表象としての映画 1月13日
【リレー講義】
1月13日木曜日2限に、総合科目IIのリレー講義『表象としての映画 (テーマ「時、とき」)』の一部として「インドネシア」を担当します。1月13日、1月20日、1月27日の3回講義をおこないます。
アゴラ・グローバルのプロメテウス・ホールの大画面を使って、2008年公開のインドネシア映画『虹の兵士たち』(原題Laskar Pelangi、英題Rainbow Troops、125分)を英語字幕付きで鑑賞します。2004年に発表されたアンドレア・ヒラタの同題の自伝的小説に基づいた作品で、インドネシアでは観客動員数450万人に達し、インドネシア映画史上最大のヒット作となりました。
インドネシア西部のブリトゥン島の廃校寸前の小さな小学校を舞台に、「虹の兵士たち」と呼ばれる生徒たちと先生たちの前向きな生き方が私たちを元気づけてくれます。主人公イカルの回想という形で物語は語られます。その最後で、村を出たイカルがあこがれのソルボンヌ大学に留学することが明かされますが、村に残ったリンタンにも学校で学ぶ娘に未来を託すという形で、それぞれの希望が描かれているところに、現実を見据えながらも、夢を失うなというこの映画のメッセージが込められているようです。
今日はインドネシアについて簡単に紹介した後、予告編を見てから、本編の最初の部分を鑑賞しました。今週の受講生は316名でした。次週は、教室で子どもたちが地図を見ている場面から続けます。
■インドネシア映画『虹の兵士たち』 第1週(1月13日)今週
■インドネシア映画『虹の兵士たち』 第2週(1月20日)
■インドネシア映画『虹の兵士たち』 第3週(1月27日)
今日の配付資料、コメントシート、スライドはこのページからダウンロードできます。
■配付資料とコメントシート
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■スライド
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■参考サイト
・国際交流基金アジア映画ベストセレクション(2009年)の解説
・アジアフォーカス・福岡国際映画祭(2010年)の解説 [予告編]
・Internet Movie Databaseの解説(英語)
・「インドネシア映画の新しい風 リリ・リザ『虹の兵士たち』」(ブログ「海から始まる!?」のエントリーで詳しい紹介をおこなっています。)
・「インドネシア映画『虹の兵士たち』」(ブログ「ジャカルタ深読み日記」のエントリー)
・第3回アジア映画大賞(2009年)最優秀作品賞・最優秀編集賞ノミネート
・第59回ベルリン国際映画祭(2009年)パノラマ部門出品 [解説]
Nidji(ニジ)による主題歌Laskar Pelangiのビデオクリップ
・インドネシア音楽を紹介するブログeja cafeのエントリーでは主題歌Laskar Pelangiの歌詞と日本語訳も紹介しています。
・Laskar Pelangiを紹介するMetroTVの人気トークショー番組Kick Andy(インドネシア語):6 parts [1][2][3][4][5][6] (Youtube)
・Jakarta Post紙(2008年10月5日)のLaskar Pelangiを紹介する記事 (英語)