今回は、ロジカル・シンキングに関する本を読んで、ロジカル・シンキングで使われるCRFという概念について調べて説明し、具体的な例をとりあげて 分析をしてきてもらいました。
CRFというのは、C=Conclusion(結論), R=Reason(根拠), Fact=Fact(裏付け)の3段階による分析方法です。CRFは、問題を考えていくときに、仮説を立てその根拠と裏付けとなるデータを探るときにも使えますし、仮説を検証してできた結論を説明するときにも使える分析方法です。全体として、Cを頂点とし、Fを底辺とするピラミッド構造をイメージするといいでしょう。
CRF分析を使うことによって、Cの立て方を修正できたり、Rの過不足を修正できたりするメリットがあります。RやFは「もれなく、だぶりなく」出すことが必要です。そのためには、問題全体の枠組み(フレームワーク)を外さないようにすると、うまくいきます。
Cは主語・述語からなる文の形にします。Cを出すためには、テーマについての疑問文をまず考えるとよいでしょう。5W1Hのいずれかを使ってください。
今日の報告では「習熟度別クラスを実施すべきである」「プラズマクラスターイオンは浮遊菌・ウィルス等を減らす効果がある」「東京の公共交通機関は便利だ」「インドネシアでは車よりもバイクが売れる」というCについて発表してもらいました。
次回は、残りの二人のCの発表をお願いします。
ロジカルシンキングについてはN's Spiritの「ロジカルシンキングを鍛える」が参考になります。
今週は宿題があります。「参考文献目録の書き方」をA4判1枚にまとめてきてください。一人の著者による書籍、複数の著者による書籍、雑誌掲載の論文の3つのパターンがあることに注意してください。