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シンポジウム 《東南アジア現代文学の眺望》

【一般】

2008年11月29日-30日に東京大学駒場キャンパスで開かれる第80回東南アジア学会研究大会では、第2日に下記の要領で東南アジア文学のシンポジウムを開催いたします。東南アジア学会としては、東南アジア史学会の時代から数えても久しぶりの文学関係のシンポジウムとなります。インドネシア文学、マレーシア文学に関する発表もありますので、関心のある方のご参加をお待ちしています。

[プログラムと趣旨説明] (PDFでダウンロードできます)

日時:2008年11月30日(日) 9:00(受付開始)/9:30-16:15
場所:東京大学駒場キャンパス18号館ホール[地図

シンポジウム1 《東南アジア現代文学の眺望―作家、歴史、社会》

プログラム

9:30-9:35 趣旨説明
青山 亨 (東京外国語大学)

9:35-10:05 発表1
インドネシア:「文学コミュニティ」から見える文学実践の多様化
澤井志保 (東京外国語大学大学院/香港中文大学大学院)

10:05-10:35 発表2
マレーシア:多民族社会の中の華人文学
舛谷 鋭 (立教大学)

10:35-11:05 発表3
ベトナム:ファム・コン・ティエンの詩学
野平宗弘 (廈門大学外文学院)

11:05-11:20 休憩

11:20-11:50 発表4
タイ:タイ現代文学の登場と新ジャンルの挑戦
アット・ブンナーク (タイ中小企業開発銀行)

11:50-12:20 発表5
カンボジア:内戦終結後からの再出発
岡田知子 (東京外国語大学)

12:20-13:30 昼食休憩
13:30-14:30 会員総会

14:45-15:00 コメント1
小野正嗣 (明治学院大学)

15:00-15:15 コメント2
押川典昭 (大東文化大学)

15:15-16:15 総合討論

sea-lit-sympo-200811.png
ポスター](PDFでダウンロードできます)

【追記】
シンポジウムは無事に終了しました。ただし、タイ文学について報告する予定だったアット・ブンナークさんが、反政府市民団体によるバンコク国際空港の閉鎖の影響をうけて来日できず、参加できなかったのは残念でした。

私個人としては、文学研究におけるテキストに焦点をあてる見方と、コンテキストに焦点をあてる見方をあわせもつ複眼的な視点が大事であること、「大きな物語」から「小さな物語」への転換は、対象となる東南アジアの文学作品について見た場合には地域によって差違のある現象であるが、研究者に視点について見た場合には確かに起こっている変化であることの2点が確認できたのは収穫でした。

          

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