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第40回日本インドネシア学会研究大会

【一般】

2009年11月28日(土)・29日(日)に京都外国語専門学校で第40回日本インドネシア学会研究大会が開催されました。プログラムは以下のとおりです。

11月28日(土)
テーマ発表「ポスト・スハルト期インドネシアにおける言語状況の変化」
趣旨説明
森山幹弘(南山大学外国語学部)
1.塩原朝子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
「東部インドネシアの言語状況 --地方語の光と影--」
2.内海敦子(明星大学日本文化学部)
「北スラウェシ州における多言語状態とマナド方言の威信と活力」
3.津田浩司(日本学術振興会特別研究員PD)
「ポスト・スハルト期インドネシアにおける華人と中国語 --地方都市における中国語学習ブームを手がかりに--」
4.北村由美(京都大学東南アジア研究所)
「ジャカルタの「言語景観」にみられる中国語使用と華人」

11月29日(日)
自由研究発表
1.Edy Priyono(Universitas Kyoto Sangyo) / エディ・プリヨノ(京都産業大学外国語学部)
「Meninjau Tren Baru lewat Singkatan Asing Kontemporer di Media Cetak Indonesia dan Jepang」
(インドネシアと日本の印刷メディアにおける現代の外国語略語にみる新しい時代の潮流)
2.スリ・ブディ・レスタリ(東京外国語大学博士後期課程)
「現代ジャワ語の敬語使用に関する調査報告--第三者敬語の使用をめぐる問題--」
3.安田和彦(京都産業大学外国語学部)
「supaya/agarに導かれる節について」
4.長南一豪(獨協大学博士後期課程)
「完了性をあらわす動詞接辞-kan」
5.高地薫(愛知県立大学非常勤講師, ガジャマダ大学日本研究センター研究員)
「9月30日事件を巡る文学と歴史」

特別講演
スダルタ(G.M.Sudarta)氏特別講演

研究大会のあと、引き続き、インドネシアを代表する漫画家(カートゥニスト)で現在、京都精華大学マンガ学部カートゥーンコース特任教授のスダルタさんの特別講演がありました。日本のマンガとカートゥーンの違い、ジャワ人のユーモアの背景としてのジャワ影絵芝居のプノカワン(召使い役)の話、スハルト時代の体験談など、興味深い話が尽きることなく続きました。
Sudarta.JPG
(ワヤン人形をもって語るスダルタさん)

          

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