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【4年次ゼミ】6月11日

【4年次対象ゼミ】

今週は、TKさんにビジネスとしてのGo-JEKをテーマに報告をしてもらいました。主な出典は以下の論文と日本経済新聞の記事です。

  • Coupez, Alice. Sharing economy: a drive to success - The case of GO-JEK in Jakarta, Indonesia. Louvain School of Management, Université catholique de Louvain, 2017. Prom. : Brognaux, Christophe ; Lejeune, Christophe. http://hdl.handle.net/2078.1/thesis:12596

報告ではナディム・マカリムが2010年に起業したGO-JEKが社会に与えたインパクトを7点に整理してくれました。もともとあったオジェックのサービス(これ自体すでにライドシェアと言えます)をスマホの配車アプリと結びつけることで総合サービス業へと展開している様子がよくわかりました。

議論の中では、GO-JEKの運転手の雇用形態が、GO-JEKよる雇用なのか、委託業務なのか、という点が話題になりました。この点は、運転手の福利厚生にも影響があり、調べる必要があることが確認されました。

また、銀行口座開設の普及がその後のキャッシュレスビジネスの展開につながったことが確認されました。

同業のGrabとの比較も話題になりました。シンガポールを拠点に置くGrabは、シンガポール市場が小さいことの裏返しで積極的に国際展開をしています。一方、GO-JEKはインドネシア市場が大きいだけに、そこで満足するのか、国際展開に成功するのかが興味深いところです。

日本におけるシェアライドの将来にもつながる興味深いテーマでした。

次回は、HAさんの報告を予定しています。

          

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