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【多言語・多文化社会論(歴史と現在)】 5月27日

【リレー講義】

多言語・多文化社会論(歴史と現在)で「多民族国家インドネシア」の授業を担当しました。

先週の講義で紹介されたマレーシアと比較しながら、インドネシアにおける多民族の共存の特徴を理解してもらうことが狙いです。ワークシートを使いながら、ビデオ資料「南の国のデパートガール」を見てもらいました。

1学期末のレポートの採点を終わりました。17名の受講生からインドネシアに関するレポートが提出されました。

授業では、多民族国家において宗教の違いがかならず対立にはつながるわけではないことに焦点をおいたので、レポートではインドネシアにおける宗教間・民族間の対立についてまとめてもらいました。マルク(アンボン)、アチェ、パプアを取り上げた人が多かったですが、カリマンタンや華人の問題を取り上げてくれた人もいました。

それぞれ資料を調べて問題を掘り下げていてよかったと思います。ただ、このように現在も解決していない問題については、使用した資料の発表年に注意するようにしてください。たとえば、アチェの状況は2004年のスマトラ沖大地震の前と後では大きく変わっています。最新の状況を調べるようにしてください。

          

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