごとに日本語で読める入門書と基本書が多数あげられているので、さらに深く理解をすすめたい人にも便利です。

・島薗進・葛西賢太・福嶋信吉・藤原聖子・編『宗教学キーワード』(有斐閣双書)有斐閣,2006年.(Amazon

宗教とは離れますが、多言語・多文化教育研究センターの元同僚で現在は慶應義塾大学の教員である塩原良和さんが書いた以下の本は、日本における多文化社会のあり方を考えるうえでよくまとまった入門書であると思います。

・塩原良和『共に生きる―多民族・多文化社会における対話』 (現代社会学ライブラリー3)弘文堂,2012年.(Amazon

          

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