【4年次ゼミ】1月9日
今週は今年最初のゼミです。卒論・卒研発表会の開催と卒論集の作成について打合せを行いました。卒論・卒研発表会は1月24日(金)を予定しています。引き続きしっかりと準備を進めてください。
青山ゼミで卒論・卒研を提出した人は、卒論・卒研の要旨を500~600字程度にまとめて、今月末をめどに青山まで提出してください。要旨は青山のウェブサイトに掲載する予定です。過去の要旨を参考にしてください。
授業関係のお知らせのトップに戻る
今週は今年最初のゼミです。卒論・卒研発表会の開催と卒論集の作成について打合せを行いました。卒論・卒研発表会は1月24日(金)を予定しています。引き続きしっかりと準備を進めてください。
青山ゼミで卒論・卒研を提出した人は、卒論・卒研の要旨を500~600字程度にまとめて、今月末をめどに青山まで提出してください。要旨は青山のウェブサイトに掲載する予定です。過去の要旨を参考にしてください。
今週は、卒論提出前の最後の卒論中間報告会です。全員に卒論全体の章立て(目次)と使用した文献のリストを用意してもらい、卒論の進捗状況を報告してもらいました。7名が参加してくれて、活発な議論をすることができました。いくつか構成の変更の助言などがありましたが、概ね、卒論完成にむけて進んでいることが分かりました。
卒論・卒研の提出は1月7日(火)と8日(水)の2日間です。期日に遅れないようにしてください。また、提出に先だって、原稿ができあがった人は青山までファイルを送ってください。コメントを付けたものを返却します。ただし、あまり遅くなると十分なコメントを付けることができないので、ご注意ください。
今年のゼミはこれで最後です。次回は、1月9日になります。この日は1月以降の活動(卒論・卒研発表会の準備と運営、卒論集の作成)について打ち合わせをするので、全員必ず出席してください。
それでは、卒論の作成に全力を出して、気持ちよく新年を迎えてください。
今週はKさんに「日系企業のインドネシア進出において検討すべき条件について」というテーマの卒論の中間報告をしてもらいました。
半構造化インタビューから鍵概念を抽出し、その概念を成り立たせている文脈を丁寧に書き込むことで、インタビューのデータをうまく生かせそうなことを確認しました。
また、日系企業の進出にあたって、進出前に検討すべき条件(有形・無形のインフラ)と、進出後に立ち上がる企業文化の問題とを切り分け、後者に焦点をあてることを確認しました。
このあと、Kさん以外の出席者が卒論作成にあたって直面している問題について検討を行いました。
次回は、卒論提出前の卒論中間報告会です。全員に卒論の進捗状況を報告してもらいます。最低限の資料として、卒論全体の章立て(目次)と使用した文献のリストを用意しておいてください。
今週はSさんに「北スラウェシ・ミナハサ地域における奇食文化」というテーマの卒論の中間報告をしてもらいました。ここで「奇食文化」というのは現地のmakanan ekstrimの訳語であること、食のグローバル化のなかでこの地域の食文化がmakanan ekstrimと呼ばれ、観光の対象となったことを確認しました。
次回は、Kさんに卒論の中間報告をしてもらいます。
今週はMさんに「インドネシアにおけるセクシュアルマイノリティ」という題目の卒論の中間報告をしてもらいました。結論でLGBTの権利の保護を提起するのであれば、なぜそのような人権の保護が求められるのかという大きな枠組みの議論を導入部でしておくべきことを確認しました。
次回はSさんに卒論の中間報告をしてもらう予定です。
今週は、予定していた報告者に替わってUさんに卒論の中間報告をしてもらいました。研究テーマは、バリ・ヒンドゥー教で使われる花びらで作った供物チャナンを取り上げ、その商業化に対するバリ人の売り手・買い手の認識を明らかにしようというもので、大変に意欲的なテーマだと感じました。フィールドワークによるしっかりとした観察ノートがあるので、アンケートの結果だけに頼らず、自分自身の観察から導かれる考察を深めると、さらに興味深い卒論になるだろうとコメントしました。
来週は外語祭のためお休みなので、次回のゼミは11月28日になります。MさんとOさんに卒論の中間報告をしてもらう予定です。
今週は、最初に、Wさんに前回のゼミでの課題レポートとして、青山「インドネシアの華人:同化から統合へ」を読んで、歴史的経緯の分析から、現代のインドネシア華人が国民統合に何を求めていると想定できるか、整理してもらいました。制度の壁がほぼ無くなった今、心の壁を取り除くことが求められていることを確認しました。
続いて、OAさんにイスラームとジャワの音楽をテーマとする卒論の中間報告をしてもらいました。大きな方針は問題ないことと、ジャワの伝統音楽の概要の章を追加すること、一部の章の順番を入れ替えることを確認しました。
クルアーンを音楽と捉えるか捉えないか二つの見方があることが紹介されました。このような現象を理解するうえで、文化人類学のイーミック(imic、文化の内部にいる当事者の視点)とエティック(etic、文化の外部にいる観察者の視点)の区別が有益であることを確認しました。イーミックとエティックの事例として、日本語の「さんま」「さんか」「さんた」のそれぞれの第2音節は日本語話者の耳には同じ音「ん」に聞こえるが、インドネシア語話者には「samma」「sangka」「santa」とそれぞれ異なった音「m」「ng」「n」に聞こえる事例を取り上げました。
最後に、OSさんに卒論について簡単な進捗報告をしてもらいました。2011年のジャカルタ首都圏鉄道における急行便の全面廃止とその影響がメインのテーマであること、急行便廃止の背景にある理由をさらに探ってみることを確認しました。
次回は、11月14日にSさんにトモホンの食文化についての卒論の中間報告をしてもらう予定です。
今週はWさんに卒論の中間報告をしてもらいました。テーマをインドネシアのマイノリティである華人とインドネシアの国民統合の問題を扱うものです。先行研究の分析とインドネシアの大学で行ったアンケートとインタビューの分析から考察します。アンケートの結果から、国民統合には制度、歴史的経緯、社会(人と人の関係)という3つの側面があることが見えてきました。この3つの側面がインタビューで具体的にどのように語られているかを分析すると、何らかの傾向が明らかになるように思われます。
来週10月31日は青山が海外出張のため休講とします。代わりの課題として青山「インドネシアの華人:同化から統合へ」を読んで、歴史的経緯の分析から、現代のインドネシア華人が国民統合に何を求めていると想定できるか、整理しておいてください。(Wさんにはレポートとして提出をお願いします。)
次回は11月7日にはOさんにイスラームと音楽についての卒論の中間報告をしてもらいます。
今週はTさんに「なぜダンドゥットは今もインドネシアで人気なのか」という題目の卒論の中間報告をしてもらいました。卒論としての骨格はしっかりと出来ていると感じました。アンケートによるデータの分析方法について議論を行ったあと、ダンドゥットのコンサート映像を見たり、1970年代にダンドゥットの基礎を築いたロマ・イラマなどの音源を聞きました。
アンケートによるデータ分析については、以下の点が指摘されました。
データの分析には大きく定量調査と定性調査があります。定性調査は数値的な傾向を明らかにする調査、定性調査は発言や観察から調査者の分析による解釈を導く調査です。アンケートのデータには定量調査の対象となるもの(人数など)と定性調査の対象となるもの(自由記述)があります。
自由記述の分析にあたっては、対象者の属性との関係に留意しつつ、キーワードを抽出することで、傾向を明らかにすることが可能です。
さらに、典型的な自由記述の例があれば、代表例として取り上げて深掘りするとよいでしょう。
卒論では難しいことですが、数年にわたってアンケートを繰り返すことで経年変化を調べたり、複数地域・国でアンケートを実施することで比較することが可能であることも念頭においておくとよいでしょう。
定量調査と定性調査はマーケティングでも使われている手法です。以下のページを参考にしてください。
次回はWさんに卒論の中間報告をしてもらいます。
今週は秋学期最初のゼミです。5名が出席しました。
夏学期の活動と卒論の進捗状況について報告してもらいました。それぞれ一定の進捗があることが確認できました。
Kさんは卒論のテーマを変えることにしたので、新しい研究テーマである「日系企業のインドネシア進出における障壁と展望(可能性)」についてゼミの中で議論を行いました。
文化障壁、経済障壁、環境障壁の3つの障壁の類型の中で文化障壁(言語・宗教)に焦点を当てることを確認しました。また、日系企業と言っても、メーカーと小売業を区別する必要があること、小売業の場合はとくに消費者の心理をつかめるか否かがポイントであること、文化障壁には国民性も含められること、その一方で文化障壁といっても言語・宗教・国民性だけでなく商品の価格などの経済的要因も考慮すべきであること、などの意見が議論の中で出されました(ホワイトボードを参照)。
次回は、ダンドゥットは今でも人気があるかを研究テーマにしているTさんにより詳しく卒論の中間報告をしてもらうことにしました。
なお、来週10月10日は大学の用務で出張が入っており休講とします。したがって、次回は10月17日になります。代わりの課題として、今日の議論を踏まえて、それぞれの卒論の中間報告ができるようまとめておいてください。
次回は、予定を変えて、青山の論文を材料に卒論の構想の立て方について意見交換を行いました。
残った時間を利用して、卒論作成に役立つWordの使い方について学ぶワークショップの第2回として、スタイルの使い方について習得してもらいました。卒論では、「TEXT BODY」、「HEADING」、「BLOCK QUOTATION」、「BIBLIOGRAPHY」の4種類のスタイルを準備するだけで十分に役にたつと思います。
次回は今学期最後の授業時間となりますが、都合で休講とします。出席に代わって、卒論の研究テーマ、卒論の構想(「目次」にあたるもの)、参考文献リスト、夏学期の研究計画の4項目をまとめて、メールで提出してください。
それでは、充実した夏学期を迎えてください。秋学期に再会しましょう。
今週は、Oさんに卒論計画を報告してもらい、議論を行いました。卒論のテーマはインドネシア国鉄のジャカルタ首都圏での運行を対象に、その安全とダイヤ編成に着目することを確認しました。安全と輸送力とはトレードオフの関係にあることが指摘されました。
報告のあと、残った時間を利用して、卒論作成に役立つWordの使い方について学ぶワークショップを行いました。今回は、基本であるタブとインデントの使いを復習しました。
次回は、Mさんに卒論計画について報告してもらう予定です。
今週は、Uさんに以下の文献の書評レジュメを報告してもらい、議論を行いました。
宗教実践であるチャナン作りの商業化という興味深いテーマを複数の角度で見ることができました。
来週は、Oさんの報告を予定しています。
今週は、Tさんに以下の文献の書評レジュメを報告してもらい、議論を行いました。
Tさんの関心は、日本文化のインドネシアにおける受容にあるので、これから研究テーマをさらに絞り込んでもらうことにしました。
来週、6月6日は学内競漕大会のため休講なので、次回は、6月13日になります。Oさんに報告をしてもらう予定です。
今週は、Sさんに報告をしてもらいました。Sさんが研究テーマを「トモホンの食文化の変遷」に変えたので、最初に新しい研究テーマに基づく研究計画を報告してもらいました。トモホンにある多様な肉食文化について、若い世代の中から異なった意識が生まれていることに注目するというものでした。
続いて、研究テーマに関わる専攻文献として、同じくSさんに以下の文献の書評レジュメを報告してもらい、議論を行いました。
なお、インドネシアの食生活についての古い記録として、14世紀のジャワの記録『デーシャワルナナ』(第89章第5節)に以下のような記述があります。マジャパヒトの宮廷での宴会の様子を描いた場面です。
犬、驢馬、虫、鼠は下品として禁じられたとされていますが、このような記述があること自体が一般的にこれらが食されていたことを示していると推測できます。
次回は、Tさんに報告してもらう予定です。
今週は、Mさんに以下の文献の書評レジュメを報告してもらい、議論を行いました。
LGBT運動の展開とそれに対するイスラーム保守層の批判的言説の対立は、グローバル化とそれに対抗する保守層という世界的な構図のインドネシア的な現れであることが指摘されました。
次回は、Sさんに報告をしてもらう予定です。
今週は、Wさんに以下の文献の書評レジュメを報告してもらいました。
インフォーマル・セクターをテーマにどう卒論を作成するか、「格差」の問題に遡って議論を行いました。
次回は、Mさんに報告をしてもらう予定です。
今週は、Wさんに以下の文献の書評レジュメを報告してもらいました。
本書では、民主化以降の表象として、儒教の宗教化、タマン・ミニ・インドネシア・インダに新設された印華文化公園、プラナカン概念を取り上げています。卒論に利用するうえで、プラナカン概念についてより深く理解する必要があることが指摘されました。
次週、5月2日は休日なので、次回は5月9日です。Kさんに報告してもらう予定なので、準備をしておいてください。
今週から、原則として週毎に一人ずつ各自の卒論のテーマに関わる文献の書評レジュメを報告してもらいます。今週はOさんに以下の文献の書評レジュメを報告してもらいました。
イスラーム金融の基本をまず理解することの必要性が指摘されました。最近はイスラーム金融の入門書・概説書が増えているので、まず読み込んでおくことが大切だと思います。
また、先行研究として、大学のオンラインデータベースを利用してJSTORなどのデータベースから英語の文献を探してみることも有益だと思います。
次回はWさんの報告を予定しています。
今週は6名出席しました。
最初に、アクティブラーニングとして以下の課題の出しました。東京国立博物館で3月26日~6月2日に開催されている特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」を鑑賞し、レポートを提出してください。テーマは「空海および曼荼羅とインドネシアとのつながりを明らかにする」です。A4判1枚にまとめ、6月末までに提出してください。
次に、先週お願いしていた卒論の作成計画について報告してもらい、議論を行いました。
来週はOさん、再来週はWさんに、それぞれ卒論のテーマに関わる参考文献を読んできてレジュメを報告してもらいます。
今週は今年度最初の4年次卒論ゼミです。出席者は7名でした(うち副ゼミとしての履修者が1名)。卒論や就活の進捗状況を説明してもらいました。
その中で、なぜ卒論を書かなければならないのか、という疑問に答える議論を行いました。結論から言うと、卒論作成の前提となる、調べる力、分析する力、説明する力が十分に備わっているということを総合的に評価するための成果物が卒論ということになります。これらの力は、社会人になってからも必ず必要とされる力です。したがって、卒論を提出し合格したということは、自立した社会人として活動できる力を大学から認められたということを意味します。
次回は、あらためて卒論の研究計画をA4判1枚にまとめて提出してください。研究計画には、研究テーマ、データを集めるための方法、卒論完成までのスケジュールを含めてください。これをもとに、今年度のゼミの授業計画について相談をすることにします。