先週がボート大会のために休講だったので、今週は2週間ぶりのゼミとなりました。
アンダーソン『想像の共同体』の第3章「国民意識の起源」の書評レジュメをもとに議論をおこないました。出版資本主義の発達が新しい国民共同体を生み出したという結論を支える重要な論点を確認することができました。とくに、活字出版技術を核とする出版資本主義が俗語の標準化を促進し、標準化された俗語の出版物の普及が、同じテキストを読む私たちという「国民」の意識の形成を可能にしたことが確認できました。
次回は、第7章「最後の波」について検討します。
