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【リレー講義 表象としての映画】 6月18日・25日 前編

【リレー講義】

今週と来週の2回にわたって、インドネシア映画『オペラ・ジャワ』(Opera Jawa、ジャワ語、英語字幕付き、116分)を鑑賞します。ガリン・ヌグロホ監督作品。2006年。アルティカ・サリ・デウィ(シティ)、マルティヌス・ミロト(スティヨ)、エコ・スプリヤント(ルディロ)主演。

あらすじ:スティヨとシティの夫婦は村で素焼き土器を売って慎ましいが幸せな生活を送っていた。しかし、スティヨが土器を売りに村を離れているあいだに、横恋慕した強欲な肉屋ルディロが一人でいるシティを誘惑しようとする。シティは言い寄るルディロを拒み続けるが、ルディロの歌と踊りはしだいに彼女の心を虜にし始める。

ヒンドゥー叙事詩『ラーマーヤナ』のシーターの誘拐の物語を現代インドネシアのジャワを舞台に、ガムラン音楽を伴奏にジャワ古典舞踊と現代舞踊が融合するオペラとして作り替えた、ヌグロホ監督の実験的な意欲作です。一度見たら忘れられない目眩く幻想的なシーンが続きます。

2006年ウィーンNew Crowned Hope Festival招待作品。2007年シンガポール国際映画祭最優秀作品。

New Crowned Hope映画祭での解説(英語)
Internet Movie Databaseのレビュー(英語)
フランスPyramide International社の案内(英語)
First Run Featuresのウェブサイト(英語) こちらからDVD(英語字幕付き)を購入することができます。NTSC方式・リージョンコードALLなので日本のDVDプレーヤーでも問題なく再生できます。

後編に続く

          

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