今週は、「近代派」と「保守派」をキーワードとして、インドネシアのイスラームについて検討をしました。「近代派」と呼ばれるムハマディヤは19世紀後半以降のイスラーム復興運動の影響をうけてイスラームの改革を目指し、教育や医療にも力を入れるのに対して、「保守派」と呼ばれるナフダトゥル・ウラマは、ジャワのウラマを中心に結成され、ジャワのイスラームの伝統的な慣行を守ろうとしており、宗教的にはむしろ寛容な立場であることを確認しました。
次回は、今学期最後のゼミです。今年度卒論提出予定の人には卒論の進捗報告、提出をしない人は夏学期以降の計画を報告してもらいます。
