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【4年次ゼミ】5月13日

【4年次対象ゼミ】

今週はBさんに以下の文献の書評レジュメの報告をしてもらいました。

オルケス・ムラユの音楽がインド大衆映画音楽の要素を取り込んでダンドゥットとして発達したこと、当初は都市労働者のあいだで人気があり、1990年代には民間テレビ局が開設されてダンドゥットの全国的な人気につながったこと、その過程で地方音楽の要素が取り込まれたこと(イチェの曲にはスンダ的要素があります)、ダンドゥットの立役者ロマ・イラマがイスラームに接近する一方、イヌルが扇情的な踊りで広く支持を獲得したことなどを確認しました。

大衆音楽の特徴としてダンドゥットはさまざまな音楽要素をどん欲に取り込んで、常に変化しているため、何がダンドゥットの本質なのかという答えには簡単には答えられないという結論になりました。

英語の論文には多角的な視点でダンドゥットを論じているものがあるので、J-STORなどを利用してさらに先行研究をさぐることを助言しました。

次回は、Sさんに報告をしてもらう予定です。

          

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