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【リレー講義 地域基礎II】 4月20日

【リレー講義】

今日は、リレー講義の分担者として、東南アジア地域基礎II「東南アジア研究入門 歴史 その1 古代」の授業をおこないました。授業の詳細と配付資料については岡野賢二研究室のページをご覧ください。

コメントシートによる出席点と授業中に提出してもらった小テストの点数でこの授業の評価をおこないます。

【追記】
みなさんのコメントを読ませてもらいました。

東南アジア史を構造化することで高校でならった知識が整理できたという声が多かったのはうれしかったです。東南アジアは同じようなものだと思っていたが、地域による違いがあることが分かったという声も目立ちました。

また、その中で、大陸部が上座仏教化したのに対して島嶼部がイスラーム化した理由や、それぞれの変化に時代差があることの理由を知りたいという疑問も出されていました。

簡単に言えば、上座仏教は仏教としてイスラーム以前から東南アジアに知られていたこと、イスラームは海上交易ルートによる伝播が重要であり、島嶼部の港市から広がっていったこと、が理由になると思います。

写真の紹介では、建造物に人気がありました。マレーシア、ラオス、ビルマの写真を今回用意することができませんでした。各専攻語のみなさん、ごめんなさい。来年は、枚数を増やしてすべての専攻語をカバーしたいと思います。

フィリピンのバランガイ社会やインド系文字については、初めて聞いて興味をもった人が多かったようです。バランガイ社会に限りませんが、東南アジアの社会では女性の地位が比較的高いという共通性があります。フィリピンのインド系文字はすでにユニコードに収録されています。(Unicode公式サイトでPDF形式で見ることができます。Philippine Scriptsのところをクリックしてください。)

今回は、本当に超構造化でしたから、それぞれの地域の中のさらに細かな地域の特徴とか、社会の構造や人びとの生活といったことは、この講義の他の先生方の授業や、各専攻語の地域基礎で学んでください。

          

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