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2022年11月23日

【一般】

2022年11月19日(土)~23日(水・祝)に東京外国語大学の第100回外語祭が開催されます。今年は節目となる100回めですが、コロナ禍のなか昨年に続いてハイブリッド型開催とし、対面を主軸に置きながら、オンライン企画を並行して開催する予定です。今後の予定については外語祭公式サイトをご覧ください。また、来場の際には新型コロナウイルス感染拡大防止にご協力ください。

インドネシアに関連する主なプログラムは以下のとおりです。インドネシア語劇はインドネシア語専攻2年生、インドネシア料理店は1年生、インドネシア舞踊はインドネシア舞踊部による企画です。(2022-11-18更新)

1. インドネシア語劇

  • 演題「虹の少年たち」
  • インドネシアの小説で映画化作品でもヒットした『ラスカル・プランギ』の舞台化。田舎の小学校を舞台にした、貧しくても夢と誇りをもつ10人の生徒たちと担任のムス先生の物語です。
  • 11月21日(月)15:40~16:30
  • アゴラ・グローバル1階プロメテウス・ホール

2.インドネシア料理店

  • 店名「MAKANESI(マカネシ)」
  • 店名はインドネシア語で食べ物を意味する「makan」とインドネシアの「nesi」を組み合わせたもの。サテ・アヤム(焼き鳥)とミー・ゴレン(焼きそば)が定番です。
  • 11月19日(土)~23日(水・祝)
  • 円形広場の附属図書館入口付近

3. インドネシア舞踊部(室内と野外ステージでの公演があります)

  • バリ島やジャカルタなどインドネシア各地の美しい踊りと衣装をお楽しみください。

室内公演 研究講義棟307教室

  • 11月19日(土)、11月20日(日)
  • ①開場:13:30、公演:14:00~14:30  
  • ②開場:15:30、公演:16:00~16:30
  • 11月21日(月)
  • ①開場:11:30、公演:12:00~12:30
  • ②開場:14:30、公演:15:00~15:30

野外ステージ公演 円形広場

  • 11月23日(水・祝)
  • 公演:13:10~13:40

2022年11月17日

【4年次対象ゼミ】

今週はOさんにバリ料理についての卒業研究の進捗を報告してもらいました。バリでのフィールドワークから得られた豊富なデータに基づいた興味深い報告となりました。基本的な方向性は問題ないことを確認したあと、12月22日の最終報告会までに形がまとまるよう、全体の進行計画を検討することの必要性を確認しました。

来週は外語祭のため休講のため、次回は12月1日です。Sさんの進捗報告を予定しています。

【3年次対象ゼミ】

今週は先週に引き続き、書評レジメをもとに、第6節「おわりに」の残りを検討したあと、第6節の構造を分析しました。

  • 【目的】第6節の目的は、イスラームに代表される一神教の信仰と防災の関係を検討することにあります。
  • 【対象】検討に入る前に、イスラームといっても多様であり、ここでの検討はあくまでも一般論であることを断っています。このように議論の対象に限定を加えておくことも論文では重要です。
  • 【主張:信仰のポジティブな側面の承認】先行研究(ここではアデニー・リサコットの研究)を引用して、信仰が災害からの回復にあたって肯定的な力を持ち得ることを主張します。これは、信仰が正しい防災にとってネガティブな影響を与えうる場合があることを主張したこれまでの節とバランスをとる役目をもっています。このように論文では、複数の意見を示すことで、バランスの取れた結論にいたるように配慮することが重要です。つまり、信仰をネガティブなものとして完全に否定するのではなく、そのポジティブな側面を認めたうえで、その特性に注意を払うことが必要である、という主張を導きます。
  • アデニー・リサコットの研究は、イスラームに限定されたものではありませんが、インドネシアの一神教信仰を対象にしたものなので、インドネシアのイスラームも包含しているため、ここで引用しています。このように引用する先行研究が論文の議論にとって有効であるかを吟味することも重要です。
  • 【結論】以上から、この節では、信仰が信仰する人の世界観に影響を与えることから、防災教育を実施するにあたって、対象とする人たちの信仰を考慮する必要があることを主張しています。
  • 【提言】そして、この主張から、さらに、インドネシア人を初めとするムスリムが増加し、多文化化している日本の学校においても、信仰を考慮した防災教育が必要であるという、より具体的な提言を導いています。

来週は外語祭のため休講のため、次回は12月1日です。

2週間後のゼミにむけて課題を出します。今日の第6節の分析を参考にして、まず第1節~第5節の各節は分析してください。次に、各節の分析を踏まえて、この論考全体を論文らしい形に変えるための方法を考えてください。最後に、これらをレポートにまとめて提出してください。次回のゼミではみなさんのレポートをもとに議論をおこないます。

2022年11月10日

【4年次対象ゼミ】

今週はHさんに進捗報告をしてもらいました。卒論のテーマは、インドネシアでの月経対処に関する地域特有の問題とその取り組みについてです。夏学期中に多くの資料を集めることができ、多角的な視点からインドネシアにおける月経対処について議論できる段階まで進捗していることが確認できました。とくに、独立戦争中の1948年の労働法に女性の生理休暇が認められていることが分かったのは興味深いです。

今後の方向として、学校教育現場での保健衛生についてさらに資料を集めることになりました。これについてはDirektorat Sekolah Dasar(教育文化科学技術省初等学校局)が進めているUsaha Kesehatan Sekolah(学校保健活動)の取り組みに焦点をあてるとよいことが見えてきました。とくにManajemen Kebersihan Menstruasi(月経衛生管理)がキーワードになることが分かりました。

次回は11月17日になります。Oさんに進捗報告してもらう予定です。ペーパーを準備して提出してください。

【3年次対象ゼミ】

今週は先週に引き続き、書評レジメをもとに、第6節「おわりに」の途中まで議論をおこないました。信仰と科学的な防災教育の関係、アデニー・リサコッタが提示した災害に対する信仰の3つの肯定的側面について議論しました。次回は、第6節の残りの議論のあと、全体の構成について、卒論作成の観点から議論をする予定です。

          

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