【4年次ゼミ】10月17日
【4年次対象ゼミ】
今週はTさんに「なぜダンドゥットは今もインドネシアで人気なのか」という題目の卒論の中間報告をしてもらいました。卒論としての骨格はしっかりと出来ていると感じました。アンケートによるデータの分析方法について議論を行ったあと、ダンドゥットのコンサート映像を見たり、1970年代にダンドゥットの基礎を築いたロマ・イラマなどの音源を聞きました。
アンケートによるデータ分析については、以下の点が指摘されました。
データの分析には大きく定量調査と定性調査があります。定性調査は数値的な傾向を明らかにする調査、定性調査は発言や観察から調査者の分析による解釈を導く調査です。アンケートのデータには定量調査の対象となるもの(人数など)と定性調査の対象となるもの(自由記述)があります。
自由記述の分析にあたっては、対象者の属性との関係に留意しつつ、キーワードを抽出することで、傾向を明らかにすることが可能です。
さらに、典型的な自由記述の例があれば、代表例として取り上げて深掘りするとよいでしょう。
卒論では難しいことですが、数年にわたってアンケートを繰り返すことで経年変化を調べたり、複数地域・国でアンケートを実施することで比較することが可能であることも念頭においておくとよいでしょう。
定量調査と定性調査はマーケティングでも使われている手法です。以下のページを参考にしてください。
次回はWさんに卒論の中間報告をしてもらいます。