【4年次ゼミ】6月9日
【4年次対象ゼミ】
先週がボート大会のために休講だったので、今週は2週間ぶりのゼミとなりました。
小林寧子「国家・英雄・ジェンダー:カルティニ像の変遷」の書評レジュメの残り部分について検討をおこないました。カルティニを考えるうえでは、アベンダノンが編集した書簡集がもたらした社会的影響とそれが作りだしたカルティニのイメージと、実際にカルティニが残した大量の書簡から読み解けるカルティニ自身のイメージの間には大きな乖離があることを確認しました。
次回からは、以下の文献の書評レジュメをもとに、インドネシアのイスラームについて検討します。
- 小林寧子『インドネシア 展開するイスラーム』序章「イスラーム地域研究の方法―インドネシア・イスラームの実像を求めて」(2008年、名古屋大学出版会、pp.1-28)