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【3年次ゼミ】7月1日

【3年次対象ゼミ】

今週は、富沢寿勇「連携と競合―ハラール産業のグローバル基準をめぐる現状と課題」(床呂郁哉ほか編『東南アジアのイスラーム』第14章)の書評レジュメを報告してもらい、議論をおこないました。

民間の基準と政府の基準を比べた場合、政府の基準の方が比較的緩やか(最小必要条件)となる傾向があることが予想されました。このことから、グローバルな基準の策定にあたっては、参加する諸政府が合意できるもっとも緩やかな条件が選ばれることが予想されます。したがって、グローバルな基準の策定にあたって、早い段階から日本政府が参加することが望ましいという結論になりました。

なお、同書の第16章(福島康博「拡大するマレーシアとインドネシアのイスラーム金融」)は、議論でも取り上げたイスラーム金融について扱っているので、参考にしてください。

次回は、川端隆史「グローバル・ハラール・マーケットへの挑戦―多民族社会マレーシアの国家戦略」(床呂郁哉ほか編『東南アジアのイスラーム』第15章)の書評レジュメを報告してもらい、議論をおこないます。

          

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