≪ 【4年次ゼミ】6月20日 | トップ | 【4年次ゼミ】6月27日 ≫

【東南アジア古典文化論】6月27日

【東南アジア古典文化論】

今週は、前回不具合があった映像資料「世界遺産 プランバナン寺院遺跡群」を別のDVDで最後まで見てもらいました。今回は無事に最後まで見ることができました。

続いて、これも前回途中までだったアンコール・ワットの説明を最後までおこなったあと、映像資料「密林の至宝 アンコール・ワット」(Discovery Channel)を見てもらいました。

アンコール朝の建造物の建設主体がインドから来た人々であったという説明やタイのアンコール侵略はモンゴルの攻撃が直接的な原因であったという説明には問題がありますが、貴重な映像を交えた興味深い内容だったと思います。

映像を見ながらコメントシートに記入してもらい、授業のあとで提出してもらいました。

次回は、別の映像資料でアンコール朝についての理解を深めてもらいます。

期末レポートの課題を以下のとおりに発表しました。期日内に提出してください。

東南アジア古典文化論 1学期期末レポート課題
担当教員:青山 亨(taoyama@tufs.ac.jp)
提出期限:
 2013年8月2日(金)18:00
提出方法:
 ①7月25日講義最終日に教室で提出。講義終了後は②633研究室ドアボックスに提出、または、③教員あてのメールにワードファイルを添付して送信(件名「東南アジア古典文化論期末レポート・本人の氏名」)
レポート作成の条件:
 ①A4判で2-3ページにまとめ、左上でホッチキス止めする。
 ②1枚めの上部に氏名・専攻語・学生番号・題目「東南アジア古典文化論1学期期末レポート」を明記する。
 ③パラグラフ単位に文章を作成し、必要に応じて小見出しをつける。各パラグラフの1行目は字下げをする。パラグラフ単位に書く方法が分からない人は倉島保美『論理が伝わる世界標準の「書く技術」:「パラグラフ・ライティング」入門』(ブルーバックス、講談社、2012年)などを参考にしてください。
 ④レポート作成にあたって参考にした文献は、レポート末尾の参考文献リストに必ず記載してください。
問題:
 東南アジアの「インド化」とは、インドのグプタ朝において完成した古典的文化の影響を受けて、4~7世紀の東南アジアにおいて、土着の権力者によって形成された初期国家がインド的王権概念に基づいた王国へと再編成され、その中で、インド系文字の使用、サンスクリット語彙の借用、ヒンドゥー教および大乗仏教の定着、インド叙事詩の文学的伝統の受容、といった文化的変化が生じた過程を指します。
 このように、外部の高度な文化の影響を受けて、土着の社会の文化が大きく再編成されていく過程は、歴史上、世界の各地でおこったことです。ある時代・地域における同様な事例を一つ選んで、その過程を具体的に記述し、「インド化」との相違点を論じてください。

          

カテゴリー

新規エントリーの投稿
[権限をもつユーザのみ]