【4年次ゼミ】7月1日
【4年次対象ゼミ】
今週はUさんに以下の文献の書評レジュメを報告してもらいました。
- 村松伸・島田竜登・龍谷直人編『メガシティ3 歴史に刻印されたメガシティ』2016年、東京大学出版会.
オランダによるバタビア城を中心とした最初期バタビアから、城壁の南部に新市街区が広がったオランダ時代のバタビアの終わり(1945年、人口55万人)を出発点として、1960年代以降のジャカルタの人口の爆発的拡大期を経て、メガロポリスになるまでを概観しました。
首都ジャカルタが経済・政治の中心であり、インドネシア最大の都市になった条件を明らかにすることは、東カリマンタンに造られる新首都がどのような形態になりうるかを考える材料になることを確認しました。
また、ジャカルタのMRT(地下鉄)、LRT(高架軽便鉄道)などの近年の建設を踏まえたうえで、東カリマンタンでの都市公共交通の可能性を検討することも興味深いことが指摘されました。
次回は春学期最後の週となります。卒論作成に向けて夏学期の研究計画を準備して提出してください。